妄想小説
超力戦隊 オーレンジャー 樹里の危機
三
「まずこいつをここに繋ぐんだ。両手を繋いだら、スカートを捲って下に穿いているアンスコとパンティを剥ぎ取ってしまえ。そしたら両脚も鎖で繋ぐんだ。」
「や、やめて・・・。どうするつもり。」
「ふふふ。まずはあそこの毛を全部剃ってやるのさ。」
「いやっ、そんな事して何の意味があるっていうの?」
「ちゃんと意味はあるのさ。お前のそんな姿を見たら頭に血が昇って逆上する奴が居るってことさ。」
「何ですって。どういう意味よ、それっ。」
「ふふふ。今にわかるさ。さっ、一思いにやっちまえ。」
「いやああ・・・、やめてえっ。」
股間の陰毛をすっかり剃り落とされた樹里は両手、両足を繋がれたまま放置されていた。スカートは剃毛の際に捲り上げられたままなので、童女のような真一文字の割れ目を晒したままだった。そこへパラノイアの兵士が一人やって来て、つるつるにされた樹里の股間をしげしげと眺めている。
「こんな事されたからって、私は負けないわ。見たければ存分にみるがいいわ。」
「まだ強がりを言ってるのか。こんな格好で何も出来ないくせに。今、向こうでお前を拷問にかける準備をしているんで楽しみにしてるんだな。」
樹里は拷問という言葉を聞いて不安になる。
「何をしようというの・・・。」
「今にわかるさ。」
樹里は兵士が樹里のパワーブレスを持っているのに気づく。
「あ、それは私の・・・。」
「ああ、こいつか。これはどうやって使うんだ?」
兵士がパワーブレスをいじり始めたのを見て、樹里は一計を案ずる。
「それはパワーブレスって言って、そこの横のボタンを押すとパワーがみなぎるようになっているの。」
樹里は嘘を吐いて、兵士に通信機の発信ボタンを押させるのだった。
「うん?これか。・・・。なんともならないぞ。」
樹里は兵士が通信ボタンを押したのを見て大声を挙げる。
「隊長、助けてっ。拷問に掛けられそうなのっ。」
通信はGPSの位置情報と共に、オーレンジャーの基地へ届く筈だった。そこには皆の行方を案じる隊長が控えている筈だった。自分達が捕えられている場所さえ伝われば、救出に来てくれる筈だと思ったのだ。
「お前、騙したな。これは通信機じゃないか。くそっ、壊してやる。」
「いや、いいんだ。そいつはまだ使うので俺に渡せ。」
いつの間にか悪の総統、デクスターが兵士の後ろにやってきていて、兵士からパワーブレスを取り上げる。
「お前たち、オーイエローを処刑台のほうへ運んでいけ。」
「は、わかりました。おい、皆共。手を貸せ。」
樹里は何人もの兵士たちに手足を抑えつけられたまま、再び運ばれていくのだった。
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