妄想小説
女子修道院の隠された秘密
八
「悔い改めるのじゃ、マリアっ。」
「はいっ。罰をお与えください。」
ヒュッ。パシーン。
鋭い空気をつんざく音に続いて黒い鞭がマリアの白い柔肌をしたたかに打ち据える音が響き渡る。
「ああっ・・・。お、お赦しを。」
ヒュッ。パシーン。
「ああ、もっと・・・。もっと、打ち据えてくださいませ。」
ヒュッ。パシーン。
鋭い鞭の打擲は数十回に亘って続けられた。真っ白だったマリアの尻たぶには何本もの赤い蚯蚓腫れが浮き上がっている。
厳しい戒めの為に後ろを振り向けないマリアの背後で、神父はおのれの僧衣をたくし上げ屹立したモノを露わにしている。その肉棒を神父の手が扱くと先端から白濁した液が床に飛び散るが 鞭の痛みの陶酔に浸っているマリアは気づかない。
「ふうーっ。」
神父が深いため息を吐く。
「マリアよ。そこで暫く悔悛の祈りを唱えているのだ。」
「わ、わかりました。神父さま。」
息も絶え絶えのマリアがやっとそう答えると、マリアの両手と乳房を縛り付けている縄の端が引かれて、壁のどこかに結わえつけられたようだった。
足に嵌められた足かせと、背中から吊られた縄のせいで苦しい姿勢を強いられたまま、マリアは蝋燭の灯り一本しかない教誨室の暗がりの中に放置されることとなったのだった。
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