妄想小説
競泳エースに迫る復讐の罠
三十四
「さ、まずはこいつで縛ってやるぜ。トシローっ。お前はこっちに縄を掛けるんだ。」
ジローは悦子を、トシローは吟子を掴まえる。悦子も吟子も縛られまいともがくが所詮は男の力には敵わない。あっと言う間に後ろ手に縛られてしまう。その間に朱美は土蔵の奥に逃げ込むのだが、悦子と吟子を縛り終えたジローとトシローに追い詰められて朱美も縛り上げられてしまう。
三人を逃げられないように土蔵内の柱にそれぞれ括り付けてしまうとジローは元々朱美が持っていた掻痒剤のクリームの壜を取り上げる。
「や、やめろっ。そんなものを使うのは・・・。」
しかしスケバンたちがどんなに叫んでも一人ずつトシローに捲り上げられたスカートの中に手を入れられショーツを降ろされると、陰唇の奥にまで掻痒クリームを塗りたくっていくのだった。

強力な催淫効果を持つ掻痒剤はすぐさま効果を表しスケバン達は股間の痒みに悶え始める。
「どうだい? 俺たちにして貰いたくなったんじゃないか。」
「くくっ・・・。ううっ。もう我慢出来ないっ。お、おまんこにちんぽ挿してっ。この痒みを癒してっ。は、早くっ。」
一番最初に音を上げたのは悦子で、それに続いて吟子がすぐに続く。自分から大きく股を広げて男たちの挿入をせがむのだった。最後まで拒んでいた朱美もすぐ傍で悦子と吟子が男たちのピストン運動に癒されていくのをみると、もう我慢出来なくなって挿入をせがむようになるのだった。
「ううっ・・・。ああ、いい気持ちだぜ。」
悦子の陰唇にたっぷりと精液を注ぎ込んだジローが思わず歓喜の呻き声をあげる。トシローも吟子の膣内のザーメンを注ぎ込むと、まだ濡れそぼったペニスを糸を引かせながら抜き取る。
「おい、トシロー。すっきりしたから長居は無用だぜ。あいつらが警察に通報しちまう前にずらかろうぜ。」
「そうだな、ジロー。二人で肩車すりゃあ何とかあの縄梯子まで届くだろう。」
「ちょっと待ちな。アタイはどうなるんだよ。アタイだけまだ癒して貰ってないんだよ。このまま放置されたら気が狂っちまいそうなんだよ。」
「残念だったな、朱美。そんなに連続じゃ出来ねえんだよ。ま、お前が考えた地獄の苦しみさ。たっぷりと味わうがいいさ。俺たちはこれでずらからせて貰うからな。」
トシローが身を屈めるとその肩にひょいとジローが跳び乗る。
「いいぜ。ゆっくりと立ち上がるんだ。そうだ。あともう一歩。あ、掴んだぜ。」
ジローの手が縄梯子に届くと今度はトシローがジローの身体を伝って昇っていく。とうとうジローもトシローも高窓の縁まで辿り着く。
内側から高窓の小扉を押し開けると土蔵の外側に這い出る。地面まではかなりの高さがあったがもう飛び降りるしかないのだった。
「待ってよ。アタイ等をこんな格好のまま置いていくつもり?」
「じゃあな。お前等。俺たちは捕まりたくはないんでね。」
最初にジローが高窓から地面に向けて飛び降りる。さすがに5mほどの高さがあるのでしたたかに地面に足を打ち付けてしまう。続いてトシローも飛び降りるのだが、トシローも逃げるのに四つん這いになって這うように門に向かうしかないのだった。しかしその門の外には既に麗華たちの通報によって駆けつけた数台のパトカーに乗ってきた警官たちが待ち受けているのだった。
完

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