樹里b

妄想小説

超力戦隊 オーレンジャー 樹里の危機






 十二

 その頃、石牢に首輪で繋がれた樹里の元へはデクスター総統が腹心の部下である隊長デッダーを従えて調教の為にやってきていた。隊長を守る為に仕方なくデクスターのペニスを咥えた樹里だったが、心は決して服従した訳ではなかった。現れたデクスターに樹里は毅然とした表情で睨みつける。
 「なんだ、貴様。その眼は。デクスター総統様に対して何たる態度だ。」
 隊長デッダーが樹里の不敵な態度に頭ごなしに叱りつける。
 「まあ、よい、デッダーよ。フェラチオさせられたぐらいで服従するような者共ではない。だからこそ調教し甲斐があるというものだ。」
 「こやつの股を大開きにさせて、一気に串刺しにしてやったらどうですか。」
 隊長デッダーの提案に、樹里は一瞬身を縮ぢ込ませるが、すぐに気丈になって更に睨みつける。
 「そんな事をして私を思う通りにさせられると思ったら大間違いよ。」
 「オーイエロー。なかなか威勢がいいな。しかし、ただ自由を奪ってお前を犯したからといって、儂の性欲は満足出来んのでな。お前が身体も心も私にひれ伏すようになってでなければ、面白くない。」
 「だったらどうしようっていうの?」
 恐怖にたじろぎながら樹里は言い返す。
 「あの二人のオーレンジャーは感情制御マシンで狂わせて、もうひとりの女レンジャーを襲わせてやったが、お前に対してあの機械を使うのではそれこそ面白くない。お前のような反骨意識の強い者には、近代的な機械ではなく古典的な責め具が最も効果的なのだ。」
 「古典的な責め具・・・?」
 「ふふふ。そうだ、オーイエロー。おい、こやつの両手を首輪に留めてしまうのだ。その上で処刑台の上に立たせろ。」
 「は、わかりましてございます。さっそくに。」
 兵士は二人掛かりで樹里に近づく。首輪は床の鎖で繋がれてはいるものの両手は自由だった樹里だが、兵士に両手首を掴まれるとパワーブレスの無い生身の人間の力では太刀打ちできない。あっと言う間に両手を首輪の後ろ側に繋がれてしまう。
 「さ、立てっ。立つんだ、オーイエロー。」
 そう言うと、兵士は樹里の首輪を掴んで無理やり立上らせ、処刑台へと運んで行くのだった。

 その処刑台は奇妙な造りのものだった。円盤のような足台があって、その周辺の二箇所に足枷を留める為の鉄の輪が付いている。円盤の中心には上に向けて棒状のものが突き出ている。しかし只の某では無く明らかに人間の男のある部分を模ったものに違いなかった。
 「さあ、こいつの両足首に枷を嵌めて処刑台の鉄輪に繋いでしまうのだ。」
 「さ、この台に載れ。」
 「いや、止めて。そんなもの、足首に嵌めないで。いやよ。ああ、繋がないでっ。」
 しかし嫌がる樹里に抵抗する術はなかった。あっと言う間に処刑台に奇妙な棒状のものを跨いで固定されてしまう。樹里はスカートは穿いているものの、その下には捕えられた時からアンスコも下穿きも奪われたままで何も穿いていないのだった。
 「これが何か分かるか。これは地球上でも中世時代から古典的に使われてきた拷問用の薬なのだ。」
 樹里はデクスターが手にしている奇妙な茶色のガラス瓶に入ったものを眺めさせられる。中には半透明などろっとした液状のものが入っているようだった。
 「何なの、それは。そんなものでどうしようって言うの・・・?」
 「ふふふ。これは人間の感じやすい皮膚の粘膜に作用して、抗しがたい痒みを与える悪魔の軟膏といわれるものだ。これをお前のどこに塗り込めるか、もうだいたい察しはついておろう。」
 「ま、まさか・・・。」
 「さ、オーイエローの首を掴んで前に屈ませろ。」
 「ははあ。」
 兵士が二人掛かりで樹里の首を掴み、無理やり前に屈ませる。更には樹里の長い髪をブーツで踏みつけて顔を挙げれないようにしてしまう。
 「さ、それをたっぷり塗り込めて貰うがいい。ほれ、お前。あそこの穴にこいつを塗り込めるのだ。」
 「い、嫌よ。そんなもの・・・・。や、駄目っ。やめてえ。」
 しかし嫌がる樹里も兵士にスカートを捲られ、裸の尻を剥き出しにされると、もうどうすることも出来ない。
 いきなりヒヤッとした感触が樹里の肛門を襲う。しかしあっと言う間にその感覚はカッという熱いものに変わった。と思う間もなく、魔の痒みが樹里の肛門内にじわじわ広がってゆくのだった。

 「どうだ。まだ我慢するのか。もう楽になったらどうだ。」
 そう言って不敵に薄ら笑いを浮かべるデクスターを前にして、樹里は額から流れ落ちる油汗を自分では拭うことすら叶わず、ただひたすらお尻の穴の痒みに耐えていた。執拗に襲ってくるその痒みは樹里の全ての理性を奪い去ってしまおうとしていた。
 「嫌よ。負けるものですか。堪えて見せるわ。ううう・・・。ああ、駄目っ。おかしくなりそう。」
 ブーンという振動が足下から伝わってくる。樹里が開いた両脚のど真ん中で回転しながら僅かに首を振っているその棒状の物は、くねくねと樹里を誘っているかのようだった。
 痒みから逃れるには、樹里が自分の膝を割って腰を落とし、その振動する切っ先をお尻の穴に当てさえすればいいのだ。そうすれば愉悦の快楽が味わえるとデクスターは言っていた。しかしそれは、痒みに堪えかねてデクスターに屈することを意味していた。
 樹里の膝が勝手にすこしずつ曲がっていく。自分でもそんな真似はしたくないと思っているのに、身体が勝手に動いていってしまうのだ。そして樹里は自分の意志でそれを最早止められなかった。
 スカートの下には何も穿いていない。お尻をその棒の先に当てれば、棒が振動と共にその痒みを癒してくれる筈なのだ。

樹里c

 「ああ、もう駄目っ。我慢出来ないっ・・・・。」
 とうとう痒みに屈してしまった樹里が腰を落とす。棒の先が尻の穴の淵に触れただけで樹里は自分の身体に電撃が走ったような快感を憶える。
 「ああ、いい・・・。ああ、駄目っ。ああ、気持ちいい・・・。」
 一旦、その感触を味わってしまうと、もう止められなかった。自分のほうから腰を振って棒の先を尻の穴のまわりをぐりぐり擦らせる。
 樹里が堪らずに尻の穴を回転する棒の先に当て始めたのを観てとったデクスターは樹里の背後に待機している二人の兵士に目配せする。樹里は尻の穴に神経が集中していてその事に気づいていなかった。
 いきなり二人の兵士が足枷に繋がれた樹里の両足首を掴んだ。
 「な、何するのっ。やめてっ。」
 しかし二人の兵士は息を合わせて一気に樹里の両足首を掴んで上へ持上げる。途端に樹里は自分の全体重が尻の穴で支えられていくことに気づいた。
 「やめて。そんな事っ・・・。」
 ブスリッ。
 そんな音をたてて、黒光りする肉棒が樹里の肛門を貫く。裸の尻たぶが床に触れるまで、その肉棒は樹里の身体を突きぬけていく。自分の肛門を刺し抜かれる痛みに恐怖を憶えていた樹里は、しかしそれが思いもよらなかった快感に変わるのを気を失う直前に感じていた。そして樹里は白目を剥いて失神してしまったのだった。

tbc
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