ディルドウ強要

凋落美人ゴルファーへの落とし穴



 第一部



 二十

 遂にはハンデ無しでも男達にスコアを抜かれる結果となった次のホールでヨンは既に男達に勝てるという自信を喪失していた。
 「さあて、次はいよいよそのスカートを取って貰う番だがどうするかね?」
 「え? どうするって・・・。スカートを取らないでも済む方法があるのですか?」
 「ふふふ。これだよ。」
 「な、何なのですか、それは?」
 「これはディルドウという性具なのだよ。股間に装着する器具だよ。これを装着するなら、スカートを脱ぐことを免除してやってもいい。君が是非にと願うのであれば、スカートを取る代わりにこの器具を下半身に装着することで赦してやってもいいが、どうするかね?」
 ニクラウスがヨンに示して見せたのはハート型の鉄板に棒のようなものが取り付けられた奇妙な器具だった。
 ディルドウと称する器具をニクラウスから渡されて一瞬ヨンは戸惑う。その器具はストリッパーが股間に纏うバタフライのようなものだった。しかしその前面に取り付けられている棒状のものは明らかに男性のペニスを模ったものだった。
 「こ、こんなものをどうやって装着すると言うのですか?」
 恐るおそる尋ねたヨンに帰ってきた答えはヨンがもしかしたらと惧れていたそのものだった。
 「ニップルクリップの挟みと同じ様に裏側にバネ付きのクリップが付いているだろう。それで陰唇の両側を挟んで固定するのだよ。バネ力はニップルクリップと大して変わらんからそんなに痛くはない。どうするね? これを装着するか? それともスカートを脱いで下半身を晒すかい?」
 ヨンはさすがに躊躇する。しかし残りのホールはもう数少なかった。何とかこの奇妙な性具を装着してプレイをし終えれば全裸にならずに全ホールを終えられそうだった。
 「わ、分かりました。それを着けます。」
 そう言うとヨンは男達に背を向けてスカートの前を捲り上げてディルドウを自分の股間にあてがう。受け取った時には気づかなかったのだが、クリップを陰唇に挟み込んでみて初めて二つのクリップの間には微妙な突起が作られていてそれがちょうどクリトリスを下から突き上げるような構造になっているのだった。

 股間にディルドウを装着して男達の前にヨンは立つ。残されたホールはあと二つだった。ヨンのスコートは前部分が少し膨らんで、その下に明らかに何かを装着していることが見え見えだった。

 股間に据えられたディルドウはスィングの際に遠心力で左右に大きく振れるのでその内側の突起がヨンのクリトリスを抉るのだった。その刺激にヨンは何とか耐えてこのホールをパーで逃げ切り猛追する4人の男性ゴルファーたちをイーブンの2打差で逃げ切る。
 最終ホールはアップダウンの高低差のあるロングホールだった。もう今更恥ずかしさでプレイをし損ねてもと開き直ったヨンは一番の好成績でグリーンへの最終打を打ち込む。打った場所からはグリーンは直接見えないのだが、確実にグリーンを捉えたとヨンは手応えを感じた。しかし先にグリーンに到着していたカートに乗ったキャディから告げられたのはまさかの池ポチャだった。
 確かにグリーンにぎりぎり近くに設置されていた池ではあったのだが、ヨンは距離を打ち間違えたという感覚は無かった。しかしグリーンまで来て見て、ヨンの球はグリーン傍の池の中に沈んでいるのだった。池の中に沈んだボールは明らかにアンプレイヤブルでヨンは一打罰を受け入れて続行せざるを得ない。しかしこのホールはいち早くグリーンに辿り着いたキャディの老女が予め命じられていた通り、グリーン上のヨンのボールを池の中に投げ入れたものだった。
 池ポチャのせいで、このホールも男達に首位を譲る結果となったヨンは再びポロシャツかスコートを脱いで恥部を晒さねばならない結果となる。しかもこの時には既に乳首にはニップルクリップ、股間にはディルドウを装着させられていてそのままの格好でクラブハウスには戻れるような状況ではなかったのだった。
 「さあて、どうするかね。ヨン君。スカート無しでクラブハウスに戻るか、ポロシャツ無しで乳房を露わにして戻るか、どっちがいいかね?」
 ニクラウスに意地悪く問われて茫然となってグリーンに崩れ落ちるヨンだった。
 「な、何とかそれだけは容赦願える方法はありませんでしょうか?」
 眼に涙を溜めて赦しを請うヨンの姿に男達は示し合わせたように顔を見合わせ頷き合う。
 「一つだけ方法があるが。どうかな。君が受け入れるかどうか・・・。」
 「え、何でしょうか・・・?」
 最後の一縷の望みと思って土下座の身から見上げたヨンの眼に入ったのは見覚えのある器具なのだった。
 「ああっ。そ、それは・・・。」



yon

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