妄想小説
超力戦隊 オーレンジャー 樹里の危機
十八
桃が牽かれていったのは、奇岩城中腹の少し開けた場所だった。何やら人の背丈ほどの物が据えられ、その上に赤い布が被せてある。その近くまで両手を拘束された桃が連れて来られる。
「オーピンク。お前には古典的な拷問を加えてやろう。鞭打ちの刑だ。どうだ。」
「ふん、そんなもの。幾らだって堪えてみせるわ。」
「そうかな。おい、兵士ども。こいつの下半身をまず裸に剥いてしまえっ。」
兵士がさっそく二人がかりで桃を取り囲む。
「何をするの、やめてっ。」
しかし、何も抵抗することが出来ずに、桃はスカートはおろか、アンスコからショーツまで剥ぎ取られてしまう。
「ふふふ、いい格好だ。パワーブレス無しの裸の尻には古典的な鞭でもさぞかし効くだろうからな。」
「そんなもので怖気づくようなオーレンジャーではないわ。」
「そうかな。それじゃあ、あれを咥えさせろ。」
デクスターが顎で指示すると、赤い布からはみ出していた縄の端を取り上げ、桃に無理やり咥えさせる。
「何よ、これっ。あぐっ・・・。」
桃が咥えたのを確かめると、桃の眼の前に据えられていた物から赤い布を引き剥がす。布の下から現れたのは何とギロチン台だった。しかもその断頭台にはオーレンジャー隊長のオーレッドが下半身裸で括り付けられており、首を載せる台には首の代わりに隊長のペニスが突き出されているのだった。
「うぐぐぐっ。」
桃は咥えさせられた縄はギロチンの刃に繋がっていて、桃が縄を放してしまうと、ギロチンの刃が落ちて隊長のペニスが切り取られてしまう格好になっていたのだった。
(な、何て事を・・・。)
「さ、何処まで耐えられるか、オーピンクの尻に鞭をあてるんだっ。」
デクスターに命令されて、太い革の鞭を手にした兵士が桃に近づいてきた。桃はギロチンの刃に繋がれている縄を咥えさせられている為に逃げることも出来ない。ギロチン台に近付けば刃が隊長のペニスに向かって降りていってしまうし、遠ざかるにも縄の長さ以上には動けないのだ。勿論、縄を口から逃してしまったら、ギロチンの刃が真っ逆さまに隊長のペニスに振り下ろされてしまうのだ。
「やれっ。」
パシーン。
最初の一撃が桃の尻を襲う。
「うぐぐぐっ。」
桃は痛みを必死で堪える。
パシーン。
鞭の痛みに思わず口を離しかけるが必死で堪えて歯をくい閉める。
パシーン。パシーン。パシーン。
次々に襲いかかる鞭の攻撃に、桃の白い尻がみるみる真っ赤に腫れあがっていく。
パシーン、パシーン、パシーン。
「うぐぐぐぐっ・・・。」
桃は目に涙を溜めながら必死で堪えていた。
「なかなかしぶといな。それじゃ、今度は鞭ではなくて、電動バイブ責めにしてみるとするか。おい、あれを用意しろっ。」
デクスターが合図すると、兵士の一人が槍のような棒の先に電動バイブが取り付けられたものを抱えてやってくる。
「前の割れ目では気持ちよくなるだけだろうから、後ろの穴を責めてやろう。おい、尻の穴にそいつを突き立てろ。」
(な、何ですって。)
「おい、オーピンク。覚悟しろ。」
電動バイブの先が赤く腫れた尻の中心部に当てられる。
(や、やめて・・・。)
ブスッ。
「うぐうぐっ・・・。」
「どうだ、オーピンク。尻の穴に突っ込まれた気分は。しかし、責め苦はまだこれからだぞ。たっぷり苦しめてやる。おい、電動モーターのスイッチをいれろっ。」
「うぐっ。」
グィーン。
電動バイブが桃の尻の穴の中で振動を始めた。
(お願い、やめてっ。こんなの。おかしくなってしまいそう・・・。)
桃は口から縄を離せないので、何も口では話せない。ただ、デクスターのほうを向いて睨みつけることしか出来ないのだった。
最早、桃の眦から涙は消え失せ、代わりに額からポタリ、ポタリと脂汗が垂れ始めた。
「さあ、電動バイブのパワーをもっと上げろっ。」
(そ、そんな・・・。)
ギュルルルーン。
「うぐうぐうぐっ・・・。」
(もう駄目っ。耐え切れないわ。)
桃の口元が緩みかける。
「まだ堪えているのか。パワーを最大限にするんだ。」
(そ、そんな・・・。)
「うぐぐぐっ。」
グォオオオオオオオ。
「ああ、しまったっ。」
あまりの衝撃にとうとう桃は口にした縄を放してしまった。
「あっ、どうしようっ。」
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