水野美保

悪夢の前夜祭


 第一部



 二十五

 生徒会長、水野美保のところへは襲って来るものはなかった。急遽エントリーが為された為、美保が目当てでやって来た者はなかったのだ。しかし、途中で朱美等による校内放送が流されたのだった。
 「もうじきフリータイムも終了となります。テニス部キャプテンの早乙女玲子さんの前で順番待ちをしている男性諸君。今なら生徒会長の身体が空いています。童貞を卒業するチャンスを逃さずに、生徒会長に乗り換えてはいかがでしょうか?」
 テニスコートで凌辱の順番待ちをしていた二人の男が目を合わせる。十人居た順番待ちの男たちの中で、さきほどのジャンケンで最下位を引いてしまった二人だった。
 「おい、生徒会長に鞍替えするか。」
 お互い頷きあうと、裏アカウントのラインで案内されていた会場のうちの生徒会室をスマホで確認すると、ズボンを降ろしたまま二人で駆け出したのだった。

生徒会長凌辱直前

 他のキャプテン達よりは長い時間放置されていた為に、水野美保も尿意の限界を迎えつつあった。そこへ下半身裸でペニスを屹立させたままの男二人が現れたのだった。
 「だ、駄目よ。お願い。もう洩れそうなの。先にトイレに行かせてっ。」
 美保は男たちの姿を認めるなり憐れみを込めて懇願する。
 「駄目だね。もうこっちはずっと待たされてここもビンビンに立っているんだ。そうだ。だったら、こいつを咥えるんだ。俺が射精出来たらトイレには行かせてやる。」
 「そ、そんな・・・。わ、わかったわ。咥えるから。」
 美保ももう我慢の限界で冷静に考える余裕がなくなっていた。

高野恭子顔

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