花嫁衣裳

妄想小説

続・訪問者 悪夢の教団総本山


 二十四

 「ねえ、悦子さん。どういう事なの? 献婚の儀って何なの?」
 「知りたい? そうねえ。まあ世間で言えば結婚式みたいなものかしら。ま、誰かの嫁になる訳ではないけれど。」
 悦子は全ては教えないのだが、実は形式上は神に身を捧げてその召使となる誓願の儀式なのだが、実際には教団の男性信者たちの性の慰み者になるという儀式なのだった。

 気づくと何時の間にか悦子ら女性信者は居なくなっていて、顔半分の目の部分だけ被う仮面を着けた男性信者ばかりになっている。何処をどう通ったのか判らないまま、京子は礼拝堂のような場所に両手と胸をきっちりと縄で縛られたまま、両腕を取られて進まされていた。礼拝堂の中央には真っ赤な分厚い絨毯が敷かれている。その入口まで来ると、介添えの男が京子のウェディングドレスの裾を前側で掴み、たくし上げて腰に回された縄に挿しこまれてしまう。その為、京子はドレスが足首まである長いものなのにも関わらず、太腿から拘束具を嵌められた股間までを丸出しにさせられてしまうのだった。
 突然、結婚行進曲に似た音楽が響いてきて、京子は両側の仮面マスクの二人の男に付き添われて前へ進まされる。赤い絨毯の上を歩き切ると、祭壇前に出て、その場で膝まずくように命じられる。目の前に同じく眼だけを蔽う仮面を着けた神父のような男が献婚の儀の開始を宣言する。
 京子が見上げると、祭壇の上には台座に載せられた金色に輝くペニスを模った張り型が置かれている。戒めを受けたままの京子は二人の屈強な男に身体ごと持ち上げられ祭壇の上へ運ばれて、脚をM字型に開かされて金色の張り型に股間を突刺すように下されてしまう。
 「あううっ・・・。」
 股間の拘束具は陰唇部分がリング状の鉄の輪で出来ているのでその輪の中心をペニスの張り型が貫通するようになっているのだった。京子の陰唇にペニスの張り型が深々と挿入されてしまうと台座についていた紐で京子の脚はM字開脚のままの格好で括りつけられてしまい、その格好から身体を動かすことが出来なくなってしまう。
 その後、神父は大きなガラスの盃になみなみと注がれた透明な液体を持って来させ、無理やり京子の口を開けさせると、中に注ぎ込み始める。京子は数人の男たちに頭を抑えつけられているためにそれを呑まざるを得ないのだった。
 盃の液体をすっかり飲まされてしまうと、今度は張り型をM字に開いた脚の間に挿しこまれたままの格好で十字架に磔にされることになる。背中の戒めは一旦解かれたものの、十字架の横の桟に両手を広げる格好で括りつけられる。十字架上の高みから会衆のほうを見下ろすと、参列している男性信者は皆仮面のマスクをしているだけではなく、下半身は皆裸で何も穿いていない。男性自身を剥き出しにしていて、中には既にそれを勃起させている者も居ることに気づく。
 「それでは、これより拝領の儀に入ります。」
 神父のような格好をした男がそう宣言すると下半身裸でペニスを剥き出しにした会衆たちが一斉に赤い絨毯の中央通路に並び始める。
 京子は十字架上から降ろされて再び背中で両手を縛り上げられ、祭壇前の中央に金色のペニスを股間に挿したまま座らされるのだった。
 すると神父の合図によって、列に並んだ男たちが順番に屹立した各々の生のペニスを京子の口に挿し入れ、フェラチオを強要するのだった。
 会衆の数は多く、果てしなく続くフェラチオの連続の中で京子は尿意を催し始め、先程大量に呑まされたものが只の水ではなかったことを知るのだった。
 「うっぷ、もう駄目です。おしっこが出そうなのです。もう無理です。」
 そう訴える京子に神父は冷たく首を横に振るのだった。
 「最後の会衆者のペニスを咥え終わるまで放尿することは許されません。」
 「そ、そんな・・・。ああ、早くして。もう駄目っ。洩れそうっ・・・。」
 京子は額から脂汗を流しながら必死で尿意をこらえ、次々に男のペニスを咥えていく。
 最後の男のペニスを咥え終えたところで京子の前にガラスで出来た大きな盥のようなものが置かれる。腰や脚に括り付けられていた張り型の紐が外され、股間から抜かれるのを待てないかのように、京子の股間から小水が孤を描いてガラスの盥の中に迸りでる。その様子に仮面の男達は、やんやの喝采を浴びせるのだった。

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