妄想小説
宇宙刑事シャイダー アニーに仕掛けられた罠
二十五
大男がアニーの首根っこを抑え込んだまま持上げるので、アニーは身体を仰け反らせて宙に浮いてしまう。スカートがずり上がってその下に穿いているアンスコが露わになる。
「見て、あそこっ。パンツに浸みが出来てる。」
「あの女宇宙刑事ったら、闘いながらお洩らししてるのよ。」
首を掴まれて持ち上げられているアニーの耳にもギャル軍団の女達の声が聞こえてくる。
(いや、見ないでっ・・・。)
恥ずかしさに何とか腕を振り払いたいのだが、男の腕はびくともしない。仕方なく男の腕を振り解くのは諦めて股間に手をやって隠そうとする。しかし、それは何とも無様な姿だった。
(まさか、こんな所を実況中継されているのでは・・・。)
しかしアニーが心配した通り、実況テレビカメラは露わにされているアニーの下半身をクローズアップさせていた。
(いや、撮らないでっ・・・。)
大男はアニーが腕の中で抵抗するのを諦めた様子なのを見てとると、アニーの身体ごと頭の上に持ち上げて地面に向けて投げおろしたのだった。
「ああ、いやっ・・・。」
アニーの身体が大きく宙を飛んでいく。必死で受け身の体勢を取るアニーだったが、スカートは大きく翻り、股間に浸みを作ったアンスコを丸見えにさせてしまう。
「みて、パンツ、あんなに濡らしちゃってる。」
「いやあねえ。恥ずかしくないのかしら?」
「今度はあたい達、ギャル軍団がお相手だよ。ほらっ、脚を開きな。」
今度はギャル軍団の女達に腕と脚を掴まれ、思いっきり左右に牽かれると大きく股を開かざるを得ない。沁みの付いたパンツがカメラに大きくアップされてしまうのだ。
「こ、こんな仕打ちを受けるだなんて。」
「こんな無様な姿をいつまで晒しておく積りだい、女宇宙刑事さん。全国のちびっこたちがこの中継を観ているのをお忘れかい?」
「ああ、惨めだわ。もう放してっ。」
「だいぶ参ってきたようね。そろそろとどめを刺すか。おいミラクラー。アニーの両手を掴んで腹を無防備にするんだ。」
戦闘員たちがギャル軍団から引き渡されたアニーの両手を掴んで高く引き上げ、腹を無防備にさせると、その腹目掛けてギャル軍団たちが次々にボディーブローを打ち込んで行く。その一撃、一撃に次第にアニーの意識が朦朧としてくるのだった。
(ああ、もう駄目よ。シャイダーを救うことも出来ないのだわ。)
アニーは完全な敗北を味わいながら意識を喪っていくのだった。
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