妄想小説
恥辱秘書
第七章 美紀の調教
一
美紀が堪え忍ばされた最も辛い辱めは、男子トイレでの日課だった。そこで小水を漏らすことを強要されたのだ。
うら若い女子社員が男子トイレに連れ込まれるだけで、耐え難い屈辱だったのだが、芳賀のそれは度を超えていた。
その儀式は、いつ男子社員が入ってくるか分からない就業時の昼過ぎが選ばれた。昼休みが過ぎると、トイレの使用は比較的頻度が減ってくる。が、それでも何人も社員が居る事務所なので、何時誰がやってくるかわからない。
そんな中で、芳賀は美紀に男子トイレに忍び込んで来るよう命じたのだ。トイレは扉を入って右奥に個室、その反対側に小用便器が並び、壁を隔てて洗面台が並んで、その奥には清掃用具をいれておく小部屋がある。
芳賀はその小部屋を美紀の調教に使うことにしたのだ。
美紀はあらかじめ指定された時間になったら、廊下に誰も来ないことを何度も確認して、音を立てないようにして男子トイレに滑り込む。その前に男子トイレを誰も使っていないことを確認しなくてはならないので、暫く前からすぐ隣の給湯室で、用のある振りをしながら、トイレの人の出入りをずっと見張ることになる。
トイレに滑り込む時には、どんなに手前で時間を取って確認していても、心臓が高鳴る。入った時に、誰か居たら、出るまでに誰か来たら、・・・気が遠くなりそうな緊張感を強いられた。
それでも命令に背くことは許されなかった。
意を決して男子トイレに忍び込み、清掃用具格納室の扉をそっと開ける。ここには鍵はない。いつでも入れる代わりに、いつ誰が後から来てもそれを防げない。
モップやバケツの置いてある反対の隅に掃除用具を洗う為の蛇口と洗面台がある。モップを洗うのに使う深めの水盤だ。そして、その蛇口には手錠が括り付けてある。
美紀はあらかじめ芳賀から渡されているアイマスクの目隠しを着けなければならない。そして自らの手で視界を奪うと、今度は手探りで、蛇口の手錠を捜し、それを自らの手首に後ろ手に嵌めなければならないのだ。洗面台が邪魔するので、上体を後ろに反らし、腰を前に突き出すようにしなければ立っていることが出来ない。犯してくれといわんばかりの格好なのだ。
芳賀に命じられて穿かされているタイトなビジネススーツのミニの裾は、それでなくても太腿をかろうじて隠しているのに、更にそれが上へずり上がってしまう。
そんな無防備な格好を晒させられ、何時誰が入ってくるかも知れない中を暫くの間過ごさねばならない。もし誰か来ても、大声を上げることも助けを求めることも出来ない。そんな破廉恥な格好をさせられている理由を誰にも美紀は喋ることが出来ないからだ。
そうして美紀の準備が出来、暫く待たされた頃、キィーというドアのきしむ音と、すぅーとする風の気配で芳賀がやってきたことを知る。
(もし、万が一、芳賀ではなかったら・・・。)そんなことはあるまいと思いながらも、芳賀が来る度に冷や汗が背筋を流れる。
勿論、まれに芳賀以外の者がトイレを使いにやってくることはある。しかし、通常は小用便器で用を足して、扉一枚隔てた反対側で手を洗う音がして、暫くするとドアの音と共に去って行く。
極まれには、大を催した誰かが個室を使うこともある。そうなると、その男が出て行ってしまうまで、かなり待たなければならない。美紀は音を立てないように息をつめて身を潜めていなければならなくなるのだ。
しかし、だからと言って、入ってきたのが芳賀ならば嬉しい訳では決してない。芳賀の非情な責めの日課が始まるのだから。
芳賀は入ってくると目隠しされた美紀の顎に手を当てて上向かせる。獲物を始末する狩人が品定めをするかのように。
そして美紀の腰骨のところに両側から手を当てる。そしてしばらく薄手のスカートの上から嬲るようにまさぐるのだ。美紀はこの辱めに、手を押し当てられる前から陰部を濡らしてしまわないように必死で堪えなければならない。自分から求めるかのように秘部を潤ませてしまうことは、美紀には許しがたい屈服を意味した。それだけはなんとしても逃れたかった。が、芳賀の愛撫は股間を微妙に避けながら執拗に下半身をまさぐる。
執拗な愛撫でたっぷり美紀を焦らした後、漸く芳賀の手は美紀の薄いスカート地をつまんで上にずり上げてゆく。目隠しされた美紀にも、芳賀の荒い息遣いで、自分のまくられたスカートの奥からパンティが覗き始めたことを伺い知るのだ。
芳賀はたっぷりその辱めの格好を楽しんでから、持ってきたクリップでスカートの裾をブラウスの端に留めて、股間が丸出しのままになるようにしてしまう。そしてじわり、じわりと腰の両端から美紀の下穿きを下ろしていくのだ。
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