調教4

妄想小説

恥辱秘書






第七章 美紀の調教


 二

 膝小僧の上までパンティが下ろされてしまうと、突き出すように強いられている美紀の下半身の中心は、芳賀の手で丁寧に剃毛されたつるつるの恥丘が丸出しになる。
 美紀は、たっぷり焦らされて感じてしまうと、恥丘の割れ目の間から、ピンク色の襞とクリトリスを覗かせてしまうことをよく知っていた。それは耐え難い屈辱だった。

 しかし芳賀の責め苦はその段階ではまだ始まったばかりなのだ。芳賀は、後ろの掃除用具の棚からブリキのバケツを取り、美紀の両脚を開かせて、両膝の間ににバケツをはさむようにさせるのだ。

 最初の時、美紀は何をさせられるのか、全く理解していなかった。その美紀に芳賀が命じた言葉は、美紀を凍りつかせた。
 「1時間たったら見にくるから、それまでにそのバケツの中に放尿しておくんだ。出してなかったら何時までもその格好でそこに居させるからな。」
 そしてその破廉恥な格好をさせたまま、芳賀は静かに出ていってしまうのだ。

 初めての時、なかなか尿意は催してこなかった。ましてや、立って脚を開いたまま膝で挟みこんだバケツの中に放尿するなど、どうしていいのかも分からなかった。何度か芳賀が調べにやってきた。まだ出ていないのを見届け、「いつまでそんな格好を晒しておくつもりだ。」と嘲るように言うと、美紀の高い鼻を思い切り捻った。あまりの仕打ちにアイマスクの下から涙がこぼれてくるのを禁じ得ない美紀だった。

 その日は、3度目の芳賀のチェックの前に、漸く少しだけ催してきて、身を振り絞るようにして放尿しようとした。が、もともとそんなに我慢できないほど溜まっている訳ではないので、小水はだらしなく、ぽとぽとと内股を伝ってちょろちょろ流れただけだった。それでもバケツに落ちる時には、自由にならない手を振り切ってでも耳を塞ぎたいようなけたたましい音をそのバケツは響かせた。
 (こんな時に誰か来たら・・・。)そう思っても、一旦股間からゆばりがほとばしりだすと、もう止められなかった。
 芳賀がやってきてやっと出したものを調べられているのは、惨めだった。長い間、がに股でバケツを挟んだまま立つという不恰好な様を強いられていて、手錠を外されても美紀は暫くまともに立って居られなかった。

 芳賀が出て行って暫くするまで、目隠しを外すのは許されなかった。暫く待って足音がしなくなってから、そっと目隠しのアイマスクを取る。その時には何故か、ブリキのバケツは空になっていた。足許には幾つか滴の飛び散った後がある。美紀は予備のトイレットペーパーの束の中から手早く少し切り取り丸めると、そっと床を拭う。しかし、それを捨て置いてゆく場所もなく、手の中に包んで持ってゆくしかないのだった。誰も来ないところを見計らって、さっと男子トイレを出て、隣の女子トイレに飛び込み、個室に鍵を掛け、手に持ったトイレットペーパーの塊を流してやっとほっと息をつくのだった。

 その儀式はその日以来、毎日の日課として定められた。無視することは出来なかった。最初の日に懲りて、それからは午前中になるべく多めに水分を採るようにし、午前中のトイレを控えた。
 ある程度の尿意があれば、意を決して一気に出すようにすれば、内股を濡らして雫を垂らすようなことは避けられた。その代わりに、バケツの底に叩きつけられる小水が立てる音は半端ではない。誰も来ないことを祈りながら出来るだけ手短に済ませてしまうしかなかった。
 あまり早く出してしまえても、芳賀がチェックに来てくれるまでは、膝だけで洩らした尿の入ったバケツを支えていなければならない。1時間近くにも亘ると、脚の筋肉が痙攣を起こしそうなほど緊張してくる。しかし、バケツを取り落として自分の不始末を撒き散らしてしまう訳にはいかなかった。

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