狙われた弓道部長 麗華
二十七
麗華の手から奪い取ったショーツを目の前で広げられる屈辱は先にとって拷問に近かった。
「いつもこんなに汚してるのかい? お前のあそこはよっぽどヌルヌルしてるんだね。うっ、くっさい。いやらしい臭いがするわ。これ、おしっこじゃなくてマン汁ね。どうなんだい?」
そう言われても麗華には口ごたえすることも出来ない。
「ほら、お前も臭いを嗅いでごらんよ。」
「あ、いやっ・・・。」
ショーツを翳して麗華を辱めていたスケバンの女がいきなり麗華の鼻先にショーツの裏側を押し付ける。麗華は顔を顰めて横を向いて逃れようとすることしか出来なかった。
「さて、余計なものは全て脱ぎ捨てたし、そろそろ本格的に準備しようじゃないか。」
「準備・・・? いったい何をしようと企んでいるの。」
「ふふふ。すぐに判るわよ。さ、両手を後ろに回すのよ。」
女二人が麗華の両側から近寄ってくると同時に麗華の手首を捉えて背中のほうへ回させる。麗華の手首に冷たい金属製のものが当てられる。
「な、何・・・?」
麗華が手首に当てられたものが何であるのか悟った時には既にその鉄製の輪が麗華の背中で両手の自由を奪ってしまっていた。
「ど、どうして手錠なんかを・・・。」
「アンタ、ちょっと強すぎるからね。そのくらいのハンデがないと、男たちも十分に戦えないからね。」
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