新任教師 調教の罠
十四
「失礼します。」
「お、アンタが真理子先生かよ。先生なんだから、(失礼します)はおかしいだろ。(おはようございます)だろ。教室へ入る時の挨拶は。」
学校の教室に極力似せているのだろう。その小部屋への入り口は教室にありそうな引き戸だった。片方の壁には大きな黒板が設えてあり、その前に教壇と教卓がおいてある。部屋の中央にはこれも何処かの学校から持ってきたらしいスチール机と椅子が置いてあり、その椅子に身体には全く似会っていない学生服を窮屈そうに着込んだ中年のオヤジがふんぞり返っていた。
「あ、あの・・・。そうでした。みなさん、おはようございます。」
真理子はお辞儀をしながら挨拶をし直す。その上で、教卓の前の教壇に進む。部屋は薄暗いのだが、教壇の真ん中だけスポットライトに照らされている。その明かりの真ん中に真理子は立つ。
「ちょっとその教卓が邪魔で、先生の身体がよく見えないな。少し脇のほうへ立って見てくれないか。」
「わ、わかりました。こうですか。」
「ほう、なるほど。まさしく学校の先生だな。いいよ。ぞくぞくするぜ。」
男の視線が真理子の身体を舐めるかのように見回している。
「何の教科なんだい。先生の専門は?」
「え? あ、あの・・・。り、理科です。」
「ほう、理科か。じゃあ、今日は理科の勉強ってわけだ。先生、理科の授業をしてくんないか。」
「理科の・・・、授業ですか? 何を教えたらいいのでしょうか?」
「そうだな。ヒトの身体について勉強しようか。先生、チョーク持ってきたよな。」
「え、ええ・・・。」
控室から真理子が持ってゆかされたのは、出欠簿のような黒っぽい紙ばさみとチョーク入れだった。そこから一本チョークを取り出す。
「その黒板に先生が知っている男性器を思いつくだけ書いてみてくれ。」
「だ、男性器・・・ですか。」
「そうだ。男の性器だよ。理科の先生なら幾つも知ってるよな。」
黒服の男から客の求めには素直に従うことときつく言われていた。
「わかりました。」
真理子は客に背を向けると黒板に向かってチョークを当てる。ちょっと躊躇ってからまず『ペニス』と震える手で書く。
「それから? え、もうわかんないのかい?」
真理子は恥ずかしさに顔が火照ってくる。そしておもむろにチョークを引いて、ペニスのとなりに『陰茎』と漢字で書く。その次に書いたのは『男根』だった。
「それから?」
「えーっと・・・。」
頭が真っ白になって言葉が浮かんでこない。
「子供はそんなむつかしい言葉、使わねえだろ。」
「あ、・・・っと。」
さすがに『ちんぽ』と書くのは恥ずかしかった。そして続けて『おちんちん』、『ちんぽこ』、『ちんこ』と書いたが、そこでもう詰まってしまう。
「英語じゃ何て言うんだ。」
「あっ・・・。」
英語のスペルがわからず、カタカナで『コック』と書く。
「昔は何て言ってたんだ?」
そんな事を知っているんだと思われたくなかったが、『マラ(摩羅)』と書く。
「へえ、さすが先生だね。よく知ってるじゃないか。じゃあ、今度は呼び方を教えてよ。声に出して、ゆっくり読みながら同じ物を繰り返し書いてゆくんだ。」
「え・・・。ペ・・・ニ・・・ス・・・。」
恥ずかしさに顔を赤らめながら、言葉を口にし同じ言葉を黒板にも書いてゆく。その時、真理子はお尻に異変を感じる。男の手が下から撫で上げているのだ。真理子は気づかない振りをしていたが、何時の間にか男は真理子の真後ろに立っていたのだった。
「さ、続けてっ。」
「は、はいっ。い・・・、ん・・・、け・・・、い・・・。」
真理子が続けて発音しながら、文字を書いて行く間もずっと男の手は真理子の尻をまさぐり続ける。
「ち・・・、ん・・・、ぽ・・・。」
そこまで書いたところで、男の手が真理子のチョークを持っていないほうの手を取った。そしてその手を男の股間のほうへ導く。男のモノはズボンの下で既に硬くなっている。振り払いたいのだが、客がさせることを止めてはいけないのだと黒服の男に言い含められていた。
「先生が一番好きな言葉はどれ?」
「え? ・・・。あ、あの・・・ぺ、ペニス・・・です。」
「へえ。ペニスが好きなんだ。じゃあ、一番恥ずかしいのは?」
「え、えーっと・・・。ち、ちんぽです。」
