ワゴン車

妄想小説

監禁された女巡査



 第十四章 凌辱


 目が覚めた時、由紀はワゴン車の荷台で運ばれているところだった。両手、両足が背中で括り合わされているらしく、身動き出来ない。目にはアイマスクが嵌められ、口にはガムテープが貼られている様子で、様子を見ることも、声を挙げることも出来なかった。大きな布製の袋の中に入れられて運ばれてきたようで、拉致されたことを周りに気づかれずに車で運ばれようとしているのだと由紀は察したのだった。

 首尾よく由紀を拉致し、捕縛したことの首尾のよさにマサは酔っていた。実際には、由紀を拉致した方法は、若から伝授されたことを実行したに過ぎない。マサにとっては「若」である光彦は、真穂を拉致するのに、失敗した場合を想定して、次の手も用意していたのだ。朱美の芝居で真穂に降参させる計画ではあったが、朱美の芝居が万が一ばれて失敗した場合は、次郎とマサの二人がかりで真穂を押え付けて捕獲する予定になっていた。上から被せる投網もその後、手足の自由を奪い気絶させる為のスタンガンも、光彦の指図で用意されたものだった。
 由紀を拉致するのに朱美の協力を得られなかったマサは、独りで若の使われなかったほうの策略をパクることにしたのだった。実際、投網とスタンガンが無かったら、マサの知恵と腕だけでは由紀を捕えることなど出来た筈もなかった。
 マサは、古いロッカーの中で、投げ付ける投網を手にしながら、その機を窺がって居た時のことを思い出しては、つい含み笑いをしてしまうのだ。
 (まんまと引っ掛かって独りでついてくるなんて、なんて間抜けなポリ公なんだ。)
 マサは自分の計略であったかのように、成功の愉悦に浸っていた。
 態と由紀が乗った場所から少し離れた場所に乗り込み、傍にいた女子高生の尻を思いっきり掴んで大声を出させたのだけはマサが自分で考えたことだ。電車から逃げて技と後を追わせる計略は見事に成功したのだった。

 マサが目指したのは、例の別荘のある裏山にあたる林道の奥だった。まさか若に無断であの別荘を監禁に使う訳にはゆかなかった。それで組の事務所で使っているワゴン車を借り出したのだった。山の中で犯すか、適当な場所が無ければ車室内で犯すには、荷室の広いワゴンが最適だった。真穂を運ぶのに若に言われてあの日、用意をした時から、マサにはそれが判っていた。

 マサが最終的に由紀を犯すのに選んだ場所は、林道の奥の材木の切り出し場の跡地だった。マサは都会に出てくる前は田舎で親の稼業であった樵の手伝いをしていた。だから、材木の切り出し場はおおよその様子が判っていた。また、切り出した樹木を筏で流したりするのに使う縄の扱いなどにも慣れていた。

 ひと気のない切り出し場へワゴン車を乗り入れると、リアゲートから由紀を包んできた布袋ごと車の外に引っ張り出し、乱暴に地面に落とす。袋の口が開けられると、アイマスクを嵌められた由紀にも光が差したのが感じられた。

 頭が回らない分、マサは身体を動かすのは手際が良かった。適当な人間の背丈ほどの丸太を運んでくると、用意した縄を巻きつけそこにまだ縛られたままの由紀の手首もしっかりそれに結び付ける。今度は先に由紀のもう片方の手首に縄をしっかり結わえ付けてから、片腕だけ縄を解き、手首を引っ張って、丸太のもう一方の端に括りつけてしまう。マサは慎重に由紀の両手が同時に自由にならないように気をつけながら、後ろ手に縛った由紀を丸太に括りつけ直す。両手を手首のところと脇の下のところでしっかりと丸太に括りつけると、今度は片方の脚ずつ縄を緩めていき、膝の部分に縄を括りつけ、その縄を今度は股を大きく開かせて、肩口の部分で両手を括りつけている縄に繋ぎとめる。両脚をその形で留められてしまうと、由紀は股間を丸出しにして、ちょうど赤ちゃんがおしっこをさせられるような格好で身動き出来ないように繋ぎ留められてしまったのだった。由紀の短いスカートはすっかりたくし上がってしまっていて、薄いストッキング越しに白いショーツを丸見えにさせてしまっていた。
 その姿に自分で興奮してきたマサはたまらずズボンのチャックを下して、膨らみ始めた一物を恥かしげもなく引っ張り出した。丸太に手足を繋がれた由紀は自分で立ち上がることはおろか、這って逃げることすら出来ない。ズボンのチャックの間から一物をぶら下げたまま、マサは由紀の視界を奪っていたアイマスクを取り外す。突然開けた由紀の視界に最初に入ってきたのは、鎌首を擡げ初めている醜い陰茎だった。
 (キャッ・・・。)
 由紀はくぐもって声にならない悲鳴を挙げた。
 マサは次に乱暴に由紀の口からガムテープを引き剥がす。

