若妻のたしなみ
二
「嫌っ。手錠を嵌めるなんて。私をどうしようというの?」
「ふふふ、奥さん。これからアンタをたっぷり楽しませて貰おうと思ってね。」
「こ、こんなものを嵌めて。私に抵抗させないようにするつもりね。私に何をしようっていうの。」
「その格好じゃ、俺に何をされても逆らえないからな。えっ、どうされたいんだ。おっぱいを揉まれたいのか? それともスカートを捲ってパンツを下してやろうか?」
「や、やめて。外してっ、この手錠。お願いっ。」
「へっへっへ。駄目だね。そうだ。この鎖で引っ張ってってやるから、ちょっとお散歩でもしようか。ほれっ、歩きな。」
「そ、そんな。鎖を引っ張らないで。どこへ連れて行こうっていうの。」
「玄関だよ。散歩っていったらお外だろ。」
「い、いやよ。こんな格好、誰にも見られたくない。」
「それじゃあ台所で犯してやろう。そのキッチンテーブルの上に仰向けになって寝るんだ。」
「駄目よ。そんな格好したらスカートの中が見えちゃう。」
「ほれっ。こうして鎖をこのテーブルの足に括り付けてやる。」
「ああ、そんな。駄目っ。」
「ほう、刺激的な格好だな。そんな短いスカートで。」
「いやっ、見ないで。スカートがずり上っちゃう・・・。」
ピン・ポーン。
突然のドアチャイムの音にふと、我に返った理恵は妄想しながら自分からキッチンテーブルに乗ってのけぞっていたことに気づく。
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