騙された新人女優とマネージャー
第一部
六
(ああ、もう身動きも出来ない。このまま剛さんに身を任せるしかないのだわ。)
そう思った瞬間に由里は両肩を押されてベッドの上に仰向けに押し倒される。
(え、そんな急に・・・。)
由里が声を発しようとしたその前に由里は自分の鼻が抓まれるのを感じる。
「むーっ、むむむ・・。」
息が苦しくなって口を大きく開いて息を吸い込もうとした瞬間に何かがその由里の口の中に押し込まれる。抓まれて塞がれていた鼻腔が自由にされたと同時に今度は口のほうが何かで塞がれてしまったのだ。
「あぐっ・・・・。あぐふっ。」
(な、何っ・・・。これっ。ま、まさか・・・。)
疑いながらも由里は口の中に突き立てられたものを想像してみる。
「顎の力を緩めてっ。」
「あぐうっ。」
声にならない言葉を発しながら言われたとおりに顎の力を緩めると、そのモノは更に奥に突き立てられていく。
「むむむむっ・・・。」
剛の両膝が由里の両肩の上辺りに沈み込むのがベッドの揺れで感じられる。それとともに口の中に侵入してきたものが更に奥へと忍び込んでくる。
「唇をゆっくり・・・、ゆっくりとすぼめていくんだ。そう。そういう感じ・・・。吸い込むようにするんだ。」
「ううっ・・・。」
由里には口の中いっぱいに押し込められた生温かいそのモノが、突き立てられたのか自分の方から吸い寄せたのかだんだんわからなくなる。
「舌を動かしてっ。」
そう言われても舌をどう動かしていいのかわからない。無理やり舌を持ち上げようとすると口の中に溢れてくる唾液が涎のように口唇から洩れ出しそうになる。それでも何とか無理やり舌を動かそうとすると、押し入ってきた肉の塊の裏側部分をなぞっていくのが感触で分る。
「ああ、いいっ。そうだ。いいよ。」
口の中に押し入ってきたそのモノがゆっくりと引き抜かれていく。口を塞がれていた状態から漸く解放されるのかと思った瞬間、再びそのモノは由里の喉元奥深くまで突き立てられる。
「あふっ・・・。」
再度、それは引き抜かれそうになってもう一度奥深くまで侵入してくる。それに合わせて由里は自分の唇と舌がピチャッという音を立てたのをはっきりと耳にした。
二度目にそのモノが奥深く侵入してきた時、漸く由里は少し落ち着くことが出来た。顎の筋肉を緩めて深くそのモノを受け入れる。やがてそれが引き抜かれようとするのに合わせて唇を強くすぼめ、口全体でそのモノを引き留めようとする。それがゆっくりと繰り返されていく。
その繰り返しのリズムが掴めてくると、由里もその感触の気持ち良さに酔いしれていく。そしてそのリズムは少しずつテンポを速めてゆく。目には見えないが真上に居る剛の息遣いがだんだん荒々しくなっていくのが分かる。
突然、そのモノは由里の口の中から完全に引き抜かれてしまう。
「ああ、ま・・・。」
(まだ、引き抜かないでっ)とそう言いそうになるのを寸でのところで言葉を呑み込む。しかしそれは剛が由里の身体から離れようというのではなかった。逆に剛の身体が押し被さってきたのだ。そして片方の手が由里の胸元に当てられたかと思うと、乳房の真ん中を擦り抜けてどんどん下の方へ伸びていく。臍の上をも通り過ぎたその手はスカートの布地をどんどん上へたくし上げていくのを感じる。そして裾の端を探り当てた指先は今度は由里の下着の中へと侵入してくるのだった。
(あ、駄目っ。そ、そこは・・・。)
しかし剛の逸る二本の指先は叢の茂みを掻き分けてその下の割れ目の中へと滑り込んでくる。その指先があまりにするっと中に入り込んでしまったことで、何時の間にかその部分は潤んできていたことを由里も自覚する。
「ここが欲しがっているみたい。」
剛の言葉が耳元で囁くように言うのが由里にも聞こえた。口の中を先に犯されたことで、処女を喪う恐怖心はすっかりなくなっていた。却って早く本当の処女を奪って欲しくなっている自分に気づき始めていた。
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