07悶絶

妄想小説

謎の中国女 李



 三

 李は影山に見つかって麻紐で縛られたまま、フェラチオで奉仕し、その後縛られたままで犯され悶絶するまで気をやってしまっていた。戒めを解かれた後も暫くは動けないでいた。スカートは穿いたままだったので、その内側には影山が膣外射精したザーメンだけでなく、李自身の性器から洩らされた分泌物で、ベトベトに汚れてしまっていた。

 しでかしてしまった盗撮行為を黙認して貰う為に、仕方なく性的奉仕をしていた李だったが、途中から完全に性交の愉悦に酔ってしまっていた。

 性行為の後、影山は李に全てを白状させた。李は自分の趣味で、営業に入った会社の内部事情をこっそり嗅ぎ回っていたのだ。少しでも商売を獲得する為の情報になればと半分スパイ行為のようなことだったが、セキュリティの甘い会社へ忍び込んで情報を得てくるスリルに嵌まってしまったのだという。
 影山の問い詰めに、二回目に来た時も、わざと建屋を間違えた振りをして別の建屋の様子を窺がっていたのだというのだった。

 「このデジカメは返してやる訳にはゆかない。ここにある誓約書にサインをして拇印を押すんだ。」
 李は会社内で盗撮をしたことを認めますという確認書に拇印まで取られてしまうことになった。勤め先の東都アイピーへ知られれば即刻クビになるのは間違いなかった。李は影山の言うなりにならざるを得ない立場に自ら陥ってしまったのだった。



「あの・・・、やっぱりあのカメラと誓約書は返していたたけ、ないでしょか。」
 その日も呼び出されて誰も居ない建屋の最上階の奥へやってきた李だった。いつものリクルートスーツに白いブラウス姿は変わらない。日本へ来てからまだそれほど蓄えの溜まっていない李には余所行き着はこれといって他にはなかったのだ。ザーメンと性液で汚れてしまったのは、そのままクリーニングにも出せず、一度自分で水洗いしてから出さねばならなかったのだ。
 「今日のお前の心掛け次第だな。」
 影山は表情を外に出さずにそう言い切った。
 女は唇を噛んで、俯いてしまう。そしてブラウスのボタンに手を伸ばしたのだった。
 「待て。まだ脱ぐんじゃない。」
 影山はすぐに制止する。女は顔を上げて上目遣いに影山を訝しげに見つめ返す。
 「あの、お洋服、汚れると困るんです。これしか持てないのです。」
 「ふふふ、心配するな。汚すのは下着だけだ。」
 「えっ、ほんとてすか。」
 女は思わず胸元を両手で隠すような仕草をする。
 「俺は膣外射精には自信があるんだ。お前がしくじりさえしないで、全部呑みこむことが出来れば、この間みたいに服を汚すことはない筈だ。」
 (呑みこむ)と聞いて、李は思わず躊躇する。フェラチオはこの前、影山にしたのが初めてだった。そういう行為があることは女性誌の記事で読んだことがあり知ってはいたが、無我夢中だった。両手を縛られていたので、唾を涎のように垂らしてしまっていた。呑みこむということは、口の中に放出するのを呑まされるのだとすぐに悟った。
 「わかりました。何でも言われた通り、します。たから、許してくたさい。」
 ここに来たからには何でも服従する奴隷にならなければならないのだと認識する。
 「まず、ストッキングだけ取れ。」
 影山の命令に、女はお尻のほうからスカートの中に手をいれ、ストッキングを手繰り下ろす。生脚を晒すことに躊躇いはあった。が、ここで受ける辱めはそんな程度では済まないことはよくよく承知していた。
 「縄は自分で持ってきたんだな。」
 影山に言われ、李は傍らに置いたショルダーバッグの奥から綿ロープを取り出す。太めの物を荒物屋で探してきたのだ。何に使うのか悟られるのが恥ずかしく、洗濯物を干すロープを探していると店主に告げたところ、ごわごわのビニル製を薦められたのだったが、こっちがいいと傍らにあった綿ロープを指差したのだった。店主が恥ずかしげにいう娘に向ってにやりとしたのを李も気づいて知らぬ振りをしたのだった。この間の帰りに電車に乗っていて、吊り革につかまっていて、揺られて思わず吊り革を握り締めるまで手首にくっきり付いた麻紐の痕に気づかないでいたのだ。縛られた痕が残りにくいように網目の細かい太めの綿ロープを用意する必要があったのだ。
 李が恥ずかしそうに影山に縄の束を差し出すと、影山は李にわざと聞えるように、ビュンと目の前で振ってしごいてみせる。李は自分が鞭打たれたように感じて思わず身体をびくっと震わせる。
 「何か言うことは・・・。」
 影山が冷たく言い放った。
 「は、何をでしょうか。・・・。あっ、あの・・・、し、縛ってください。」
 影山のたくらみに気づいた女はうな垂れて言葉を返すと、黙って影山に背を向け両手を背中に回して交差させる。その手首に縄が巻きつかれてゆく。両手の自由が奪われてしまうと、李は最早俎上の鯉の気分だった。何も抵抗出来ないと思うだけで、身体の中心部で何かが疼くような気がした。

