新任教師 調教の罠
二十三
教室には男子生徒だけが集められていた。いつもの理科の時間だが、女子生徒等には体育館で球技の自習を言い渡してある。
「みんな、今日は男子生徒だけに授業をします。そう言えば何の授業かは分かるわよね。そう、性教育です。」
真理子は生徒達の表情を見渡す。あらかじめ誰かに言われたのか、そんなに驚く素振りは見せていない。それよりもこれから起こることに興味津々の様子だった。
真理子は普段は授業に出ない西尾が最後列に席を取っているのに気づいていた。勿論、性教育に興味を持ってでの事ではない。西尾がそんなものは必要としないことは重々判っていた。むしろこの性教育授業は西尾が真理子にやらせたもので、その出来栄えを見張っているようなものなのだった。
「今日の性教育の主な視点は、女の子の性器に関する理解です。今日は先生自身が自分の身体を使って授業をします。集中して授業を受けてね。」
真理子はこの日はスポーティな紺のポロシャツに白の短いプリーツスカートを合わせている。プリーツスカートはわざと捲り易いように選んだものだ。
「みんな、女の子の性器って観たこと、あるかな? じゃあ、観たことある人、手を挙げて?」
クラス全体を見渡すと何人かが恐る恐る手を挙げている。中には手を挙げていいものか、周りを見渡して逡巡している者も居るようだった。
「いいのよ、観たことなくても。その為に今日の授業はあるようなものだから。じゃ、先生もまず邪魔な下着は取るわね。」
そう言うとスカートのお尻側から手を入れてショーツを掴み下に引き降ろして片足ずつ抜き取る。
「みんなによく見えるように、ちょっとお行儀悪いけど教卓の上に昇らせて貰うわね。よいしょっと。」
真理子は教卓の上に膝をついて立ちしゃがみになる。
「じゃ、スカート捲ります。」
スカートの裾が徐々に持ち上げられていくにつれて、男子生徒等の目がその裾を注目する。中にはごくりと喉を鳴らしているものさえいる。
「こ、これが・・・、性器よ。女性器、・・・。陰唇ともいいます。下の方の唇っていう意味。」
さすがに最初に見られる時は、真理子も緊張して声が上ずってしまう。
「この割目の上のほうは本当は陰毛っていう毛が生えてます。今日は授業なので皆さんに見えやすいように剃ってきています。でも普通の大人の女性は毛が生えているのを忘れないでね。」
真理子は西尾たちに縛り上げられ毛を剃られてしまって以来、ずっと股間の毛は剃り上げたままだった。今ではそれを手入れするのは毎日の日課にもなっていた。
「それじゃあ、もう少しよく見えるように膝を立てて足を開くわね。よいしょっと。」
真理子は教卓の上に尻を突いて膝を立てると、M字の格好で股を開く。
「手を使って陰唇を少おし開くわね。いい、よく見てっ。割目の内側に見えるひだひだのようなものが内陰唇。外側の分厚い肉が外陰唇よ。そして内陰唇の上に、見える筈の突起がクリトリスなんだけど・・・。今はまだ見えないかな。」
真理子には生徒たちに性器の形をよく理解して貰うにはまだある事が必要なのを感じていた。
「性器のうち、クリトリスという器官は男の人のペニスと一緒で性的に興奮すると勃起してきます。また、性的に興奮してくると、内陰唇の奥から液を分泌します。よく愛液なんていうけど、バルトリン氏腺液というものです。ちょっと誰か手伝ってくれるかな。あ、君と・・・、それから君ね。教壇の上に出てきて先生の後ろに立ってちょうだい。」
真理子は二人の男子生徒に自分の後ろに立って貰う。
「性的興奮には、乳首を揉んだり性器に触れたりすることが一般的な刺激です。でも、それは肉体的なもので、勃起にはそれと同時に精神的な刺激が必要です。どんなものに精神的な刺激を感じるかは人それぞれですが、先生の場合には縛られたりするのが一番効果的なの。だから今からこの二人に先生の手を縛って貰います。ね、そこの縄を取って先生の手首に巻いてっ。」
男子生徒は言われるがままに用意された縄を取り、二人掛かりで真理子の両手首に縄を巻き付けていく。
「あっ・・・。」
その感触に真理子は思わず、声を挙げてしまう。
「い、一緒に・・・、ブラウスの上でいいから、乳首を探り当てて優しく揉んで頂戴っ。ブラジャーはしてないから、上から触ればすぐに判るわ。陰唇のほうはみんながよく見えるように触らないでおいてね。ああ、・・・。ああ、そう。いいわ・・・。」
男子生徒が乳首を触ると、既に立ってきているのが真理子自身にも判る。
「どう、・・・。先生の内陰唇の上のほう。ちいさな突起が立ってきている? それから内陰唇の下のほう。割目の間から何か出てきていない?」
「ああっ、す、凄いっ。」
真理子の股間を見つめる生徒等が思わず歓声を上げる。
「こ、これは・・・。おしっこじゃないのよ。興奮してくると漏れちゃうものなの。愛液よ。」
真理子が教卓の上でクリトリスを勃起させ、愛液を垂らしたのを見届けて満足そうに西尾は頷くと教室を後にしたのだった。
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