美剣士、凛
その15
太腿に添えられていた両手を凛の腰から尻のあたりに持ち帰ると、
陶玄斎の突きが速く激しくなってゆく。しかし、陶玄斎の前後の腰
振りが速くなればなるほど、凛のほうの反応が徐々に鈍くなってい
く。既に凛は両目を閉じ、眉間に神経を集中させ、自らの瞑想の中
に深く入ってしまっている。
「こ、こやつ・・・。」
凛の反応がなくなってきたことを見てとると、陶玄斎は一旦突く
のを止める。既に息が切れそうになっている。
「それならばこうしてやる。おい、お前ら。そいつはいいから、
こっちへきて、この女剣士の身体を抱え上げろ。」
そういうと、陶玄斎は凛から男根を引き抜くと横に仰向けになる。
陶玄斎の反り返った摩羅が天を向いている。二人の女忍びが縛られ
て青竹で脚を広げさせられている凛の身体を両側から持ち上げる。
「そうじゃ。そうして、こやつの女陰をこの珍宝(ちんぽう)の
先に持ってくるのだ。」
女忍びたちは凛の広げられた股の中心の割れ目を陶玄斎の天を向
いてそそり立っている摩羅の先にくるように持ってくる。
「さ、一気にこやつの身体を落とすのじゃ。やれっ。」
二人の忍びが突き落とすように凛の身体を陶玄斎の股間に向けて
押し放つ。
ズブッと音を立てて陶玄斎の太い摩羅が凛の女陰の奥まで一気に
突き刺さる。
「・・・。」
それでも凛は表情ひとつ変えない。何事もなかったかのように瞑
想の奥に耽っている。
「もう一度だ。やれっ。」
女忍びたちが再び凛の身体を抱えて、陶玄斎の摩羅が抜けそうに
なるぎりぎりまで持ち上げると、一気に身体を落としこむ。
凛は自分の身体の重みで、女陰を奥底まで陶玄斎の摩羅で串刺し
にされるのだが、やはり何事もなかったかのように瞑想したままだ。
「く、くそうっ・・・。なんてやつだ。」
凛の摩羅をどんなに突きたてても凛がよがり声ひとつ挙げないの
に、さすがの陶玄斎もたじろぎ始める。
凛を腰の上に載せて繋がったまま、凛の腰を掴んでぐいぐい揺ら
すのだが、凛はびくともしない。あまりの反応の無さに、陶玄斎も
摩羅が萎えそうになる。
「お、おのれ・・・。」
凛の身体を突き倒して転ばせると陶玄斎はやおら立ち上がる。そ
の摩羅はもはや天を向いては居らず、下に垂れ下がり始めている。
「どうした、陶玄斎。お前の言う地獄とはそれだけのものか。」
凛が片目を開いて、さも軽蔑したように揶揄する。
「くくく・・・。」
今度は陶玄斎が口惜しがる番だった。
「と、陶玄斎様っ。お耳を・・・。」
突然女忍びのひとりが陶玄斎の横に忍び寄る。
「何と・・・。そうなのか。・・・。」
再び陶玄斎がにやりと歪んだ笑みを浮かべる。
「おい、女剣士。お前には苦手なところがあるそうじゃのう。」
「何を申すか、陶玄斎。」
「その不浄の穴じゃ。」
陶玄斎の視線は、竹で割り広げられた凛の脚が露わにしてしまっ
ている肛門を射抜くかのように当てられている。
「な、何と・・・。」
凛は女忍びが何と耳打ちしたのかを悟った。この女忍びたちは、
以前に地下牢に閉じ込められ、玄斎等から責めを受けた時に、その
場に居たに違いなかった。あの時、不覚にも尻を責め上げる地獄の
痒みの前に、とうとう屈してしまった屈辱を凛は思い返していた。
「おい、例の汁と天狗の面を用意せい。」
二人の忍びがその場を走り去る。
「待っておれ。その生意気な面が泣きっ面になるまでたっぷり懲
らしめてくれるわ。」
そうほくそ笑む陶玄斎だった。
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