
凋落美人ゴルファーへの落とし穴
第一部
三
「まあ、君。立っていても何だから、そこに掛けたまえ。」
カーテン向こう側の社長とおぼしき人物はヨンにソファに腰掛けるように薦める。
ヨンはスコートが余りに短いので裾の奥の下着が覗いてしまわないように素早く脚を組んで見えないようにする。しかしその格好は相手の社長には気に入らなかったようだった。
「君は隣国の出身だったよね。そちらのお国では目上の男性に逢う時にそんな格好をするものなのかね。」
ヨンは脚を組んで相手に対峙するのが、とても不遜に見えることに気づいて慌てて組んだ脚を元に戻す。
「あっ、す、済みません。随分と偉そうな格好でしたわ。いつも短い丈のスカートを穿いているので、つい座る際には脚を組んでしまう癖がついてしまっていて・・・。」
脚を戻す代わりに裾の上に手を置いて、さり気なく覗いてしまうスコートの奥をガードする。

「その耳に着けている変なイアリングは外して貰えんかね。」
ヨンは何を言われたのか一瞬耳を疑ったが、すぐに膝の上に置いた手をどけろという意味なのだと気づく。

手で隠していたスカートの裾の奥が相手からは丸見えになっているのを意識しながらヨンは敢えて隠さないことにした。
(二人っきりの時はどんな命令にでも従わなければならないのだから、パンツを見られることぐらいで狼狽えているのは意味がないのだわ。)
ヨンは内心で自分をそう納得させる。それでも薄いカーテンで顔は見えないながらも鋭い視線が自分のスカートの奥に注がれているのを意識せずにはいられない。
(あそこは衰えたと言っても、やっぱり男は男ね。いいわ、存分に覗きなさいわ。)
ヨンはわざとイアリングを外すのに手間取っている振りをして男にパンチラを充分愉しませる。両方の耳たぶからイアリングを外し終えても最早ヨンは手を膝の上には戻さなかった。
「今度うちの会社が立ち上げるスポーツウェアの専属モデルになって貰うのは聞いているね?」
「ええ。デセックスというブランドですね。そのゴルフウェアのモデルをするとか・・・。」
「そうだ。それに適合するかどうか、君の身体を見せて貰おうか。」
「え? か、身体ですか・・・。」
すぐにヨンは裸を見せろと言われていることに気づく。
「わ、わかりましたわ。」
ソファから立ち上がりポロシャツを捲り上げ首から抜き取るとスカートのホックを外して下す。そこで一旦動きを止めてみるが(もう充分だ)という声は帰ってこなかった。ヨンは一度息を大きく吸ってから意を決して背中のブラのホックに手を掛ける。ブラが外されると他人よりは豊満とは言える乳房が大きく揺れる。続いて腰骨の上に両手を当ててそのままショーツを下に引き下ろす。

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