新任教師　調教の罠

　二

　「ねえ、貴方たち。私に何をしようというの？　こんな事、犯罪よっ。」
　「犯罪ねえ。俺たち、まず先生に気持ちよくなって貰おうって思ってんだよ。それを犯罪って言われちゃあね。」
　「気持ちよくですって？　両手、両足を縛って自由を奪っておいて、何を言うの。」
　「一部の女性はね、縛られたほうが感じて気持ちよくなるそうだよ。俺、先生はそっちの部類じゃないかって思うんだ。」
　「何を言うの。そんな訳ないじゃない。」
　「じゃ、試してみようよ。先生が気持ちよくなっちゃったら、先生の負けだから。俺たちにされた事、感謝しなくちゃならないんだよ。」
　「気持ちよくなんかなる訳ないわ。」
　「言ったね。じゃあ、あとで先生の下着の裏側、調べさせて貰うよ。あそこが濡れていたら、気持ちよくなったって事だから。」
　「私が貴方たちに何かされて、下着を濡らすって言うの？　そんな事っ・・・。」
　そう言い返しながらも、真理子は不安に駆られる。
　「じゃ、まず目隠しをさせて貰うよ。次に何をされるか分からないほうが刺激が強くなるからね。」
　そう言うと、男の一人が真理子の後ろに回り込み、後ろからビロードの帯のようなもので真理子の眼を蔽うと後頭部でしっかり縛ってしまう。
　「いやっ、止めなさい。こんなこと・・・。」
　「さあて、どこからまさぐってあげようかな。どこがいい？」
　真理子は何をされるか分からない不安と恐怖に思わず唾を呑み込む。
　突然男の手を両脇に感じる。両手は藤棚の上のほうへ繋がれて引っ張られているので全くの無防備だ。
　「いやっ・・・。」
　男は指の先を微妙にくねらせて真理子の脇の下をまさぐる。それは決して乳房を鷲掴みにする訳でもなく、くすぐるわけでもなく、男の手が蹂躙していることを嫌というほど感じさせるのだ。
　（慌ててはいけないわ。こいつらはただ私の身体に触れているだけなのだ。そんな事で感じてなるものか。）
　しかし、男の手は真理子の脇腹を力をいれずに揉みしだきながら徐々に徐々に下へ降りて行く。そうするとやがては下半身の中心に男の手が届いていくことをどうしても思わずにはいられない。その時に自分が冷静で居られるかどんどん不安になってくるのだった。
　男の手が腰骨のところまでやってきたところで、真理子はたまらなくなって腰を振り始めてしまう。
　「どうしたんだい、先生。そんなに腰をもじもじ動かして。」
　「駄目っ、もう離して。そんなところ、揉まないでっ。」
　「大分感じてきたみないだな。」
　「ああっ、駄目っ・・・。」
　触られているのは腰骨の部分だけなのに、男の手が自分の陰唇に掛かっているように思えてならない。
　（まさか、濡れてしまわないだろうか・・・。）
　男の両手が腰骨の部分からゆっくり身体の側面に従って降りてゆき、太腿を外側からまさぐっているかと思ったら、今度はじわじわとその手が腿の内側へスライドしてゆく。決して指が股間の陰唇にまで掛かっている訳ではないのに、身体はその部分が蹂躙されているかのように感じてしまうのだ。男の指が腿の内側を絡めるようにゆっくり曲がりながら脚の付け根のほうへスライドされると、どうしても陰唇にまで触れられてしまうのではないかと身体が反応してしまう。
　「だ、駄目よ。それ以上・・・。ああ、嫌っ。」
　「大分感じてきたようだな。乳首が立ってきているんじゃないのか。」
　「やめてっ。言わないで・・・。」
　「その分じゃ、クリトリスも勃起してきてるんじゃないかな。」
　「い、いやっ。そんな事っ・・・。」
　「大分身体が興奮してきたみたいだからそろそろいいだろう。目隠しを取ってやるよ。」
　「ああっ・・・。」
　恥ずかしさに思わず真理子は顔を俯ける。目隠しが外されると、男の手が真理子の顎に当てられ、顔を無理やり上向かせる。目が見えるようになって余計に恥ずかしさが増してくる。
　「さて、どれだけ下着を汚したかな。」
　「いや、やめてっ。」
　嫌がる真理子をよそに、男は真理子のスカートの前側の裾を掴む。
　「いやっ、捲らないでっ。」
　「どうしてだい。何か拙いことでもあるのかな。」
　そう言いながら、男は腰を屈めてスカートの中を覗き込む。
　「あれえっ。沁みが出来てらあ。」
　（ま、まさか・・・。）
　「おい、みんなもこっち来て見てみろや。先生がパンツの真ん中にいやらしい沁みを作っちゃってるぜ。」
　「いやっ、見ないでっ。」
　男は捲り上げたスカートの裾が降りて来ないように、腰のベルトの中に押し込んでしまう。
　「おっ、すげえ。まるぅく沁みが出来てら。」
　「外からみて、こんなじゃ、内側は凄げえことになってるぜ、きっと。」
　「嫌、言わないで。」
　「よおし。それじゃあ御開帳と行こうか。おい、お前。先生の後ろに回れや。そいで、お前。カメラを用意しろ。真正面に立つんだ。」
　「え、カメラっ。いや、撮らないでっ。」
　自分の汚した下着の内側を撮られると聞いて、真理子は蒼褪める。
　「よし、じゃあ後ろからスカートの中に手をいれて先生のパンティの端を両側でつかめ。」
　「あいよ。よし、掴んだぜ。」
　「や、やめて・・・。」
　「それじゃあ、ゆっくりとパンティを裏返しながら膝のほうへ下していけっ。」
　「やめてぇ・・・。」
　真理子の願いも空しく、ショーツの端は腰骨の部分から離れ、するすると裏返しながら降ろされていく。
　「おっ、糸、引いてるぜ。しっかりカメラに収めるんだぞ。先生が気持ちよくって、よがっていたって証拠だからな。」
　「やめて、そんな事、しないで。ああ、いや。駄目っ。」
　「しっかり撮ったか。よし、そしたら先生の足首片方ずつ縄を解いてパンツを脱がすんだ。」
　「あいよ。さ、先生。おとなしくするんだぜ。蹴ろうなんてしたら、後でたっぷりお仕置きを受けることになるんだからな。もっとも蹴らなくてもお仕置きはしてやるけどな、へへへ。」
　「さ、片方抜けた。今度はそっちの足だ。おっと、その前にこっちはもう一回縛り直させて貰うぜ。」
　「よし・・・っと。さ、パンツを抜き取ったぜ。」
　「そしたら裏返して汚れたところを先生の顔の横で晒すんだ。記念撮影って訳だ。さ、先生。こっちを向きな。」
　「い、いやよっ・・・。」
　「おい、先公の髪の毛を引っ張ってカメラのほうを向かせろっ。」
　「あいよ。さ、先生。カメラのほうを向いてっ。」
　「やめてっ。撮らないでっ。」
　「はいっ、チーズっ。」
　「やめてったら・・・。」
　「ようし。いいだろう。じゃ、今度は先生に身綺麗になって貰おうじゃないか。準備をしろ。」
　「身綺麗？　何の事・・・？」
　「へっへっへっ。お髭を剃ってやろうっていうのさ。」
　「髭ですって？　何を言ってるの。」
　「下のお口の髭の事だよ。」
　「え？　ま、まさか・・・。」
　「さすが先生。察しがいいね。」
　「い、いやよ。そんな事っ・・・。やめてっ。」
　「先生。さんざん焦らされて早く入れて貰いたいんだろ、あそこに。でもその為には入口の周りを綺麗にしとかなくちゃな。つるつるになっていりゃ、ビデオ映りもいいからな。」
　「ビデオ映りですって？　まさか・・・。」
　「よし。じゃあ、濡れタオルと洗面器、持って来い。おまえはシェービングジェルと剃刀だ。さっさと準備しろよ。そしてお前はビデオカメラと三脚の準備だ。」
　男は周りの手下共にてきぱきと指示をする。その間、真理子のほうは為す術もなく、さきほど撮られてしまった下着と一緒に写されてしまった写真のショックでうつむいてうな垂れているのだった。