08超ミニ机昇り

 「その上に乗るんだ。」
 影山が顎で指し示したのは、会議机の上だった。何の為にそんなことをさせられるのか判らないながらも命令に従う他はない。小柄な李には両手を縛られたままで机の上に上がるのは容易なことではない。スツールは幾つかあったが、回転するタイプのもので、踏み台にするにはあまりに心許ない。女はそのまま床にしゃがみこんで括りつけられている両手を伸ばして手探りでピンヒールのバックルを外そうとする。李は背が低いので会社着の時はいつも高いヒールの靴を履くことにしていた。
 「靴は履いたままでいい。」
 「あ、わかりました。」
 机の上に土足のまま上がることより、どうやって脚だけで机の上に上がるかのほうが問題だった。李は思い切って片脚を持ち上げ、片膝の先を何とか机の上に載せる。タイトなスカートの為に、裾が思い切り割れて奥まで覗きそうになってしまうのも仕方なかった。片膝の半分ぐらいが机の上に乗ったところで、思い切って体重を掛けて床を足で蹴るようにして机の上へ身体を乗せ上げる。手が自由にならないので、肩を思い切り打ち付けてしまう。が、何とか脚だけで身体を机の上へあげることが出来た。両膝と肩で何とか身体を支えて机の上に蹲っていた李だったが、どうしていいのか判らないまま、膝を寄せて何とか机の上に立ち上がった。下から椅子に座った影山が見上げていた。改めて机の上に高いヒールの靴のまま立ってみると、そんなに高い訳ではないのに恐怖心にかられる。
 「しゃがんで見せろ。」

09超ミニしゃがみ

 影山は女にゆっくり命令する。李は何をしろと言われているのか、すぐに察知した。唇を噛んだまま、ゆっくり腰を落としてゆく。タイトなスカートの裾がずりあがってゆく。両手の自由を奪われていて、それを直すことも出来ない。何より、膝を合わせることさえ許させていないことは暗に承知していたが、大きく開くことは躊躇われた。それでも目の前の影山には裾の奥に下着が覗いていることはその視線から明らかだった。
 「恥ずかしいか。」
 影山は女の目を見ながら詰るように話しかける。
 「は、恥ずかし、てす。」
 女は顔を真っ赤にして俯いて答えるしかなかった。
 「下着はもう濡れてきているだろう。」
 「えっ、そ、そな・・・。そなこと、ありません。」
 「そうかな。ならばもっと脚を開いてみせろ。」
 「え、こ、困ります。どうか、許してくたさい。」
 下着が濡れているのではと指摘されて、恥ずかしさに思わず両膝をぎゅっと閉じた李だったが、逆三角形にショーツが覗いてしまっているのはそうしても最早隠せはしない。
 影山の目が射るように女を凝視していた。李は観念した。
 「わ、わかりました。」
 そういうと、両膝をゆっくり開いてゆく。倒れないようにバランスを取ることで精一杯だった。下着が汚れているかもしれないことは考えないようにするしかなかった。
 「ほうら、やっぱり。丸うく沁みが出来てるじゃないか。」
 影山の詰るような言葉にうなだれるしかなかった。自分から覗いて調べてみる勇気も出なかった。わざと横を向いて、じっと耐えているしかなかった。影山が椅子から立ち上がり近くへ寄ってくるのを気配で感じる。が、顔は影山のほうへ向けることが出来ない。
 突然下から二本の指で、大事な部分をなぞり上げられたのを感じた時に、自分でも潤んでしまっていることをはっきり自覚する。
 「ああ、もう駄目てす。お許しくたさい。」
 李は目にも涙が潤んでくるのを感じていた。
 「こんなじゃ、自分の汁だけでスカートも汚してしまいそうだな。え、どうする。」
 影山の指の先が、沁みを作っているらしいところを弄びはじめると、ピチャピチャ音を立てるような気がした。
 「ス、スカートは脱がさせてくたさい。」
 「ほう、自分で脱げるのかな。」
 「い、いえ・・・。スカートを脱がしてくたさい。お願いします。」
 そう言うと、女は膝を広げたままテーブルの床につかせる。
 「スカートのホックを外してくたさい。」
 観念して女は自分から脱がせるように促す。影山の手が腰のホックにかかり、ジッパーが下ろされると、女はゆっくりと立ち上がる。腰をすこしくねらせるだけで、タイトなスカートは足元にすとんとずり落ちた。ハイヒールの足を片方ずつ持ち上げて、スカートから脚を抜き取る。クロッチの真ん中を沁みで濡らしたショーツを隠してくれるものは最早何も無くなってしまう。女は少しでも恥ずかしい部分を隠そうと、脚と脚を寄り合わせるようにさせて立っているしかなかった。
 そんな女の恥ずかしげな様子を尻目に、影山はどんどん準備を始める。会議室の隅に隠しておいたテーブル据付用の万力を持ち出してきて、女が立たされているテーブルの真正面の端に万力を据え付けるのだった。女は不安そうに影山のすることを見守っている。
 万力がしっかり固定されると、今度は部屋の隅に置いてあった鞄からなにやら取り出してくる。そのモノを一瞬、ちらっと見て、女は蒼くなり、すぐに今度は顔を赤らめるのだった。それは黒光りする太いバイブだったのだ。影山は何事もないかのように平然とそれを万力で挟んで固定する。女の真正面にそれは天を突いて屹立しているかのようにそそり立っていた。
 「さ、自分であそこを擦り付けるんだ。」
 そういうと、影山はバイブのスイッチをいれる。その卑猥な形のものは胴体をうねうねとくねらせながら、低い音とともに振動を始めた。
 女は躊躇っていた。しかし鋭い目で影山に睨まれると、従わない訳にはゆかなかった。おそるおそる万力に近づくと膝を折る。脚を広げない訳にはゆかない。今度は自分でも頼り無げなショーツのクロッチの中心がじっとりと沁みを作って濡れそぼっているのを確認してしまう。女は唇を噛んで恥ずかしさに耐えながら、その部分を振動している厭らしいものの先端にそっと押し当てる。
 「ああうぅ・・・。」
 その先端がクロッチの裏側へ振動を伝えた途端、女は自分の内部から何かがじゅわっと湧き出るのを感じていた。
 「ああ・・・、ああ・・・。」

