妄想小説
同窓会
十九
「えっ、こんな写真・・・。何時の間に?」
「覚えが無い訳じゃないようだな。」
「これって、盗撮じゃないの。」
「しかし、こういう格好してたってのは認めるんだな。」
「ち、違うわ。まさか、覗かれているなんて思わないから・・・。」
「しかしお前の目はどう見たって男に媚び売ってる顔つきだよな。」
「そ、そんな・・・。」
「優子、お前のもあるんだぜ。ほらっ。」
「いやっ、こんなの何時撮ったの?」
「ふふふ。お前も誘ってるよな、この流し目で。」
「ち、違うわ。そんなんじゃないわ。油断してるところを撮られただけよ。」
「油断には見えないがなあ。それじゃ、皆んなにこの写真配って、どう思うか訊いてみるか。」
「や、やめてっ、そんな事っ。」
「じゃあ、男を誘ってたって認めるんだな。」
「み、認めませんっ。あれは・・・、ただ、油断してたところを撮られただけです。」
「ふうん、そうか。じゃあ、今度は身体に訊いてみようか。」
「えっ、身体に・・・?」
「そうさ。身体は嘘を吐かないからな。口では何とでも言い逃れは出来るが、あそこは正直だからな。」
「あそこって・・・。ま、まさか・・・。」
「おい。こいつら二人、縛り直してあそこから両手を上に挙げさせて吊るしてしまうんだ。」
「え、何をするの? い、嫌っ・・・。」
「ほらっ、おとなしくされる通りにするんだ。いま、いい気持にさせてやるからよ。」
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