
凋落美人ゴルファーへの落とし穴
第一部
二十二
ストリップゴルフに参戦させられた後に、すぐヨンは社長からホテルの部屋に呼ばれる。試合の様子を報告するのは覚悟していたことではあった。
「で、どうだったのかね。成績の方は?」
「せ、成績ですか・・・。トータルでは勿論勝つことは出来ましたが。」
「そうではなく、ストリップゴルフなんだからどこまで脱がされたのかという質問だよ。」
「う・・・。そ、それは。」
「裸でコースを廻る羽目になったのかね?」
「そ、その・・・。何とかポロシャツとスカートは脱がないですみました。」
ヨンは嘘にはならないような言い方をする。
「つまりパンティとブラジャーは脱がされたということだな。」
「は、はい・・・。」
ここは正直に言うしかなかった。
「パンティとブラジャーを取られた後は負け無しということだな。」
「そ、それは・・・。」
ヨンはパンティとブラジャーを取られてしまってから取らされた屈辱的な仕打ちを何とか話さないで済まないかと考えたが、ふとマネージャーの鮫津がビデオカメラで実況撮影すると言っていたことを思い出す。
(きっと全てビデオで観ていたんだわ。ならばもう隠しても仕方ない。)
「あの・・・。あるものを身に着けることでウェアを脱ぐのは赦して貰いました。」
「あるもの? どんなものかね。」
「乳首に嵌める錘のようなものです。クリップで乳首を挟んで錘をぶらさげるのです。」
「もしかしたらこれのことかな?」
そう言って社長はヨンの前のちいさなテーブルの上にあるものを置くのだった。

「あっ、そ、それは・・・。」
(やはり社長は知っていて自分に言わせようとしているのだわ。だとすると・・・。)
「脱ぐかわりに身に着けさせられたのはこれだけかな?」
「い、いえっ。」
ヨンは全てを正直に言わされるのだと観念した。
「それを着けて次のホールに向かいましたが、その錘の重みが気になって次のホールも落としてしまいました。」
「それでポロシャツかスカートを脱ぐ代わりに更に何か身に着けさせられたという訳だ。」
「そ、そうです・・・。」
(社長は全て知っているのだ。もう隠しても仕方ない。)
「次はディルドウというものを着けさせられました。」
「ふふふ。これだな。パーマーと呼ばせていた男が私に届けてくれたものだ。」
ヨンは次に机の上に置かれたものを見て頷かざるを得なかった。

「ではあの時と同じようにこの二種類の器具を装着して見せてみなさい。」
「こ、ここで、今すぐですか?」
ヨンはその為に最初から用意していたに違いないと初めて悟ると黙って服を脱ぎ始める。

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