妄想小説
競泳エースに迫る復讐の罠
二十八
「悦子。顔をよおく抑えつけておくのよ。今、水を流すから。」
スケバンたちの企みに麗華は最後の力をふり絞って便器に流される水の中に顔を浸けさせられるのを必死で拒む。
「何だよ、お前。折角ひとが口を濯がせてやろうってのに・・・。便器の水じゃいやだってのかい。だったら別のもので顔、洗ってやんよ。悦子、吟子。どっちかいまオシッコ出せるか?」
朱美の言葉に麗華は顔を引き攣らせる。
「い、嫌よ。そんなこと・・・。」
「朱美。アタイだったら今オシッコ出せるよ。」
「悦子っ。じゃ、アンタパンツを脱いでここに出して見な。吟子はこいつの頭を抑えつけて便器に顔をくっつけさせるんだ。」

「へっへっへっ。ほらっ、出たっ。」
「今よ、吟子っ。」

「い、いやっ、」
放尿までは何とか出来た悦子も、男子小便器に立って放尿するのには慣れておらず小水をうまく麗華の顔に当てることが出来ないでいる。そうこうするうちに悦子が立って洩らす小水もみるみるうちに勢いを失っていく。
「ちっ。しぶとい奴だ。こうなったらあいつらの手を借りるか。吟子っ。ジローとトシローをもう一度呼んできな。悦子はこいつを逃げられないように縛り上げるのに手を貸しな。」
吟子が男達を呼びに走っていくと、悦子は朱美が麗華に両手を広げさせて逃げられないように縛り付けるのに手を貸す。麗華が床に正座するような格好で両手を広げて縛りつけられてしまうと、朱美はどこからかアルミ製の漏斗を持って来て抵抗出来ない麗華の口に差し込んでしまう。
そこへ吟子に連れてこられたジローとトシローの二人がやってくる。
「お前等、さっき射精したばっかだから勃起はしないで放尿は出来るだろ? こいつに差し込んだ漏斗にションベンは出せるんじゃないか?」
「ああ。今すぐにもう一度射精しろって言われたらそれは無理だが、ションベンなら何時でも出してやれるぜ。」
「それじゃ、そこの台の上に乗ってこいつの口に差し込んだ漏斗の中にオシッコを注ぎ込んでやりな。」
「おう。ジロー、最初に俺が放尿するからお前は漏斗を外れないように抑えておいてくれ。」
「あいよ。」
「ああ、ううっ・・・。」
「それじゃ、今度は交替だ。俺が漏斗を抑えておくから外さないようにションベンを流し込むんだぜ。」
無理やり口に差し込まれた漏斗のせいでまともに言葉を発することも出来ない麗華に向けて二人の男が放尿を始めるのだった。

麗華がスケバン達と男二人によって理不尽な責め苦を受けている間、美桜が監禁されていた居間の別室では異変が起きていた。
麗華がスケバン達にプールの方へ連れていかれたらしいことは気配では分かっていたが、美桜自身は数発の鞭で打たれた後は、天井から降りている縄で繋がれたまま放置されていた。そのリビング隣の次の間のリビングとは反対側の戸がすうっと開けられたのだった。

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