悪夢の前夜祭
第一部
二十二
プールサイドのコンクリートの上に両脚をデッキブラシに縛られて開かされて俯せに横たわる高野恭子の元にも男たち五人が群がっていた。
「何なの、貴方達。何しに来たの?」
虚勢を張って努めて居丈高に近づいて来る男たちを威嚇したつもりの恭子だったが、所詮後ろ手に縛られた上にデッキブラシで脚を開かされた状態では襲ってくれと言わんばかりの恰好なのだった。
男たちは互いに頷きあって、声は出さずにジェスチャーで何やら話し合っている。打合せが出来たらしく、男三人が恭子の背後から近寄り、三人掛かりで恭子の身体を仰向けにひっくり返す。残ったうちの一人が傍に落ちていた大型の鋏を取り上げる。もう一人が顎でそれを使うように促すと、鋏を手にした男が近づいてきた。
「な、何をするつもり・・・。ま、まさか・・・。」
男は無言で恭子の傍らに片膝をついてしゃがみ込むと恭子のワンピースの水着の肩口の部分に鋏の刃を当てる。
「や、やめてっ。」
チャキーン。
鋭い音が響き渡ると、恭子の水着は肩の部分でちょん切られてしまう。もう片側の肩にも鋏が入れられると恭子はつるりと皮を剥くように水着をそのまま降ろされてしまう。裸の乳房が露わになってぷるんと震える。男の手は乳房だけでは止まらず、そのまま水着を腰の下まで引き下げてしまうので、今度は陰毛の生えそろった股間までが露わにされてしまうのだった。
「い、嫌っ。」
しかし、足元に廻った男がデッキブラシの真ん中を掴んで持ち上げるので膝に布切れと化してしまった水着の残骸を付けたまま、恭子は裸の尻を股を丸出しにして男に晒してしまうことになるのだった。男二人が両側から恭子の足首を括り付けているデッキブラシをもたげると足元に蹲っていた男がズボンを降ろし始める。
「ま、待って。お願い。トイレに行きたいの。さっきからずっと我慢してるの。」
しかし男は耳を貸さない。ズボンの次にトランクスを降ろした男のモノは既に天を向いて屹立していた。そのモノを手を添えて恭子の剥き出しの陰唇に当てると、そのままズブッと割れ目の中に押し込んだのだった。
「ああ、駄目っ。」
男がピストン運動している間は必死で耐えていた恭子だったが、男が身体の中で果てて勢いを失ったペニスを抜き取った瞬間に我慢の限界が訪れた。
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