監禁妻への折檻
二十一
倫子は自分の尻がもう赤く腫れあがっているのを感じていた。しかしそれよりもこれ以上音を立てていると二階にいる二人の客に気づかれてしまうのではと気が気ではなかった。倫子は数馬のスパンキングを止めさせる為に口に咥えていたブリーフを落とすと、数馬のほうへ向き直っていきなり数馬の股間にむしゃぶりつく。尻打ちを始めた時にはいきり立っていたそのモノが、既に厭き始めていたのか、萎え始めている様子だった。それが倫子の口の中に吸い込まれると次第に硬度を取り戻してくる。倫子に自分からフェラチオをさせたという征服感に酔いしれている様子だった。倫子の方も、この状況を早く終わらせるには数馬に絶頂を迎えさせて放出させてしまうしかないと思い必死で硬直してくる肉棒を貪ったのだった。
倫子の口の中で果てると、数馬は満足し切った様子で湯から上がって脱衣所に向かう。縛られたままで取り残されてはいけないと倫子も慌てて後を追うが、数馬は戒めを解いてはくれなかった。バスタオルでさっと自分の身体を拭うと、そのタオルを使って今度は縛られたままの倫子の身体をくまなく拭き始める。自分の意に反して上向きに尖ってしまっている乳首を丹念に揉みほぐすように拭った後、恥毛を失ったすべすべの陰唇をこちらもまさぐるようにタオルで拭うのを倫子はただされるがままに身を任せるしかないのだった。
「ね、もう解いてっ。」
頼み込むように上目遣いに数馬に請う倫子に数馬は冷たく言い放つ。
「寝室まではこの格好で行くんだ。そのほうが刺激的だろ?」
「そ、そんな・・・。」
しかし言い出したら聞かない数馬の性格をよく知っている倫子は言い争いをしていても時間が無駄に経過するばかりだと気づいて裸の前を隠すことも出来ないまま先に立って寝室へ小走りに急ぐのだった。
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