胸強調

凋落美人ゴルファーへの落とし穴



 第一部



 八

 一緒に同梱されていたブラジャーとポロシャツも着けてみると、ヨンの豊満なバストをこれでもかと誇示するようなシルエットを作るようにデザインされたウェアであることがはっきりわかるのだった。さすがにこちらは乳首が透けるようなことはなかったので一安心したヨンだった。

黒アンスコ見せ

 新しい日本のスポーツウェアの専属スポンサー契約の上での初戦をヨンはまずまずの成績でこなした。スポンサーメーカーのデセックスから支給されたウェアは下着を含め全て身に着けたものの、股間が透けてしまいそうなショーツの上にはヨンが以前にも使っていた黒い厚手のアンダースコートを穿くことにしたのだった。
 試合は前半から好調であわや首位に立つかとも思われたのだが、最終ホール手前の17番ホールでまさかの痛恨のダブルボギーを叩いてしまい日本人プレーヤーに首位の座を奪われてしまう。調子を崩す原因となったのは、17番ホールのグリーンに向かうヨンに後ろからマネージャーの鮫津がそっと呟くように囁いた一言だった。
 「ヨン・クネさん。社長がお怒りです。試合の後、例のホテルの部屋へ向かってください。」
 その一言にヨンは動揺して試合を決める筈だったパットを外してしまったのだった。
 (どういうことだろうか・・・。社長の怒りを買う? 最初の試合でこんな成績で廻っているのに。まさか・・・。)
 社長から怒りを受ける原因になったものという不安がヨンのパットに迷いを生じさせ、首位に立つチャンスを失わせてしまったのだった。

 「どうですか、XXさん。今日の試合を振り返ってみて。」
 「そうですね。なんと言っても首位を守り切った今関桃子の堅実なパットが見応えありましたが、それにしても隣国のスポンサーから日本のスポンサーに切り替えて初となるトーナメントで首位に猛追したヨン・クネも見事でした。ただ、最後の17番ホールで調子を崩したのが何としても惜しいところです。それでもさすがに往年のセクシー・クィーンの名を欲しいままにしたスタイルと新しいウェアのセクシーさには魅了されましたね。」
 引退を噂されていた嘗てのセクシー・クィーンの名を馳せたヨン・クネの復活は日本のマスコミにも大きく取り上げられていたが、テレビ中継していた日本の報道陣の解説者もヨン・クネのプレイの内容よりはその容姿のほうに着目していたようだった。



yon

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