rin4

美剣士、凛



まえがき


 八神淳一氏の官能時代小説シリーズ、艶剣客は私の好きな小説のひとつだ。何と言ってもプロットがいい。主人公、脇役などの性格、立ち振る舞い。独特の言い回しなど、ただの官能小説にはない魅力に溢れている。
 こんな好きな小説だからこそ、自分でも似たようなシチュエーションで書くことが出来ないだろうかと一時考えていた。江戸時代の時の刻の言い表し方から、武家社会特有の言い方など、まず単語から入ってその羅列を眺めながら頭に思いついたプロットを組み立てていったのが、以下の作品だ。
 最も大切に考えている女剣士の矜持の保ちかたが上手く描けていればよいのだが・・・。




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