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 「い、嫌っ。こんな格好・・・。み、見ないでっ。」
 しかし、惨めな格好で晒されている由紀を見下ろしたマサは、恥かしさに打ち震えている由紀の様子を見て、更に男根を太く硬くさせていく。

 マサは、辺りを見渡して、由紀を運ぶ場所を物色する。傍には朽ちかけた製材所跡のトタン屋根に蔽われた倉庫のような場所がある。その屋根の下に誂え向きの高さの材木を切り出すのに使ったらしい大きなテーブル状の台があった。マサは由紀の背後に回りこむと丸太ごと後ろから由紀の胸のあたりを抱いて引き摺り上げ、そのテーブルまで由紀の身体を運んでゆく。由紀の身体が台の上に載せられると、剥き出しの股間が立っているマサの腰の辺りになって、いかにも犯すのに都合がいい位置になる。製材所跡にはクレーンなどを使っていたらしい頑丈そうな鉄の梁が寝かせられた由紀の真上に伸びている。マサはそこにロープを掛け、由紀の両手を縛っている縄につなぎ止めて引上げた。ちょうど上の梁から吊られる格好で、由紀は身を起こされた。おしっこをさせて貰うような格好で無様に股を広げて吊るされることになったのだ。その剥き出しの中心部を蔽っていた薄手のストッキングをマサは両手で思い切り引き千切った。生身のパンティが晒される。
 「いやあ、止めてえ。」
 由紀が恥ずかしさに身を振り絞って声を挙げるが、その声は空しく山奥の樹木の中に吸い込まれていく。剥き出しにされたショーツを目にしたマサは、股間の凶器を更に熱く滾らせ、その鎌首は高々と持ち上がる。
 「さあ、たっぷり可愛がってやるぜ。」
 マサは由紀がもっと恥ずかしがって嬌声を挙げるのを楽しむように、屹立した怒張の切っ先を由紀の剥き出しにされた下穿きの中心のクロッチの部分に押し当てると、前後にゆっくりなぞり始める。
 「どうだ、気持ちいいか。これじゃ、やっぱり足りないか。早く入れて欲しいか。」
 マサは自分も感じいりながら、目の前の身動きの取れない由紀を口で辱める。
 由紀がどうもがいても両腕、両脚の縄はびくともしない。逃れようと身を捩ることさえ叶わないのだった。
 (このままでは感じてきてしまうかもしれない。こんな、卑劣な男に犯されて、いかされてしまうなんて、死んでも死に切れない。)
 しかし、由紀には、股間を頼りない布の上から醜い肉塊でこすられているうちに、次第に身体の緊張がじんじん痺れて疼いてき始めているのを感じていた。

