妄想小説
罠に嵌るチア女子 蘭子
二十四
「ねえ、こいつだろ。蘭子が付きまとわれて嫌がってたって奴。」
「ふふ。そうよ。こいつ、蛭田好男っていうの。こいつも蘭子のパンチラをずっと狙って追い掛け回していたカメラ小僧よ。いつも蘭子のアンスコの写真見て、オナニーしてるって専らの噂よ。」
虹子は目の前に縄でぐるぐる巻きにされて床に転がされている蛭田好男を見下ろしていた。自分の取り巻きの連中が、指示に従って騙して連れてきていきなり四方から囲んで縛り上げたらしかった。
「こいつったら、蘭子にいい事させてあげるって言ったら、ほいほい付いて来やがったのよ。」
「西高のチア部の連中がバスケ部のレギュラーにフェラチオさせられたって噂聞いて、こいつもさせて貰えると思ったらしいわよ。」
「いい事、こいつの出番はまだだから、もう少しこうして寝かしておくのよ。水はたっぷり呑ませておいた?」
「ああ、大丈夫。たっぷりと呑ませたから。」
沙季が指でオッケーマークを作ってウィンクで答える。
「来たわよ、独りで。」
東高チア部の部室の扉を開けたのは、呼出しを受けた蘭子だった。皆には内緒で来たので、蘭子一人っきりだった。
「蘭子を入れて。部室の鍵は掛けておくのよ。」
「わかったわ、お嬢。」
蘭子は背後で扉が閉じられ鍵が掛けられるのを気配で感じた。
(もう逃げる事は出来ないのだわ。)
蘭子も覚悟の上でひとりで来たのだった。(約束をした以上、どんな理不尽な命令をされても従うしかないのだわ)そう決意の上で出て来たのだ。
「まずは両手を背中で縛るのよ。」
「縛らなくても、抵抗はしないわ。いう事を何でも聞くっていう約束だから。」
「へえ。縛られなくても言うことを聞くのね。じゃ、いいわ。そこに正座しな。」
蘭子はチア部の部室の床にペタンと座り込む。
「昨日、お前の部員たちがどんな目に遭ったかはちゃんと見たわね。」
「ええ、見たわ。同じ目に遭わせたいならすればいいわ。」
「ふふふ。同じじゃ駄目よ。だってあんたは部長なんだから。もっと酷い目じゃなくっちゃね。」
「もっと酷い目って・・・。」
「あんたの大好きなバスケ部キャプテン、裕也クンのライバルにフェラチオさせるつもりだったけど、アイツったらそれは嫌だなんて逆らったりするもんだから。あんたはこんな目に遭う羽目になったって訳よ。おい、アイツを連れて来な。」
虹子が合図をすると女達は隣室からぐるぐる巻きに縛られた好男を抱えて連れてくる。
「こいつ、知ってるわよね。いつもアンタの事を遠くから狙ってパンチラを撮ってた奴。」
蘭子は女達に縛られて連れて来られた蛭田を見てすぐに分かった。美桜たちに何度も注意されていたからだ。
「こいつに手伝って貰おうと思ってね。」
「こ、この男の・・・?」
「さ、こいつのズボンとパンツをみんなで降ろしちゃって。」
「お、おい。お前等。何すんだ。蘭子さんの前で・・・。」
「何だよ。お前。今頃になって。どうせ蘭子からフェラチオして貰えると思ってノコノコ騙されてやってきたんだろ。フェラチオなんて、お前みたいな分際には百年早いっていうんだよ。」
「え、フェラチオじゃないのか?」
「もう、お前のあそこ、どんどん大きくなってきてるじゃないか。憧れの蘭子を前にして勃起しやがって。でもお前にさせるのはフェラチオじゃないよ。お前はこの蘭子の口に小便をするんだ。」
「え、しょ、小便・・・?」
「そうだよ。蘭子はお前の便器になるんだ。人間便器ってやつさ。肉便器とも言うけどね。」
「わ、わたしに便器になれっていうの? あんまりだわ。」
「何でも言うことを聞くって言ったよね。さすがに便器になるのは自分からは無理かい。だったら、両手を縛って皆で肩を抑え込んで口を開けさせてもいいんだよ。」
「ひ、酷い事を・・・。いいわ。約束をしたんだから縛られなくても言われたとおりするわ。」
「ほう、聞き分けがいいね。蘭子、じゃ口開けな。」
「くっ・・・。仕方ないわ。さ、すれば。」
そう言って蘭子は目の前に縛られて勃起したペニスを丸出しにしている蛭田のほうを向いて口を開ける。
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