妄想小説
超力戦隊 オーレンジャー 樹里の危機
オーレンジャーを御存じない方の為に
表説明
裏説明
一
「お前たち、ここから先は通さないわよ。私が相手してあげるわ。」
「オーイエローか。すぐに降参するとも知らずに大口叩いているのも今の内さ。」
「貴方たちなんか、私ひとりで充分だわ。覚悟しなさい。さ、いくわよ。」
オーイエローは攻撃体勢に身構える。
「お前は俺たちには手出しは出来ないんだぜ。」
「それ、どういう事よ。」
「これを見るんだな。」
オーイエローの前に突然スクリーンが広がる。特殊ホログラムを用いたスクリーンだった。
「あっ、モモっ。ど、どうして・・・。」
オーイエローのまえに広がったスクリーン上には十字架に磔にされたオーピンクの姿があった。しかも、その脇腹には鋭い刃を持った薙刀が突きつけられている。
「少しでも抵抗してみろ。お前の仲間がぐさっとやられるんだぜ。」
「そ、そんな・・・。」
「おい、少し痛めつけてやれっ。」
パラノイアの兵士が何処かへ向かって腕の無線機で仲間へ連絡したようだ。するとスクリーン上でオーピンクに突きつけられている薙刀の先が少し下に下げられて、無防備な太腿を鋭く突くのだ。
「ぎゃあああ・・・。」
堪らずにオーピンクが悲鳴を挙げる。
「モモっ・・・。モモっ・・・。や、やめてっ。」
どうも向こうの声は聞こえているが、こちらの声は向こうには無線機を通してしか届かないようだと樹里は悟った。
「どうだ。判ったか。俺たちに逆らえばお前の仲間はもっと酷い目に遭うんだぜ。」
「卑怯よ、お前ら。絶対に許さないっ・・・。」
「そんな強がり、いつまで言ってられるかな。そりゃっ。」
パラノイアの兵士の鉄拳が樹里の鳩尾目掛けて突かれる。咄嗟に樹里は両手を交差してそれを食い止める。
「手を出すんじゃない。両手は左右に開いたままにしろ。さもないと、オーピンクは刺し傷だらけになっちまうぜ。」
もう一度ホログラムのスクリーンのほうを樹里は見上げる。今にもモモの太腿を突き立てようとばかりに薙刀が狙いをつけている。
「ああ、モモっ・・・。わ、分かったわ。好きにするがいいわ。」
樹里は唇を噛みしめ鉄拳から両手を離すと左右に腕を開いて自分の腹を無防備にする。
「やっと自分の立場が呑みこめたようだな、オーイエロー。覚悟しろ。それっ。」
ズシン。今度はまともに樹里の鳩尾を兵士の鉄拳撞きが襲った。
「うううっ・・・。」
樹里は崩れ落ちそうになるのを必死で堪える。抵抗出来ない悔しさに思わず両手の拳を硬く握りしめる。
「まだまだだぜ。お前へのお仕置きは始まったばかりだからな。そりゃっ。」
ズシーン。さっきのより更に強い鉄拳が樹里の下腹部を襲う。
「っくくく・・・。」
樹里の足下がふらつく。思わず片膝を撞いてその場にしゃがみ込んでしまう。
「へっ、立ちな。立つんだよ。」
よろよろしながら立ち上がる樹里だったが、次に一発喰らったら確実に倒れこんでしまいそうだった。
パシーン。
今度は強烈な張り手が樹里の右頬を打った。思わず手に力を篭めるが、その手を出す訳にはゆかないのだった。
パシーン。
今度は左頬に張り手がさく裂した。痛みとともに、抵抗出来ない屈辱感が樹里を苛む。
「ふふふ。どうした。口惜しいのか。抵抗したいか。」
パシーン。パシーン。
立て続けに右、左と頬を頬を張られる。往復ビンタは身体へのダメージは大きくないが、反撃出来ない悔しさに屈辱感が増す。
突然後ろから別の兵士に尻を蹴られ前のめりになったところを前の兵士の回し蹴りが樹里の下腹部を襲う。
「あううっ・・・。」
腹を抑えて思わず呻き声を挙げる樹里を更に後ろから激しい蹴りが襲う。堪らず樹里はもんどりうって倒れ込む。樹里のUAOHの制服の裾が大きく翻る。倒れ込みながら思わず裾を抑えようとする樹里の腕を兵士の足が思いっきり踏みつける。更には反対側からもう一人の兵士が樹里のもう片方の腕も踏みつけてしまうので、樹里は両腕を磔の格好で抑えつけられてしまう。
