妄想小説
罠に嵌るチア女子 蘭子
二十
「おい、誰かティッシュ持ってきてくれよ。」
射精し終えて西高チア部の女子の口からペニスを抜き取った男の一人が声を挙げる。
「あら、ティッシュなんて要らないわよ。そこにしゃがんでる女のパンティで拭いたらいいじゃないの。」
「え? おお、そうだな。そいつはいいや。」
「こいつらのパンティを剥ぎ取るのよ。そして男たちに渡してやりな。」
虹子に命じられた東高の女たちは、両手を縛られて何も抵抗出来ない西高女子等から二人掛かりでスコートに手を突っ込んで白いショーツを抜き取っていく。
「きゃっ、やめてっ・・・。」
「ほらっ、パンティだよ。これでチンポを綺麗に拭いなよ。」
「アンタたち。そのパンティは今日の記念に持ち帰っていいからね。こいつらは今日はノーパンで帰るんだよ。もっとも便器の中のアンスコを穿きたきゃ別だけどね。」
その時、ロッカールームに通じる扉から沙季が出て来た。しかしその後に三浦の姿はなかった。
「お嬢。三浦クン、帰っちゃったんだって。」
「何、どういう事? あいつに西高の女にフェラチオさせるって言ったら歓んでいたくせに。」
「俺はそんな事、望んでねえって言ってたらしいよ。」
「何よ、それ?」
「じゃ、部長さんには控えの選手でして貰うことにする?」
「それは駄目よ。チア部、部長なんだからそれなりの相手じゃなくちゃ。誰でもって言うんじゃ、部長へのふさわしい罰にならないわ。」
「あ、誰か来たみたいよ。体育館の扉、どんどん叩いている奴がいる。」
体育館への扉は全て東高チア部女子たちによって内側から施錠がされているのだが、その扉を外から叩いている者が居る様子だった。
「まずい。体育主任の先公たちみたいよ。」
「みんな、こいつらを立たせて二階の渡り廊下から西校舎伝いに連れていくのよ。蘭子、アンタの処刑は明日に延期だよ。明日、放課後もう一度来るんだよ。いいね。さ、みんな早く。」
東高の女達が西高チア部の女子等を急き立てて二階へあがる裏階段の方へ導いていく。
「何で二階の渡り廊下から西校舎へ行くのか判るかい、蘭子? ウチの写真部の連中にカメラを準備して渡り廊下の下に待機させてるのさ。今日は西高チア部の言い写真が撮れる筈だからってね。お前等、ノーパンのままあの渡り廊下の吹き曝しのところを走り抜けるんだよ。」
体育館の二階から一箇所、渡り廊下を使って西校舎の二階へ抜ける吹き曝しの屋上部分へ連れて来られた蘭子たちに虹子が冷たく言い放つ。蘭子が二階の窓から外を覗くと、確かにカメラを構えた東高の男子生徒等が何人も待ち構えているのが見えたのだった。
「酷いわ。これじゃ裾を抑えることも出来ないわ。」
美桜が後ろ手に縛られた両手を翳して訴える。
「みんな。私が囮になるからちょっと待ってて。カメラ小僧たちが私を狙って追っ掛けてきたら、その隙に一斉に走り込んで逃げるのよ。いい、わかった?」
「わかったわ、蘭子。お願い。」
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