「じゃあ、その言葉を繰り返していって。」
「ああ、ち、ちんぽ・・・。ちんぽ。・・・・。ち、ちんぽ。」
男は真理子に恥ずかしい言葉をわざと言わせている間も、真理子の片手を自分の股間に擦り付けさせ、真理子が言わされている言葉の本体を真理子に想像させるのだった。
「先生、万引きしたんだってね。」
「え? 万引きなんて・・・、していません。」
「万引き、したんだろ。いや、したんだ。」
「え、だって・・・。」
「万引きしたって言うんだ。そらっ。」
「わ、わかりました。万引き、しました。」
「やっと白状したな。何を万引きしたんだ?」
「え、だって・・・。」
「コンドームだろ。たしか、そうだったよな。」
「あ、あの・・・。はい、コンドームを万引きしました。」
「どうしてコンドームを万引きしたんだ?」
「あ、あの・・・。買うのが恥ずかしかったからです。」
「これからコンドームを使うんですって、店員に思われるからな。」
「ああ、恥ずかしいです。そんな事・・・。」
「しかし、万引きはいかんな。犯罪だからな。だから先生は罰を受けなくちゃな。」
「え、罰・・・ですか。」
「そうだ。罰だ。ここに物差しがある。何に使うか、わかるな。」
「えっ、物差しをですか。」
「こいつはぴしって、いい音がするんだ。」
「この物差しで打つんですか?」
「そう。どこを打たれるか、わかるよな。」
「お、お尻・・・ですか?」
「そうだ。スカートの上からって訳にはいかないからな。自分で捲るんだ。」
「そ、そんな・・・。」
「チョークを置いてその教卓の上に俯せになるんだ。そしたら、自分でスカートを捲ってお尻を出せ。」
「ああ、そんな・・・。わ、わかりました。こ、こう・・・ですか?」
「ふふふ。白い下着か。先生っぽくていいぞ。私を懲らしめてくださいって言って見ろ。」
「わ、私を・・・、こ、懲らしめて・・・くださいっ。」
ピシーン。
「あううっ・・・。」
「まだ、懲りてないよな。どうだ。」
「ああ、わたしを・・・、もっと・・・、懲らしめてく、ください。」
ピシーン。ピシーン。
「ああ、赦してっ。もう赦してくださいっ。」
涙目になって真理子は男に赦しを請うのだった。
「じゃあ、悪い事をした罰としてそこに立ってろ。悪い事をした罰で立たされるんだ。いいな。」
「わ、わかりました。ここでいいですか。」
「そんな格好じゃ、罰にならんだろ。」
「ど、どうすれば・・・?」
「自分でスカート捲るんだよ。前のほうで、パンツが見えるように両手でスカートの裾を持って、上に持ち上げるんだ。」
「ああ、そんな。恥ずかしい・・・です。」
真理子が恥ずかしさに顔を俯かせて男に命じられた格好になると、男は手にしていた物差しの先を真理子の顎にあてて上向かせる。
「さあ、どうだ。悪さをして廊下に立たされてる生徒の気持ちがよく分かるだろう。」
「・・・・。」
「どうしてそんな格好で立たされているんだ。」
「え・・・。わ、私が・・・、万引きをしたからです。」
「反省したか?」
「は、反省しました。」
「どうして、スカートを捲っている?」
「そ、それは・・・。」
「それは、お前が淫乱だからだ。」
「で、でも・・・。」
「お前は何を盗んだ?」
「え? あ、コンドームです。」
「コンドームはどこに着けるんだ?」
「何処にって・・・。あ、あのぺ、ペニスです。」
「ペニスじゃないだろう。お前の一番恥ずかしい言葉で言ってみろ。」
「ああ、ち・・・。ち、ちんぽ・・・。ああ、ちんぽに着けるんです。」
「付けたチンポはどこに入れるんだ?」
「ああ、それは。それは、ここです。この今、スカートを捲ってみせているここです。」
「ここじゃ、わからんだろ。」
「ああ、お・・・。お、おま・・・。おまんこです。」
「ここだな。」
男はそう言って手にした物差しの先を真理子が捲っているスカートの中に突っ込んで、デルタゾーンに食い込ませる。
「ああ、や、やめてください。赦してください。」
「よおし。じゃ、そろそろ違う趣向で罰を与えてやろう。さ、こっち来て教卓にうつ伏せになれ。」
「え、何をするのですか?」
「いいから、言うとおりにしろ。」
「わ、わかりました。」
「そしたら、両手を後ろに回して交差させるんだ。」
「え、ま、まさか・・・。縛るの?」
