片手しゃがみ

妄想小説

宇宙刑事シャイダー アニーに仕掛けられた罠



 二十四

 自分の太腿をちらっとだけ垣間見て、愕然とする。スカートの裾から伸びる太腿に一筋の滴の痕が垂れているのだ。
 (え、まさか・・・?)
 アニーは激しく動揺する。
 (いったい私、どうしたっていうの? そう言えば、さっきから身体の、否、下半身の中心に感覚が無いみたい。)
 アニーの様子がおかしいのに気づいた大男が今とばかりに掴みかかってくる。寸でのところでその手をかわし、横に飛び退く。すると着地した際に、何かがじゅわっとスカートの中で浸み出たような感触があった。
 男から目を離さないようにしながら、そっと身体の後ろ側からお尻の方に手をやる。スカートの中にこっそり手をやると、アンスコが確かに濡れている。
 (え、お洩らし? わ、わたしが・・・?)
 その時、大男が拳を振り回してきた。それを両手をクロスして何とか受け止める。しかし受け止めるのに力を篭めた瞬間にまたしても下半身で何かが垂れた感触があった。

垂れ

 「い、嫌っ。」
 つい声を洩らしてしまった。
 まわりで死闘を見物していたミラクラー戦闘員やギャル軍団たちもアニーの異変に気付き始めていた。
 「ふふふ。やっと薬が効き始めたようね。まさか鼠蹊部に局所筋弛緩剤を打たれていたなんて思わなかったようね。」
 「括約筋が痺れているから、オシッコが洩れるのを止めることが出来ないのよ。」
 「とんだお洩らし女刑事ね。これからどんな戦いをするのか見ものだわ。」
 アニーは股間が気になって、どうしても動きが鈍くなる。不安で脚を大きく開けない。すぼめた脚ではそれまでのように俊敏に動ける筈もなかった。激しい動きを逡巡していた隙に大男に肩を掴まれてしまう。必死に振り解こうとするのだが、男の力の方が勝っていた。あっと言う間に背中に回り込まれ首を抑えられてしまう。



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