用具室

新任教師 調教の罠



 二十

 「校長先生。お話しをする前に見ておいて欲しい場所があるのです。一緒に御足労願えますか。」
 呼び出された真理子が校長室へ赴いてまず校長を案内したのは、体育館内の用具室だった。ちょうど体育の授業は行われておらず、しいんと静まり返っている。
 「あの日、私は内密の相談があると持ちかけられてここに来たのです。言ってきたのは私のクラスの生徒、玉城君の親御さんでした。」
 「こんなところに、またどうして?」
 「私も最初は判りませんでした。自分の息子にも、他の生徒にも知られたくないのでと言われたのです。ちょうど中間試験の直前で、部活は禁止されていましたから体育館は誰も居ないとは判っていたので、都合がいいのかなと私も思ったのです。ちょっと中にお入りください。」
 そう言って真理子は校長を用具室の中に招じ入れる。
 「この扉は体育館側にはかんぬきがあって、錠を掛けることが出来ますが、内側にはありません。ですが、ここ。この取っ手と取っ手に鎖を掛けて・・・こんな風に錠前を掛けてしまえば外から開けることが出来なくなります。勿論、中に居るものも錠前の鍵を持っていなければ外に出ることが出来ません。」
 「つまり、閉じ込められるということ・・・かな?」
 「そうです。玉城氏は内密の相談があると言って私をここに誘き出し、奥で待っていてくださいと言ってその間にここにこの鎖を通し、この錠前を掛けてしまっていたのです。」
 「そ、それで・・・。」
 「こちら。この奥の跳び箱の向こう側に体操用のマットレスがあります。そこへ私を押し倒したのです。そして両手を後ろ手に縄で縛られました。その時使われたのがこの縄です。」
 「つ、つまり・・・。先生は、玉城氏に襲われたのだと・・・。ここで?」
 「そうです。校長にはこの場所を実際にみておいて欲しかったのです。それではそこから先の話は校長室で致しますので戻りましょう。」
 校長はまだ半信半疑の顔をしていたが、校長室へ戻りながらいろんな想像を巡らしている様子だった。

