監禁妻への折檻
五十九
「え、どうして私、こんな風に繋がれているの?」
身動きしようとしても、頭の上で両手に巻きついている鎖がガチャガチャ音を立てるばかりで逃げ出すことも出来ない。そこへ甲冑に身を固めた兵士が何人もやって来る。
「あ、貴方達は何者なの・・・?」
「もう忘れたのか、王女。いや、もはやお前は王女ではなくて、魔女の生まれ変わりと証された囚人なのだ。お前の親の王も女王も既に処刑済みだ。本来ならば王や女王と同じく処刑するところなのだがな。そのお前の身体と美貌は焼き尽くしてしまうのはもったいないという兵士も多いのでな。ふふふ。皆のお楽しみの為に生き残らせてやろうというのだ。」
「何ですって? わたしを兵士たちの慰みものにしようというつもり・・・?」
「そうだ。お前はこれから一生、兵士たちの性奴隷として犯され続けるのだ。」
「い、嫌です。そんなの・・・。」
「お前にはもはや選択肢はないのだ。これから一生、性奴隷として過ごす為の大事な準備をするのだ。お前たち、こやつを一旦鎖を外して処刑用の十字架に磔にし直すのだ。」
「おうっ。」
「や、止めてっ。手を離すのよ。いやよ。」
「ふん、じたばたするんじゃない。さ、連れていくんだ。」
「ああ、誰か助けてっ・・・。」
一旦鎖は解かれたものの、両手を後ろ手にきつく戒められ兵士たちに縄尻を牽かれて処刑場に連れて行かれるのだった。
「こ、こんなところに磔にして私に何をしようというの?」
「ふふふ。たとえ逃げ出したとしてもすぐに捕まるように永久に消えない性奴隷の証しをお前の身体に焼き付けておくのだ。みるがいい。これだ。」
磔にされて身動き出来ない王女の目の前に差し出されたのは、赤く焼けた焼き鏝なのだった。その先端には真っ赤に光るMの文字がくっきり浮き出ている。
「このMの字はお前のイニシャルだと思っているかもしれないが、本当はマゾを示すMなのだ。一生、凌辱される身分であることを示す為に、これからお前の尻にこの文字を焼き付けてやるのだ。者ども、こやつのドレスを剥ぎ取ってしまえ。」
「ああ、やめてっ。そんなこと・・・。い、いやよ。」
「さあ、尻を出せ。その白い柔肌にくっきりとこの奴隷の証しを焼き付けてやる。」
「いやっ、やめてぇ・・・。」
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