
凋落美人ゴルファーへの落とし穴
第一部
十八
ヨンが脱ぎ取ったショーツはそのホールの勝者であるジャンボの手に渡る。いざノーパンになってしまうとヨンはもうスカートの中を覗かれることを気にしないことにしようと心に決める。しかしその決意も次のホールのTショットをするのにアプローチしようとして脆くも崩れてしまう。

ボールをティーにセットしようとして前に屈みこんだ際に何となく後ろから視線を感じたヨンは男達が皆屈みこんでヨンのセットアップする姿を見守っていたのだ。しかもその中でニクラウスは芝生の上に仰向けに寝転んでヨンのスカートの中を覗き上げていたのだった。
「きゃっ・・・。」
慌ててスカートの尻側を裾の上から抑え込んだヨンだったが、何も穿いていない股間をしっかりと覗かれてしまったのは間違いなかった。
ヨンは完全に冷静さを失ってしまっていた。それから先のヨンのプレイは素人かと思われるほどのミスの連発で一気にスコアを崩して奈落の底へと墜落していくかのようだった。
男達の下着から先に脱がすというやり口は完全に功を奏して、ヨンを心理的に追い詰めていた。次のホールでは男性二人が二打のハンデを使ってヨンのスコアを凌いだ。ヨンが最後のボールをカップに沈めて負けが確定するのを確認するや、ハイタッチで無邪気に喜びあう二人だった。
「つ、次は・・・。何を取るのがお望みなの?」
要求されたのはやはりインナーで、ブラジャーを外すことを求められる。ヨンは口惜しさに唇を噛みしめながらポロシャツの裾からその下のブラジャーに手を伸ばして背中のホックを外す。片方ずつポロシャツの袖から一旦片腕を抜いてからブラジャーから腕を抜き取る。乳房は豊満な方なので、抑えを失った乳房は自由になって更に胸の大きさを強調させてしまう。しかも薄手のポロシャツはその下の乳首の形をくっきりと透けさせてしまっていた。
この時点ではまだ下着を先に奪われることの意味を軽く見ていたヨンだった。アウターは何一つ脱がされていないのでプレイ開始前の様子とは見掛け上は変わらない筈だった。しかし次に一枚を脱がされる時にはいきなり恥部を晒さねばならないのだという恐怖感が余計にヨンにはプレッシャーとなってのしかかり、まともなショットが打てなくなるのだ。しかも抑えを失ったヨンの豊満な乳房はショットのスィングの際に大きく揺れて正確なショットの邪魔をするのだった。
その次のホールもヨンには散々な結果で終わることになる。遂にはハンデを含めて男性三人がヨンのスコアを上回ることになる。
「さて。次はいよいよポロシャツかスコートだが、どっちにするかはヨン君。君に選ばせてあげようと思うがどうかね?」
裸の乳房を晒すことも、無毛の股間を晒すこともヨンには考えられないことだった。
「何とか他のもので赦して貰えないでしょうか?」
「他のものだって? 何だったらいいと言うのかね。」
「あの例えばこのキャップとか、靴でもいいです。」
「はっはっはっ。話にならんね。そんなんじゃストリップゴルフの意味がない。どうするね。乳房を晒すか、ノーパンの股間を晒すか。選択肢はふたつにひとつだが?」
「ど、どうかお赦しください。」
ヨンはグリーンの芝生の上にしゃがみこんで土下座になって赦しを請う。

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