 「校長、ここから先の話は校長だけにしたいので校長室の鍵を内側から掛けておいていただけませんか。」
 「ああ、いいが・・・。その・・・。」
 そこから先は、(男と女が二人っきりで鍵の掛かった密室に居ることになるがそれでいいのかね)とでも言いたかったようだが、校長は敢えてその言葉は発しなかった。
 「さ、鍵は掛けたから安心して話したまえ。」
 真理子は校長と応接セットのソファに真正面になるように腰掛けていた。その日もかなり短いタイトスカートで来ていた。座ると裾がさらにずり上がってしまう。校長の目が泳ぎながらもぴったり閉じている両膝の部分をちらちらと見ているのは真理子も気づいていた。真理子もわざと膝の上に手を置くことをしなかった。
 「突然の事だったので、油断していたのはあったかと思います。まさかこんな縄まで用意しているなんて思いもしなかったので。縛られてしまうまではあっと言う間でした。すぐに逃げようとしましたが、さっきご覧になったように用具室の出入り口は鎖と錠前で施錠されてしまっていたのです。私はすぐにマットレスの上に連れ戻されました。」
 「大声を出して助けを呼ぼうとは思わなかったのかね?」
 「その時は気が動転して・・・、どうしていいか分からなかったのです。後で考えたら、例え大声で叫んでいても、誰にも聞こえなかったかもしれません。用具室は体育館の中でも校舎とは反対側ですし、中間テスト前の放課後なので生徒たちも殆ど近くに居なかったと思います。」
 「そ、それで・・・。どうなったのかね。」
 「玉城さんは私を仰向けにしてその上に馬乗りになってまず唇を奪われました。」
 「き、キスされたと・・・。」
 校長の声がうわずって擦れ気味になっていることに真理子は気づいた。
 「キスというか、強引に舌を入れられました。私、そういう経験がなかったので、どうしていいか分からなくて。」
 「キスも・・・、あ、つまり唇を合わせるというのも初めてだったのか。」
 「ええ・・・。それから、その・・・。」
 「それから?」
 「下半身の方に手を伸ばしてきたんです。こんな感じにスカートを捲り上げるようにして。」
 真理子は自分からスカートの裾を掴んで少し引き上げる。真理子の太腿がより露わになると、校長の目がきらりと光ったような気がした。
 「どんどんスカートの奥に手を伸ばしてきて・・・。ああ、そしてあそこにとうとう到達して。」
 校長が今度は生唾を呑み込んだ。
 「そして言われたのです。」
 「い、言われた?」
 「もう、濡らしてるじゃないかって言うんです。」
 「濡らしてるって? そ、その・・・。」
 「パンティの上からでもはっきり判るっていうんです。自分でも気づいていませんでした。でも、そう言われて、パンティの奥に指を入れられて・・・、ほらっ、こんな音がしてるって。」
 「どんな・・・、どんな音がしていたんだね。」
 「恥ずかしいです。ああ、・・・。ぴちゃ、ぴちゃって自分の耳にも聞こえてきて・・・。」
 「感じていたんだね。」
 「自分でもわかりません。でも、玉城さんは『お前はマゾなんだな』って言ったんです。」
 「マゾって・・・、その・・・サド、マゾっていう・・・あの、変態性欲の・・・かね?」
 「ああ、変態だなんて。でも玉城さんは『ちょっと縛られただけで、これだけ濡れるのは真正マゾに違いない』って言うんです。」
 「真正マゾ?」
 「わかりませんが、そう言われたのです。そしてもっと愉しませてやるって言って、ズボンからいきなり勃起したペニスを取り出して『咥えてみろっ』って突きだしてきたんです。」
 「ぺ、ペニスを・・・、口に・・・入れたのかね。」
 「仕方なかったんです。両手は縛られて何も抵抗出来ない、唇に突き当てられて、どんどん押し当ててくるので、つい口を開いてしまったんです。」
 そう言いながら、真理子は少し膝と膝の間を緩めて、その時の事を思い出しているかのように自分の手をスカートの奥に挿し入れる。校長の視線がその開かれたスカートの奥から動けなくなっているのに真理子も気づいて、更に膝を緩めていく。
 「ああ、それから縄を観るだけで身体が反応してしまうようになって・・・、ああ、今もそうなんです。」
 「縛られたいのかね?」
 「わ、わかりません。でも、おかしくなりかけているのは確かです。」
 「じゃあ、私が君をこの縄で縛ってみよう。本当に感じているのかどうか。」
 「ああ、校長が私を縛るのですね。ああ、どうしたらいいのか。」
 「大丈夫だ。痛くはしないから。さ、両手を出して。背中に回してっ。そうだ。ほらっ、どうだね。」
 「ああ、わたし・・・。縛られて、抵抗出来ないのです。ああ、こんなになって・・・。」
 真理子は身悶えしながら、脚を大きく開いていく。スカートの裾が割れて太腿が付け根近くまで露わになる。そのあられもない格好に校長も堪らなくなって上から真理子にのしかかる。校長の手がスカートの中に入ってきたのを真理子も感じていた。
 「いいのだろう。ここが、気持ちいいのか。どうだね。ほらっ、ここっ。・・・。ほらっ、本当にここが湿ってきている。パンティの上からでもはっきり判る。」
 「ああ、そんなにされたら・・・・。ああ、駄目っ・・・。」
 「私も興奮してきてしまった。ほら、ここがこんなになってる。」
 そう言いながら校長はスカートの奥に突っ込んだ手ではないほうで、自分のズボンのチャックを降ろし、既に硬くなってきている自分のペニスを取り出していた。
 「こんなになるのは随分久しぶりのことだ。さ、パンティを脱がしてあげよう。」
 「ああ、駄目っ。脱がすなんて・・・。ああ、あそこ、見られちゃう。ああ、どうしよう。」
 真理子はそう言いながらも校長がパンティを脱がしやすいように腰を浮かせて開いていた脚をすぼめる。パンティはつるんとむけるように真理子の腰から剥し取られてしまう。
 「見ないでぇ・・・。」
 真理子の叫びに反応して、校長は逆にパンティのクロッチ部分の匂いを嗅ぐ。
 「ああ、たまらん。もっと強く勃起出来るように、玉城にしたみたいに咥えてくれないか。」
 真理子が返事をする前に校長は屹立したものを真理子の顔面に当てていた。
 「うぷっ、くくっ。うううう。」
 チュポッと音を立てて校長の陰茎が真理子の口内に吸い込まれていく。
 「うぶ、うぶ、うぶっ・・・。」
 真理子は口の中で更に膨らんでいく陰茎に声にならない悲鳴を挙げる。しかし、その反応が更に校長を興奮させてゆくのだった。
 「よおし、いいだろう。今いれてやる。」
 校長は真理子の口から屹立したペニスを抜き取ると、真理子の両脚を抱えるようにして開かせる。
 「うっ・・・。ああっ・・・。」
 熱い肉棒を膣内に感じると真理子は思わずため息を洩らす。
 「いいか? いいのかっ・・・? ほれっ、これでどうだ。」
 校長は腰を大きく振るようにして、ペニスを抜き差しする。その度に真理子の口からはため息とも喘ぎ声ともしれないものが洩れてくる。
 「な、中には出さないでっ・・・。」
 「じゃあ、出そうになったらもう一度口で咥えるんだぞ。いいな。」
 「ああ、玉城さんみたいに犯されるのね。ああ、そんな事・・・。」
 「ああ、いい。いくぞっ・・・。いくぅ・・・。それっ。」
 校長は放出寸前でペニスを抜くと再度真理子の顔面に突き立てるのだった。
 「ああ、ああ・・・・。」

真理子

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