狙われた弓道部長 麗華
二十六
「ぬ、脱いだわ。これでいいでしょ?」
足からショーツを抜き取ると、オーバーサイズのトレーナ一枚の下は下着を全て脱ぎ取らされた格好で麗華は女たちに立ちはだかる。女たちは麗華の裸を観たいわけではないのは重々分かっていた。自分を辱めたいのだ。恥ずかしいと思わせたいのだと思うと余計に屈したくなくて麗華は毅然としたところを見せようとする。
「何を背中の方に隠しているの。今、脱いだものを胸の前で広げて見せるのよっ。」
「え? そ、そんな・・・。」
スケバン達に自分の屈した姿を見せまいとする麗華も脱いだ下着を晒すように命じられては口惜しさに俯かざるを得なかった。
「表じゃなくて、裏側を見せるんだよ。ひっくり返してね。どんな汚し方をしてるのかとっくりと見せて貰うからね。」
幾ら同性ではあっても自分が汚した下穿きの部分を見られるのは恥ずかしいを通り越して堪えがたい辛さがあった。それでも麗華には命令に従うしかないのだった。
「おやっ? 何だい、その黄色っぽい沁みは。おしっこの痕かい?」
そんな沁みが付いている筈はないと思いながらも、麗華には自分で確かめてみることも出来なかった。只ただ、言われるがままクロッチの内側を女たちに嘲られながら晒すしかないのだった。
「ちょっとこっちに寄越しな。」
スケバンの一人が麗華の手からショーツを乱暴に奪い取る。
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