10自バイブ挿し

 一旦、バイブの先を当ててしまうと、もう堪え切れなかった。自分から擦り付けるようにして、バイブの先で恥丘を上下に滑らせる。女はもう、自分がどんな恥ずかしい格好をしているかも顧みることさえ出来なくなっていた。
 「お願い・・・。お願いてすぅ。ぱ、パンツを・・・、パンツを脱がせてっ。パンツ脱がせてくたさいぃぃ・・・。」
 女は身悶えしながら、影山に頼み込む。もうクロッチの上から擦っているだけでは我慢出来なくなってしまっていたのだ。
 影山は女に近づくと両側から抱きかかえるような格好で女の尻へ手を伸ばし、ショーツの端を掴むとつるりと皮を剥くように膝頭のほうまで引き下ろす。女はちょうどしゃがんでおしっこをするような格好で、バイブに跨り秘所に早々と切っ先を陰唇に埋めていた。
 バイブの先が濡れそぼった陰唇の中に吸い込まれるとジュボッという卑猥な音を立てた。そのまま女は腰を上下に揺すって、バイブを出し入れする。
 その姿を眺めながら、影山はズボンのベルトを緩めチャックを下に降ろす。すでに影山のモノもいきり立って天を向いていた。
 女の横からテーブルの上に上がると女の顔を跨ぐように真正面に仁王立ちになり、切っ先を女の口に押し込んだ。
 「あぶぶぶ・・・。」
 声にならない悲鳴をあげながら、女は上の口で影山のペニスを、下の口では太いバイブを咥えこみ、必死で上下運動を繰り返す。
 「その綺麗なワンピースを汚したくなかったら、一滴残らず全部呑み込めよ。」
 影山の声に口いっぱいに太い陰茎を咥えながら、上目遣いの流し目を送ると、女は最後のスパートに入った。
 ジュパッ、ジュパッ、ジュパッ・・・。
 「うぶうぶっ、ウオォォォ・・・。」

11フェラ強要

 突然、女の喉が鳴った。喉仏が何度も上下し、女は必死で嚥下していた。影山は女の頭を両手で掴んで、ペニスをしっかり扱くように嘗め取らせると、糸を引かせながら、そのモノを引き抜いた。女はそのまま後ろにへなへなと倒れこむ。女の陰唇からも大量の飛沫が流れ出ていた。女は机の上に大きく股を開いて、濡れそぼったピンク色の肉襞を露わにしたまま、倒れ込んでしまっていた。目は既に白目を剥いていた。
 影山は女の膝頭にぶら下がっていた布切れと化したショーツを脚から抜き取ると、自分の股間を拭う。それから万力で固定されたバイブの先を拭い、最後に倒れている女の股間を軽く拭き取る。性液まみれになったショーツを鞄から取り出したビニル袋にしまうと万力から外したバイブとともに鞄に収め、まだ気をやって正気を取り戻していない女を残したまま、悠然と出てゆくのだった。

01李錦華

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