近未来性教育プログラム
十三
「あっ、ああっ・・・。」
余りの心地よさに龍之介は我を失いそうになる。
いちははゆっくり口をすぼめて熱く滾る肉棒を喉の奥へと導いていく。上目遣いに龍之介の方を見ると、既に目を細めて恍惚感に浸っているのが分かる。
(そんなに気持ちいいの・・・? だったらこれもしてあげるわ。)
いちはは手を伸ばして屹立するペニスの裏側にぶら下がっている二つの塊を手のひらの中に包み込む。
『勃起したペニスの根元を握りこみながら、その下の陰嚢をやさしく手のひらに包み込むようにしながら会陰を指の先でなぞるようにこすっていく』 正しい男子の自慰の仕方という女子に配られたパンフレットに書いてあったことを、いちはは思い出しながら実行してみたのだった。
「うっ、そ、それは・・・。ああっ。」
会陰を指でなぞられる快感に思わず龍之介は声を挙げてしまう。
「ぷふっ。はあっ・・・。これ、そんなにいいの?」
口の中から反り返ってきたペニスを吐き出すと、いちはは龍之介に会陰を擦り続けながら問いかける。
「あ、ああ・・・。お前、どうしてこんなに上手いんだ?」
「ふふふ。普段から勉強してるだけよ。さ、フェラチオも十分してあげたんだから、そろそろ見せて貰うわよ。貴方が射精するところ。」
そう言うと、いちはは片手で龍之介の陰嚢を掴みながらもう片方の手を人差し指と親指で輪を作ってペニスを挟み込むと、棹に沿って激しく摺動させ始める。
「うっ・・・。ああ、ああっ・・・。」
激しい動きに合わせて龍之介はペニスを赤黒く充血させてぱんぱんに膨れ上がらせる。
「あ、駄目っ。イクぅ・・・っ。」
突然それはいちはの手の中で暴発した。放出された白濁したスペルマが宙を跳ぶ。
「す、凄いわ。これが射精っていうものなのね。」
いちはは握っていた手にもたっぷり流れ出たスペルマを目の前でじっくり観察してからポケットから出したハンカチで拭う。
「あなたのもついでに拭いてあげるわ。」
自分の手の甲を拭い終わってから龍之介の精液まみれのペニスにもハンカチを当てる。しかし、そのペニスはいちはが拭い終える前にどんどん萎えていくのだった。
「ああ、もうこんなに勢いがなくなってる。出しちゃうとこんなにも早くちいさくなっちゃうものなのね。」
「は、恥ずかしいからそんなに見るなよ。」
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