男子便器放尿

妄想小説

競泳エースに迫る復讐の罠



 十五

 それでもいざ男性用小便器に向かうと、どうしていいのか分らず思わず立ち止まって躊躇してしまう。
 「ほら、そんなところに突っ立ってたんじゃ床に洩らしてしまうよ。もっと股間を突き出して便器に股をくっつけるんだよ。」
 「ああ、そんな事・・・。」
 しかし、麗華にはその屈辱的な格好をするしか道はないのだった。

男子便器立ちション

 「きゃはは。この女、立ちションしてるよ。いい格好じゃないか。恥ずかしくないのかよ。」
 後ろでスケバンたちが散々に麗華の放尿姿をなじるようにして嘲笑っているのが聞こえてくるのだが、麗華は便器から小水を洩らさないようにすることに必死で耳には入って来ない。それでも放尿の出し始めには便器の手前の床に洩らしてしまうのだった。

 放尿をし終えた後も麗華の股間からは雫がいまにも滴り落ちそうだった。それを拭うにも手近のところにペーパーも無い。まさか男のように腰を振って雫を払い落とすような格好をする訳にもゆかない。麗華にはまだ股間を濡らしたままでどうしていいのか茫然と立ち竦んでいるしかなかった。
 「どうしたんだい? もうオシッコはし終えたんだろ? いつまでそうやって便器の前に突っ立っているつもりだ?」
 次々と麗華を詰る言葉に言い返すことも出来ずに顔を俯かせて立っているしかない麗華だった。しかし何時までも男性用トイレの中に佇んでいる訳にもゆかないと麗華はトイレの出口に向かおうとする。しかしその麗華を朱美が鋭い口調で立ち止まらせる。
 「待ちな、麗華。そのままで出て行くつもりじゃないだろうな。便器の前にはお前が溢した小水が水溜まりを作ってるんだぜ。ちゃんと掃除をしてゆかなくちゃな。」
 「えっ? で、でも・・・。どうしたらいいのか・・・。」
 「床に顔浸けて舐めとればいいのさ。」
 「そ、そんな・・・。」

床舐めろ

 再び麗華は髪の毛を掴まれて無理やりトイレの床に伏せさせられる。朱美が頭の上に足を乗せて麗華の顔を床に押し付ける。
 「さ、舐めな。」
 一旦舌を出し掛けた麗華だったが、さすがに自分が出した小水に舌を付けることは出来なかった。
 「で、出来ません。お赦しくださいっ。」
 「ふん。しょうがねえな。だったらこれを代わりにやるから雑巾にして使いな。さすがにもう穿くことは出来ないんだろうからな。」
 そう言って朱美が差し出したのは、さっき悦子が鋏で切り裂いてしまった麗華のショーツに違いなかった。



reika

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