咲下着棒立ち

妄想小説

競泳エースに迫る復讐の罠



 十

 「さすがに全裸になるのは恥ずかしいだろうからブラジャーとパンティだけは着けておいたままでもいいよ。もしお前が着けておきたいのならね。さ、服を脱いだらリビングに戻るんだよ。」
 濡れた下着は気持ち悪かったが、乾いたものに着替えさせて貰えるとは思えなかった。麗華はスケバン達が何か企みがあるのだろうと思いながらも濡れた下着だけの姿になってリビングに戻る。そのリビングには部屋の中央にあるシャンデリア用のフックに縄が通されていてその先には鈍く光る手錠が結ばれているのだった。
 「こ、これは・・・。」
 「お前用のものだよ。さ、両手を前に出しな。」
 手錠に繋がれて吊るされるのだとは分かっていても麗華はスケバン達の言う通りにするしかなかった。

咲下着姿吊り3

 麗華がおとなしく両手を前に差し出すと、悦子がその両手首に天井からぶら下がっている手錠を嵌めてしまう。手錠に結びつけられた縄はすぐさま引かれて麗華は小手縛りの状態で天井から吊るされてしまうのだった。
 「じめっとした濡れた下着のままじゃ気持ち悪いだろうから乾かしてやるよ。その方がいいだろ?」
 そう言うと朱美は吊るされた麗華の真正面に悦子に言いつけて扇風機を持ってこさせ、濡れたブラジャーとパンティだけの麗華の身体に強風を吹き付けるのだった。水風呂で身体をすっかり冷やされた上に濡れた下着だけの格好で扇風機の風に当らされるのは麗華の体温をどんどん奪っていく為に他ならなかった。麗華の背後では暖炉が焚かれていたのだが、それはスケバン達を温めるのには役立っても、そこから遠く離された麗華には何の役にも立っていなかった。
 麗華は殆ど裸の身体に冷風を当てられて思わず身体をぶるっと震わせる。濡れた下着は更に風を当てられることで更に身体を冷やすのだった。
 (うっ、さ、寒いわ・・・。)
 背後の遠く離れた暖炉で暖を取っているスケバン達を見ながら、扇風機から身体に当てられている冷風に身体を震わせながら麗華は次第に尿意を募らせていた。そして漸くそれがスケバン達の狙いだったことに気づくのだった。



reika

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