自剃毛

妄想小説

続・訪問者 悪夢の教団総本山


 五

 シャワーブースに入ると渡されたシェービングジェルを生え始めている恥毛のある股間に塗りたくると、剃刀を当てる。ジョリ、ジョリという音と共に、京子のあそこが再びつるつるの恥丘になったのだった。シャワーでジェルと纏わりついた恥毛を洗い流し渡されたバスタオルで身体を拭った京子は再び僧衣を纏おうとして脱いで置いておいた僧衣が無くなっていることに気づく。
 「あ、あの・・・。さっき、着ていた僧衣は?」
 「謁見場に入るのに、僧衣は必要ありません。そのままの格好で入るのです。ただ、その前に貴方には戒めを受けて貰わねばなりません。」
 そう言いながら新たに現れた巫女は京子を案内してきた二人の巫女に目配せする。
 「え、どうして私が縛られなければならないのですか?」
 「教祖様は神です。そしてその教祖様に謁見させて貰う者は罪びとなのです。その事をちゃんと認識する為に、縛られた罪びとの格好で教祖様の前に立たねばならないのです。」
 「そ、そんな・・・。」
 京子が抗う間もなく、二人の巫女によって京子の両腕は背中に捩じ上げられ手首に荒縄が巻かれてあっと言う間に後ろ手に縛り上げられてしまった。もはや無毛の股間を隠す術もなくなっていたのだった。京子はその上で目隠しの帯を目に当てて後頭部で括りつけられ、罪人が刑場に引き立てられていくように、京子は教祖謁見の間へと両側から腕を取られて引き立てられていったのだった。
 京子の目から目隠しが外され、やっと辺りの様子が確認出来るようになった時には、京子を案内してきた巫女等の姿は掻き消えていた。
 京子が立っていたのは、謁見の間と呼ばれている部屋らしかった。広々としている上にに天井は何処まで高さがあるのか判らないほどずっと高みまで吹き抜けていた。
 目の前真正面を見上げると、巨大なキリスト像のような十字架に架けられている男性の像があった。ただ普通のキリスト教のキリスト像と異なるのは、腰の周りに何も纏っていないだけではなく、股間の男性自身が勃起して反り上がっていることだった。その太さは恥ずかしくてじっとは見つめてはいられないほどだった。

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