「さすが、察しがいいじゃないか。罰を与えるには縛るのが一番いいのさ。ほら、どうだ。」
「ああ、いやっ・・・。あんまりです。」
「よおし。いい格好だ。そしたら教卓の上にあがるんだ。」
「え、そんな事出来ません。無理です。」
「ほら、この椅子を貸してやる。これを踏み台にしてあがるんだ。」
「ああ、そんな・・・。こ、怖いです。」
「ようし。教卓の上に立ちあがってこっちを向くんだ。」
「は、はいっ。」
男は真理子を縛ったまま教卓の上に立たせると、踏み台にした椅子を教卓から外して少し離れたところに置き直し、自分はそこに座って教卓に立たされている真理子のほうを眺める。
「どうだ。そこに立たされた気分は?」
「お、落ちそうで怖いです。」
「それじゃあ、そのままゆっくりしゃがんで貰おうか。」
「え、で、でも・・・。」
「言う事が聞けないのなら、その教卓ごと蹴っ飛ばして倒してやろうか。」
「や、やめて・・・。わかりました。」
真理子はおそるおそる膝を曲げる。それに従ってタイトなスカートの裾は少しずつずり上がっていってしまう。男の意図は明らかだった。
(ああ、これ以上膝を曲げたら・・・)
男がにやりと相好を崩して真理子の膝頭を覗きこむようにする。
「ようし。そこで止まれ。そのままの格好で居るんだ。」
「そ、そんな・・・。」
真理子は裾の奥が覗かないようにとぴったり脚と脚をくっつけて閉じているのだが、中途半端なしゃがみ方では太腿の間にデルタゾーンがくっきり覗けてしまっているのは明らかだった。
「いい格好だぜ。」
「え、み、見えているの。見ないでえっ・・・。」
「丸見えだよ、先生。そんな格好でパンティ覗かせちゃって、恥ずかしくないのかい?」
「いや、言わないで。ああ、膝ががくがくするっ。もう、無理っ・・・。」
「よおし。じゃあ腰を落としていいよ。そのかわり、両膝を開くんだ。」
「え? それじゃ、余計に見えちゃう。」
「そうさ。股を開いて、丸見えにするんだよ。」
「は、恥ずかしい・・・。」
「ふふふ。恥ずかしいよな。だって、パンティの真中にくっきり沁みが浮き出てるんだものな。」
「え、何ですって。いや、見ないでっ。」
「誰が脚を閉じていいって言った。ちゃんと開くんだ。」
「ああ、そんな・・・。こんな格好・・・、ああ、惨めだわ。」
「ほら、こっちを観るんだ。」
男が掛けた声に目をあげると、男は椅子の上でズボンのチャックをおろして、既に屹立したものを剥き出しにしていた。
「ここのイメクラは本番もフェラチオも禁止なんでな。お前のいやらしい格好でオナニーさせて貰うぜ。しっかりこっちを観るんだ。」
「ああ・・・。私にそんなモノ、見せないでっ。」
「駄目だ。しっかり観るんだ。そしてそのいやらしいパンティをもっと、もっと濡らすんだ。」
「やめて、そんな事いうの・・・。」
「欲しいんだろ、このちんこ。」
「ああ、言わないで。」
「ちゃんと口に出して言うんだ。そのちんぽが欲しいです。」
「やめて・・・。ああ、そんな言葉・・・。そ、その・・・、ち、ちんぽが欲しいです。」
「もっとだ。」
「ああ、そのちんぽが欲しいです。その・・・ちんぽが、欲しいです。」
「先生のくせに、よくそんな恥ずかしい事が言えるな。」
「ああ、そのちんぽが欲しいです。」
「先生、もっと大きな声で言うんだ。」
「ああ、そのちんぽが、ちんぽが欲しいです。」
「ようし、褒美にちんぽを素股で嵌めてやろう。」
男はいきなり立ち上がると、教卓の上で股を広げている真理子の傍にやってくる。そして真理子の両足首を掴むと思いっきり引き寄せる。真理子はひっくり返りそうになって、慌てて縛られた両手を突いてなんとか堪える。男は真理子の太腿を引き寄せると、いきり立った男根を真理子の沁みが出てしまっている下着の真中に突き立てる。薄い布地を通して、真理子は陰唇に熱い肉棒を感じると、自分の体内からも熱いものが流れ出るのを感じ取っていた。
「ああ、こんなこと・・・。は、恥ずかしい。」
「ううっ。いくぜ・・・。」
いきなり男のものは暴発した。白い飛沫が真理子の頬にも飛んできたのを感じ取っていた。
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