妄想小説
超力戦隊 オーレンジャー 樹里の危機
十
気づくと隊長の姿は特殊ホログラムの画面からは消えていた。
「オーピンク。お前の淫らな姿は隊長にたっぷり観て貰った。今度は隊長とオーイエローの方がお前に淫らな姿を見せる番だ。」
「隊長とオーイエローですって?」
「ふ、ふ、ふ。そうだ。これを見るんだな。」
突然再び特殊ホログラムの画面が繋がれた桃の前に出現した。その画面の半分には繋がれた隊長が、もう半分の画面には戒めを解かれた樹里の姿があった。隊長は下半身の制服を剥ぎ取られペニスを晒したままだ。
「オーピンク。お前にはこれからオーイエローがどうやってオーレッドを誑かすかよく観るんだな。」
桃にはデクスターが何を見せようとしているのか理解が出来なかった。突然画面のほうから声が聞こえてきた。
「隊長っ、私を見て。」
そう言うと樹里はスクリーン上の隊長に向かってそう叫ぶとスカートの裾を上へ引っ張り上げる。桃の目に隊長の剥き出しのペニスが膨らみを増して上向いてくるのが分かった。
「樹里・・・、樹里っ。何をしているんだ。そんな格好をして。ああ、樹里。」
樹里は股下ぎりぎりまで持ち上げたスカートの裾をゆらしてみせる。それに反応したように、隊長のペニスが更に上を向いた。
「ああ、そんな格好をしたら、勃起してしまう。ああ、樹里。赦してくれ。でも我慢出来ないんだ。」
「いいの、隊長。もっと強く勃起してっ。・・・・。」
「・・・・。」
「・・・・。もっと勃起して硬くして。そうだ。隊長っ。私、このスカートの下、何も穿いていないの。アンスコもショーツも奪われてしまったの。だからこの下はノーパンなの。」
その言葉を聞いて隊長のペニスが更に強く天を向いた。
樹里が再び大声を挙げる。
「・・・・。ペニスを立てて、硬くしてっ。そうだ。私このスカートの下、ノーパンだけじゃなくて、パラノイアたちにあそこの毛も剃られてしまったの。」
「何だって・・・。」
その姿を想像したらしいオーレッドのペニスは再び奮い立つ。
「おXXXの毛がないの。全部、剃られてしまったの。恥ずかしいわ。」
「本当なのか、樹里っ。」
「樹里っ。お願いだ。そのスカートの下を一度だけでいいから見せてくれないか。」
「いやっ。恥ずかしいわ。そんな姿、見せられない。」
「頼む。このままじゃ蛇の生殺しのようなものだ。」
「一度だけよ。見てっ。」
樹里がスカートを思いっきり上へ持上げる。
「ああ、樹里っ・・・。」
樹里の毛を剃られた股間を見せられた隊長は感慨深そうに溜め息を吐く。その途端に勃起したペニスの先から白濁したものが飛び散った。
そこでホログラムの画面は消失したのだった。
「何なの、これは・・・。どういう事っ?」
「ふ、ふ、ふ。観た通りさ。オーイエローがオーレッドを誘惑して、勃起させ、射精までさせちゃったってことさ。お前らの隊長は、相当オーイエローにぞっこんの様子だな。」
「そ、そんな事・・・。」
(そんな事、ないわ)と言おうとした桃だったが、後半は言葉にならなかった。
(樹里があんな事までして隊長の気を惹いていただなんて・・・許せないっ)
しかし、桃はデクスターが嫉妬心を煽りながら微妙に編集した映像で桃の心が樹里に対する怒りへと繋がっていくように誘導されているとは思いもしないのだった。若い隊員たちにフェラチオする姿を慕っている隊長に目撃されてしまったことへのショックが桃から冷静さを奪っているのにも気づいていなかったのだ。
「オーイエローはもう俺に服従しているのだ。これを見ろっ。」
そう言ってデクスターは更にホログラム画面で樹里がデクスターの前に跪いてフェラチオさせられるところを見せてしまう。桃は樹里のその姿にすっかり逆上してしまうのだった。
(樹里っ!あなたは裏切ったのね。私はあなたを許さない。あなたを倒してきっと隊長を助け出してみせるっ。)そう心に誓った桃だった。
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