更には、樹里の腕をがっしりと抑えているのと別のほうの足が大きく踏み上げられると、樹里の動かせない掌に向かって思いっきり踏み下ろされた。樹里の指は骨折させられたかのような激痛を覚える。樹里に抵抗出来ないように両手を痛めつけているのだった。
「おっと、こいつは預からせて貰うぜ。」
樹里の両腕を踏んで押さえつけているのとは更に別の兵士が、樹里の腕からパワーブレスを抜き取ってしまう。
「あ、それは・・・。駄目っ、返して。」
パワーブレスを奪われてしまうと、OHスーツへの変身が出来なくなってしまう。それだけではなく、通信も途絶えてしまい、隊長らへ助けを呼ぶ事も出来なくなってしまうのだった。
「ふっふっふ。今のお前にはこいつは不要だ。こいつは後で、大事な用に使わせて貰うんだからな。こっちで預からせて貰うぜ。」
「それはオーレンジャーにしか使えないものよ。返しなさい。」
「まだ、多少元気はあるようだな。それじゃあ、今度は足を痛めつけてやれっ。」
兵士のリーダーらしいのが命令すると樹里の両腕を踏みつけている両側の兵士が脚を踏みつけたまま樹里の足首を掴む。
「な、何するのっ・・・。あ、や、やめてえ。」
兵士たちは樹里の足首を両側から持上げると、それぞれ逆向きに捩じり始めたのだ。樹里の脚の付け根に激痛が走る。制服のスカートはすっかり捲れ上って、黒いアンスコは丸出しにされてしまっている。
「そりゃっ・・・・。そりゃっ・・・。」
「あぐうっ・・・。く、くそう・・・。」
二人の兵士は声を合わせて弾みをつけて同時に樹里の脚を捩じり曲げるので、その度に足の付け根がもげそうになるほどの痛みが走るのだ。
「どうしたっ、オーイエロー。もう、降参か?」
「く、くっ・・・。ま、負けるもん・・・で・・す・・か・・。」
強がって見せる樹里だが、もう息は絶え絶えだ。
「これをくらえっ。」
両手、両足を抑えつけられて無防備な樹里の脇腹に飛び蹴りがはいる。同時に両側の兵士が腕と脚を放したので、樹里は身体ごともんどりうって横に転げる。四つん這いになって立ち上がろうとするのだが、腕にも脚にも力が入らない樹里は生まれたての仔馬のようにもがくことしか出来ない。その樹里に兵士のひとりが後ろからのしかかる。そして樹里の両手首を掴むと万歳の形に広げる。更には樹里の両脚に足を絡ませると膝部分に踵を押し当てる。
「な、何をするつもり・・・。」
両手、両足を抑え込んだ格好のまま、兵士が勢いを付けて後ろへ向けて身体を回転させる。すると樹里の身体は逆反りにされた格好で兵士に両手、両足を抑え込まれたまま吊り上げられてしまう。いわゆるプロレスの大技、吊天上固めだ。
「は、放してっ。」
樹里は何とか逃れようともがくが、両手首はがっしり掴まれているうえに足首もからめられていて身動きできない。男が足を広げるので、大股開きにさせられてしまっている。兵士らは乱れたスカートの裾が辛うじて隠している股間をいやらしそうな目つきで眺めている。そしてそのスカートの裾を掴むとペロッと大きく捲り上げてしまう。樹里の黒いアンスコが再び丸出しにさせられてしまうが、樹里にはスカートを直すことも出来ない。
「はっはっはっ・・・。いい格好だぜ。どうした、オーイエロー。恥ずかしくないのか、そんな格好で。」
「や、やめてっ。放してちょうだいっ。」
兵士が二本の指を添えて、その剥き出しのアンスコの中央部分をなぞりあげる。
「な、何するの・・・。やめなさいっ。」
「どうした、イエロー。戦闘心を失って気持ちよくなってしまうか?」
「くっ、そんなこと・・・。」
「そうか、それじゃあトドメだ。」
兵士は後ろに数歩下がると身構える。
「どうするつもり・・・。」
「オーイエローっ。俺の飛び膝蹴りをその格好で受けるんだ。そりゃあっ。」
勢いをつけた兵士の身体が空を跳ぶ。その爪先は真っ直ぐ大きく広げさせられた樹里の股間の中心を直撃する。
「あぎゃあああああ・・・。」
股間に受けた激痛を抑えることも出来ずに崩れ落ちた樹里こと、オーイエローだった。
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