シーツ放

若妻のたしなみ



 七

 男が入っていったのは夫の寝室だった。普段はこちらに置いてあるシングルベッドに夫は寝ているのだった。男が先に入って夫のベッドの上に金魚鉢を降ろす。そこには何時の間にか男が理恵の部屋から持ち出したらしい、お気に入りのシルクのワンピースが敷物のように敷かれている。
 「お前の旦那のベッドなんだろ。粗相しておしっこを垂らしたりしたらいけないから適当な敷物を敷いておいてやったぜ。さ、ここでするんだな。」
 「あ、それは・・・。私の大事にしているワンピースじゃないの。ああ、もう駄目。我慢出来ないっ。」
 理恵はもう何か考えている余裕はなくなっていた。膝まで降ろされてしまったパンティをぶら下げたまま夫のベッドに攀じ登る。
 ベッドの上に不安定に置かれた金魚鉢を跨ぐようにしてしゃがんでみたが、そのままではそれほど深さのない金魚鉢に外に漏らさないように放尿するのは無理そうだった。理恵は膝をベッドについて股間を金魚鉢の縁に押し当てるようにする。一旦、括約筋を緩めると勢いのついたゆばりはもう止めようがなかった。金魚鉢の底を叩くように迸り出る小水は跳ねが飛んで理恵の裸の太腿を濡らし、一部は大事にしていたワンピースにまで飛び跳ねて沁みを作っていく。しかし、そんな事に最早構っていられる状態ではなかった。
 半分ほど小水を洩らしたところで少し落ち着きを取り戻した理恵だったが、その分男への注意は散漫になっていた。男は何時の間にか理恵のすぐ後ろに回り込んでいることに気づかなかった。膝をついて股間を押し付けるように金魚鉢に跨っていた理恵は男にお尻を突きだすような格好になってしまっていた。そのお尻の中心に男の両手で形作られた指浣腸がいきなり突き立てられたのだった。
 「ぎゃあっ・・・。な、何するの?」
 いきなりの尻の穴への攻撃で、思わず理恵は前につんのめるように倒れ込み、股の下の金魚鉢も倒してしまっていた。
 「あ、しまった・・・。」
 慌てて起そうとした金魚鉢は中身の大半をベッドの上にぶちまけてしまっていた。しかもまだ小水は出しきっていなかった。
 ベッドの溢した小水は最早どうすることも出来ず、なんとか膝で元に戻した金魚鉢に再び小水を出しきることしか出来ないのだった。

若妻

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