　「さ、先生。準備が整ったようなんで、始めさせて貰うぜ。おい、お前。後ろからスカート捲ってスプレーであそこの周りにたっぷりとシェービング・ジェルを塗りたくってやれ。」
　「いくぜ、先生。」
　両手を万歳の形で両側の柱に吊り上げられている真理子には後ろを向くことも叶わない。しかし感触だけで、誰かが後ろからスカートを捲り上げ開かされている両脚の中心に向けてジェルを吹きつけているのが感じられる。
　「どうだ。冷やっとして気持ちいいだろ。」
　真理子はしかし男の方を睨みつけながら唇を噛みしめている。
　「じゃあ熱いタオルを当ててやれ。充分にあそこを柔らかくしとかないと、剃刀負けしてうまく剃り上げられないからな。」
　「先生、あてるよ。」
　「あ、熱っ。」
　「へへへ。すぐに気持ちよくなってくるさ。いや、もう充分気持ちいいかい？」
　「やめてっ。放して。」
　「じゃあ、ついでに揉みもみしてやろうか。ほらっ。」
　「きゃっ、いやっ・・・。」
　真理子は腰を揺らして逃れようとするが、両手、両足を繋いでいる縄が真理子に自由を与えない。
　「もう充分蒸らしただろう。そろそろ剃刀をあててやるか。おい、撮影の準備はいいか。よし。俺が合図したら、両側からスカートを持ち上げるんだぞ。いいな。」
　「や・・・、やめて・・・頂戴っ、お願い・・・。」
　「へっ、先生。往生際が悪いな。よしっ、ビデオを廻し始めろ。さ、先生。顔を上げな。」
　男は真理子の顎に手を挙げて上向かせる。真理子は顔を横へ向けようとするが、前髪を掴まれて乱暴にカメラのほうを向かされる。
　「よし、御開帳だあ。」
　「あ、いやあ・・・。」
　するすると真理子のスカートが持ち上げられ、パンティを奪われてしまった素っ裸の下半身が男達の前に晒されてしまう。その股間は白いシェービングジェルの隙間から黒々とした陰毛が見え隠れしている。
　「第一刀はまず俺が入れさせて貰うぜ。先生、覚悟はいいか。」
　「い、いやっ・・・。」
　最早、真理子の声は元気なくか細いものになってしまっている。
　ジョリっ。
　股間の真下に置かれた洗面器の湯の中に黒々とした陰毛の束がぱらりと落ちる。
　「ああ、何てことを・・・。」
　ジョリっ。ジョリっ。
　「おう、お前たちもやってみたいだろ。順番に剃らせてやるから皆並んで待ってろ。」
　「お、俺もやりてえ。やらしちくれや。」
　「俺もだあ。」



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