妄想小説
女子修道院の隠された秘密
一
「い、いけませんわ。神父様、そんなことをなさっては・・・。」
「どうしたのだ。さっきからのお前は欲しがっている目をしておったぞ。」
「そ、そんな事は・・・。それに、ここは神聖な聖堂内の懺悔室の前です。こ、こんなところで・・・。ああ、その硬いモノを押し付けになるなんて・・・。どうかなってしまいそうです。」
「ふふふ。マリアよ。正直になるのだ。さ、これが欲しいか。欲しいのなら欲しいと言うのだ。」
「ああっ、駄目っ。そんな事、仰らないでください。私、もうおかしくなってしまいます。」
「ほらっ。欲しいのだろう。もっとあそこを開くのだ。自分の手で入れやすくなるように穴を広げるのだ。」
「そんなはしたないこと・・・。ああ、いけない。いけないわ。そんなこと・・・。」
その時、遠くから朝の御務めの開始を告げる鐘の音が鳴り響いて来る。
(はっ・・・。あれは御務めの鐘? うっ、夢・・・だったの。いけない。急がなくては。)
淫らな夢から目覚めると、マリアは慌てて身繕いを整え礼拝所へと急ぐのだった。
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