教壇女教師

近未来性教育プログラム




 二十六

 翌日、薫は四人の生徒を呼び出していた。いずれも前回までに行われた第二段階の特別授業で異性を縄で捕獲し損ねて性行為に至ることの出来なかった男子生徒たちだった。
 「今日はまず皆さんに指導教官の私から謝ることがあります。前回の狩猟ゲームで貴方達を競わせて失敗させたことで、貴方達の自尊心を傷つけてしまったことを謝らせてください。深く反省しています。本当に申し訳ありませんでした。」
 薫は四人の生徒の前で深々と頭を下げる。
 生徒達は自分が狩猟ゲームに失敗したことは分かっていても、他のメンバーのことは知らなかった。それで互いに顔を見合わせていた。
 「貴方たちにも今回の特別授業を今日の補修によって無事卒業して貰う必要があります。その為に私、早乙女薫が身を呈して貴方達の性の抑制を解放させたいと思っています。」
 生徒たちは目の前の薫が言っていることが理解出来ず、再び互いに顔を見合わせる。
 「つまり、私が前回の女子生徒の代わりになって貴方たちの欲望を叶える人身御供になるのです。ただし今回は競ってではなく、皆さん仲良く交代ごうたいでしてください。」
 「先生、それはつまり俺たちが交代で先生のことを縛り上げて好きにしていいってことかい?」
 一人の男子生徒が代表して薫に質問する。
 「そういう事です。」
 薫も深く頷く。
 「目隠しはしないでいいのか?」
 「今回は競うわけではないので不要です。私の方が目隠しをします。私には誰が私を犯したのか分からないようにする為です。ですから遠慮なく性の欲望に従って行動してください。」
 そういうと、薫は目の前に置いてあったアイマスクを取ると自ら自分の眼を蔽う。

自ら目隠し

 「さあ、これで私の方からは何も見えないわ。貴方達の欲望のままに動いていいのよ。」
 「先生。この間みたいに先生のことも縛っていいんだね。」
 「それから先生の服も脱がしてしまっていいんだよね。」
 薫は見えない男子生徒等に向かってゆっくりと頷く。それでも生徒達はまだ躊躇していたが、やがてそのうちの一人が傍らの生徒に向けて目配せをする。その相手も目配せの合図に無言で頷くと、二人で薫の方へ近づいてゆき両側から薫の手首を捉えると後方に捩じり上げる。
 「あっ、痛いわ。」
 しかし男子生徒は手の力を緩めずに残っていた男子生徒の方に顎で合図を送る。それをみた一人が薫に近づいていって、真正面に立つと薫の顎に手を掛け上向かせる。
 「ああっ・・・。」
 乱暴に扱われても抵抗しないのを確かめると今度は胸元に手を伸ばしてブラウスのボタンを外していく。それを見たもうひとりが薫の腰の方に手を伸ばして、スカートのホックを探る。両手を抑えられているので薫はされるがままになっているしかなかった。
 ブラウスのボタンが全部外されてしまうと、片方ずつ袖から裸の手が抜き取られていく。両手からブラウスが上着ごと抜き取られたところで薫は両手を後ろに交差させられ、その手首に縄が巻かれていく。
 自由を奪われた両腕を二の腕の部分で掴まれて椅子から立ち上がらされるとホックを外されたスカートがストンと床に落ちる。最後に残ったブラジャーとストッキングに包まれたショーツに男子四人の手が一斉に掛けられると、一人の合図でそれらが一斉に引き千切られる。

薫

  次へ   先頭へ



ページのトップへ戻る