妄想小説
麗華に仕掛けられた罠
十七
「てめえら。裏切りやがって・・・。こんなことして、只で済むと思うなよ。」
両手を万歳の格好に繋がれてしまった悦子が強がってみせるが、男達はまったく動じていなかった。
「アタイ達をこんな風に括り付けてどうしようっていうんだい? まさか、逃がしてやったあの麗華の代わりにアタイ達の身体で童貞を卒業しようなんて考えているんじゃないだろうな。」
「ふふふ。安心しな。もう少しでお前等の策略に嵌まって俺たちが強姦魔っている犯罪者のレッテルを貼られちまうところだったんだ。今、お前達をやっちまったら同じことになっちまう。それに、お前等みたいなズベ公じゃ、俺たちはそそられねえんだ。多分、チンコも立たねえだろうな。」
「なんだとおっ・・・。もう一辺、言ってみろや。このブサメンの童貞野郎が・・・。」
「まあまあ、熱くなるなよ。冷静に行こうぜ、ここは。お前達みたいな処女でもないションベン臭いアバズレを犯すつもりはねえけど、あの麗華さんを酷い目に遭わせようとした落とし前は付けて貰うぜ。お前達が麗華さんにしようとした辱めはお前等自身が罰として受けるんだ。さっきお前等が持ってきて麗華さんに呑ませたもの、見つけて持ってきてやったぞ。まだたっぷり2リットル以上は残っているから三人で分けても充分だろう。」
「まさか、お前等・・・。」
「そうさ。三人で残ってたものを全部飲み干すんだ。嫌なら麗華さんにしたのと同じように辛子フランクのフェラチオで嫌でも呑まざるを得なくしてやるけど、どうする?」
「まずは首謀者の朱美からだ。おとなしく呑むか? それとも辛子フランクを先にするか?」
「お、お前等・・・。」

辛子フランクの辛さはよく知っているだけに、睦男等が口元に差し向ける利尿剤のボトルを拒むことは出来なかった。朱美が観念して呑み込むのを見て、悦子も吟子もそれに続く。
「ねえ、アンタたち。アタイたちをこんな格好で括り付けたまま放置しようっていうんじゃないわよね。」
「へへへっ。暗くなる前には球場管理事務所に電話して不審者が三人グランドに忍び込んで変なことしてるみたいだって通報してやるよ。おっと、その前にお前たちにもギャラリーを呼んでやらなくっちゃな。朱美っ。お前、折角の放尿ショーなんだからギャラリーが居たほうがいいって麗華にも言ってたよな。」
「何だって? ま、まさか・・・。誰かを呼んで来ようっていうんじゃないわよね。」
「まだ暗くなる前にはたっぷり時間があるからな。学校へ戻って噂話をばらまいてやるよ。散々悪事を働いてきたスケバン三人組が球場でお仕置きを受けてるから観に行ってこいよってな。」
「何ですって・・・。や、やめて・・・。」
しかし睦男たちは聞く耳も持たないという風にくるりと踵を返すと学校に残っている連中に声を掛けに行ってしまうのだった。
「どうしよう、朱美。もう我慢が出来なくなっちゃったわ。ああ、洩れそう・・・。」
「うるさいわね。黙んな。洩れそうなのはアンタだけじゃないんだよっ。」
「ああ、駄目っ。出る・・・。」

次へ 先頭へ