
凋落美人ゴルファーへの落とし穴
第一部
二十三
「ほう。そんな格好でグリーンを廻っていたのかね。」
「い、いえっ。ポロシャツとスカートの下に付けていただけでこの姿は晒していません。」
「ちょっとその格好でスィングの真似をしてみてくれないか。」
「うっ。わ、わかりました。」
ヨンは命じられた通りにその場で脚を開くとゴルフクラブを握る振りをしてTショットの素振りをして見せる。
「ううっ・・・。」
思いっきり身体を回転させるとニップルクリップの錘とディルドウに付けられた疑似ペニスが遠心力でヨンの乳首を思いっきり引っ張り、ディルドウの内側の突起が陰唇を抉るのだった。
「ほう? そんなに痛いのかね。それじゃ、その次のホールも勝てなかったのだろうね。」
社長はヨンの顔が痛みに歪むのを見てすぐに指摘する。
「え、ええ・・・。ただクリップで挟んでいるだけでしたら我慢出来るのですが身体を大きく回転させるとまともなプレイは出来ません。」
「で、どうしたのかね。」
「最終ホールでしたので、ポロシャツやスカート無しではクラブハウスに戻れる格好ではないので・・・・。お、お尻にアレを挿して栓をすることでアウター二枚は脱ぐのを勘弁して貰いました。」
「アレというのはアヌス栓のことだな。それではそれを挿される前には浣腸剤も入れられたんじゃないのか?」
「は、はいっ。クラブハウスでのセレモニーの間、散々我慢させられてクラブ内のバスルームで排泄させて頂きました。」
ヨンはとうとうストリップゴルフでされた様々な仕打ちを全て社長に白状させられてしまうのだった。
「そうか。彼らは君が裸でニップルクリップやディルドウを付けてグリーンを廻る姿が見れなくてとても残念だったと言ってたよ。」
「そ、それだけはお赦しください。」
「まあそうだな。君のそんな姿を見ることが出来るのは君のオーナーである私だけの特権だからな。」
「あ、あの・・・。この責め具はもう外させて貰えないでしょうか。」

ヨンは涙目になりながら、乳首と陰唇の責め具の赦しを請うのだった。
「そんなに痛いのかね、その責め具は?」
「い、いえ。じっとしている分にはそれほどではないのですが、あの時のプレイのことを思い出してしまって、とっても恥ずかしいのです。」
「そうか。君のその姿はとてもそそられるものがあるので残念だが、もう外していいよ。服も身につけなさい。ところでリ・ジウという女子ゴルファーは知っているよね?」
ヨンは社長の許しを得て、そそくさと下着をウェアは身に着けながら突然耳にしたゴルファーの名前を不吉な予感と共に記憶を蘇らせたのだった。
「え、ええ。勿論。私と同じ隣国出身のプロゴルファーですわ。あ、もしかしたら引退して元プロゴルファーかもしれませんが。」
リ・ジウはヨンが隣国でプロデビューした頃の賞金女王をしていた選手だった。ヨンより先輩にあたるのだが、見掛けが童顔なのでヨンのほうが年上とみられることが多かった。ハッピィ・ボンボンという異名で可愛らしさを売り物にしていたが、賞金女王の座はすぐにヨンに奪われることになる。表面上は可愛らしさを売りにしていたリ・ジウだったが隣国のプロゴルフ界の裏側では定評の陰湿な虐めをリ・ジウから受けることが多くて嫌な思い出しかヨンにはないのだった。
「リ・ジウがどうかしたのですか?」
「その選手が君が私の会社のブランドの専属モデルをしていると聞いたらしく、自分もモデルとして雇って貰えないかと言ってきたそうなのだよ。」
「え、デセックスの専属モデルをですか? そ、それをお受けになったのですか?」
「いや、まだ検討中だ。ただ・・・。」
「ただ?」
「ああ、君と彼女ではキャラがかなり異なるからね。ブランドイメージの幅は広がることが期待できるが、ブランドイメージそのものがブレる気がしてね。」
「そうですか。出来ればデセックスの専属モデルは私一人でお願いしたいのですが。」
「それを見極める為もあってね。彼女からプライベートマッチを君とさせてくれないかという提案を受けていてね。どうかね。受けて貰えるかね?」
「社長が受けろと仰るのなら、勿論異論はありません。」
そうしてヨンは嘗ての隣国でのライバルであったリ・ジウとプライベートマッチをすることになったのだった。
第一部 完

次へ 先頭へ