並びフェラ

妄想小説

罠に嵌るチア女子 蘭子



 十九

 目隠しをされていた蘭子以外のチア部女子たちも事態を理解し始めていた。東高バスケ部の男達のペニスを咥えさせられてザーメンを呑み込めというのだった。両手は縛られて手を使うことも赦されないのだ。
 「さ、行くぜ。」
 美桜の前に立った男が美桜の後頭部に手を当てて自分の股間に美桜の口を引き寄せる。
 「あ、いやっ。うっ、うぐっ・・・。」
 有無を言わせないやり方だった。それを見た他の四人もそれぞれに目の前の女子に自分のペニスを咥えさせる。
 「あふっ・・・。」
 「あぐあぐっ・・・。」
 「チュパッ。」
 それぞれに卑猥な音を立てながら次々と女子たちがフェラチオを強要されていく。ただ一人、目隠しをされていない蘭子は、部員たちが非情な責め苦に遭うのをただじっと観ているしかないのだった。
 「どお、部長さん。目の前で仲間たちが処刑されているのを見ている気分は?」
 虹子が蘭子の傍に寄って行って詰るように話しかける。
 「何だって、こんな事をしなくちゃならないの?」
 「ふふふ。まだよく分っていないようね。お前に罪悪感を擦り込む為だよ。だって、こいつらがこんな目に遭っているのは、お前が恋人に最後の試合をさせてやりたくて賭けをしたせいだろ。」
 「ああ、みんな私のせいなのね。私が賭けをするって言ったばかりに。ごめんね、みんな。」
 「うぐうぐうぐ・・・。」
 傍で美桜がチンポを喉奥まで咥えさせられたままで(違うわ)と言いたげに目配せするが、声にならない。
 その横で麗子に咥えさせていた男子が腰を縦に大きく揺さぶり始めた。
 「ああ、いいぜ。堪らん。ああ、いきそうだ・・・。」
 どんどん感じてくるらしく、麗子の頭を両手で抑えて今度は腰を前後に激しく動かす。
 「あぷっ。ぷはあ・・・。」
 堪らなくなって麗子が首を大きく横に振ると唇の端から白濁した液体が宙を飛ぶ。
 「あ、洩らしたね。言ったろう。最後まで全部呑み込めなかったらお代わりの罰だよ。誰かもう一人、控えの選手を呼んできな。」
 一旦ペニスを外してしまった麗子にあてがわれた男子は再び麗子の口にまだ屹立の収まりきらない肉棒を無理やり突き立てて最後まで果てると、麗子が吐き出せないように麗子の口に掌を当てて呑み込ませる。その様子を横で見ていて、美桜たちも覚悟を決めて溢さず呑み込めるように射精に備える。
 「ううっ・・・・。」
 美桜の男がいきなり果てた。男が動かなくなるのを見て、美桜は目を瞑って口の中の粘っこいものを無理やり嚥下する。他のふたりもそれに倣って次々にスペルマを呑み込んでいくのだった。
 ロッカールームからもうひとりの控えの選手が走り込んできた。
 「ラッキーだぜ。俺にも番が廻ってくるとはな。」
 うなだれている麗子の前に走り寄るといきなりトランクスを下げてビンビンに立っているモノを麗子の口に突きつける。麗子は泣きながら二本目のペニスを咥えるのだった。

 「蘭子、みんなのしゃぶってる様を見て、そろそろアンタもしたくなってきてあそこが疼いているんじゃなくて。」
 虹子の意地悪そうな言い方に返事もせず、蘭子は虹子を睨みつけている。
 「あんたには部長らしく、東高バスケ部のキャプテンにやって貰うよ。」
 「え、お嬢。いいの? だって、三浦クンはお嬢の彼氏でしょ?」
 「ふん。いいのよ。アイツは彼氏でも何でもないわ。童貞を卒業したいっていうから跨ってやっただけよ。あいつはあたしの使用済のお古って訳。だからこいつに払い下げてやるのよ。蘭子、あんなにはお似合いだよ。」
 「え? そ、そんな・・・。」
 「蘭子。あんた、西高のキャプテンに惚れてるんだろ。キッスもまだしてないみたいね。だからその前にキャプテン氷川のライバルである東高の三浦にお前は口を穢されるのよ。三浦のチンポを咥えたお前に氷川がキスしてくれるかしら?」
 「そ、そんな酷い事を考えていたのね・・・。」
 「おい、じゃキャプテン、呼んできてっ。」
 「あいよ。おーい、三浦ク~ン。出番だよぉ。」
 おどけて沙季がロッカールームのほうへ走って行く。

蘭子

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