倫子森中全裸磔

監禁妻への折檻 第三部



 五十

 「さあ、お前はここに磔にされて凌辱されるのだ。」
 「ああ、そんな・・・。ああ、誰か助けに来てっ。」
 それは倫子の心の中では琢也に向けた叫びだったが、数馬には妄想ごっこのお姫様役の台詞にしか思えなかった様子だった。
 「ふふふ。そんな助けを求めて叫んでみたところで、助けが来る前にお前は我々の性の奴隷になって屈服して犯してくださいと泣き叫ぶようになるのだ。」
 そう台詞のような文句を唱えている数馬が、倫子からは見えない背後で朱美から入手して貰った秘薬の壜に指を突っ込んでいることなど知る由もなかった。
 後ろに回った数馬の手が倫子の腰を伝って、茂みを剃り落とされた無垢の股間に向かって伸びて来る。その指の先が陰唇をやがて探り当てる。
 「あ、駄目っ。赦してっ・・・。」
 叫ぶ倫子にはそれを拒む何の手段もなかった。陰唇とその上の陰核をのの字を描きながらまさぐり続ける指の先がやがて割れ目の奥へと侵入してくる。その途端、倫子は身体の中心に熱いものが走ったような衝撃を受ける。
 「うっ・・・。何、この感触?」
 割れ目の奥へと闖入した指先は、その中の襞を弄ぶように媚薬を塗りこめていく。しかし、何も知らない倫子はただ性器の内部を蹂躙されているとしか思っていない。
 「ようし、もういいだろう。少し効き目が出てくるまでここで待っていろ。お前を天国へ送ってやる道具を持ってきてやるから。」
 数馬は倫子の裸の両脚を幹の途中に持ち上げて括り付けてしまうと謎の言葉を最後に姿を消したのだった。

倫子

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