 「ねえ、貴方っ。判っているの。貴方の身元はもう割れているのよ。こんなことして、罪を重ねるだけよ。この前の痴漢行為だって、余罪になって、情状酌量の余地は無くなるのよ。ただの強制猥褻や、強姦罪では済まなくなるわよ・・・・。わ、私は警察官よ。公務執行妨害罪も加わるわよ。・・・。誘拐扼至、拉致、監禁罪にもなるのよ。」
 由紀は思いつくだけの罪状を挙げたてた。が、興奮状態になっているマサの耳には届かない。既にマサの手は引き千切ったパンストの下から丸出しになったショーツの端に伸びて、今にも膝の上にまで引きずり下ろそうとしていた。
 「待って。アンタ、組の人間でしょ。組に知れたら、どうなるか判っているの。」
 一瞬、マサの手が凍りついたように止まった。由紀には、最初自分の放ったどの言葉がマサの手を制したのか判らなかった。が、すぐにマサの弱みを見抜いた。
 「貴方、この間、捕まったことも組には黙っているのでしょう。でも、直に公安部のほうから情報が行くわよ。そうなったらどうなるかぐらい貴方だって判るでしょう。その上に今度のことも組には黙って、勝手にやっているのではないの。私のこと、犯すのは勝手だけど、そんな事してそのままじゃ済まないわよ。そんな事、勝手にして、組がどう思うか考えているの。」
 この言葉は強烈にマサにショックを与えたようだった。顔はわなわな震えながらも由紀のほうを睨みつけていたのだったが、股間の一物は明らかに勢いを失って、萎え始めていた。怒張が弛緩し始めたのに気づいた由紀は、更に畳み掛けた。
 「あら、組に知れると気づいたら、途端に元気が無くなってきたみたいね。貴方の大事な息子さん、萎んできちゃったみたいよ。」
 由紀は精一杯虚勢を張っていた。普段そんなはしたない口の利き方をしたことはない。それどころか、普段は同僚たちが控え室で、女性ばかりだからと言って男との性の話や卑猥な言葉を口にするのを聞くと、眉を潜めてそっと席を外すのが常である。しかし、この時の由紀は必死だった。
 「ちゃんと立てない男って、だらしないわね。役立たずって感じ。あんた、インポ?」
 これにはマサのほうがたじたじとなった。慌てて、勢いを失ってだらりと垂れ下がった陰茎を由紀に背を向けて隠す。
 「あ~ら。隠したって駄目よ。もう駄目になっちゃったんでしょ。立とうと思っても立たないんじゃないの。えっ、どうなの。見せてみてよ。」
 マサは正しく図星を指されて慌てた。由紀に指摘された通り、首尾よく由紀のことを犯した後のことは全く考えていなかったのだ。幾ら果てしなく犯したところで、いつかは解放しなくてはならない。そうすれば、自分のことは警察に知られてしまっているので、やがて組にまで追ってくるのは間違いがない。そればかりか、組の頭や若、次郎にだって警察に追われるような勝手なことを仕出かしたと知れれば、どれだけ厳しくヤキを入れられて落とし前を付けさせられることになるか判ったものではない。そう考えた途端に、最早勃起出来なくなってしまったのだ。
 「う、うるさい。少し黙ってろ。」
 マサは回らない頭でどうしたらいいか暫く考える。
(犯すだけ犯した後、始末してしまうか。しかし、女をばらして、上手く見つからずに済ます上手い方法なんて、自分に出来るだろうか。こんな時、若だったら、きっと誰も思いつかないようないい策略を考え出すものだ。だけど、こんなこと、若に相談する訳にはゆかない。そんなこと、しようものなら、それこそ命取りだ・・・・。)
 マサの明らかにうろたえた様子に、ひと安堵の由紀だった。が、そうは言ってもがんじがらめに縛られていては、何が出来る訳ではない。圧倒的に不利な立場に居ることには変わりはなかった。何とかして、男に縄を解かせて、諦めて解放させるようにしむけるしかない、そう由紀のほうも考えていた。
 「ねえ、今なら縄を解いてくれたら、無かったことにしてあげるわ。どう、どうする。」
 マサは由紀の言葉に迷った。再び、由紀の痴態を目にする。露わにされた股間の中心が心無しか湿気を帯びているように見える。自分を小馬鹿にした憎っくき女警官をぎゃふんと言わせる絶好のチャンスなのだ。しかし、同時に組頭や、若や次郎の顔が頭にちらつくと、どうしたらいいかうろたえてしまう。
 (今、この縄を解いて女警官を解放してやったら、本当に、何も無かったことにしてくれるのだろうか。)
 マサは頑丈に由紀を括りつけた縄を解くには手っ取り早いと、鞄にいれてきたナイフを出してみることにする。由紀をそのままにして、ワゴン車に戻り、鞄を持ち出してくる。中身をごそごそやっていると、待ちかねた由紀が後ろから畳み掛けるように声を掛ける。
 「まだ、決心出来ないの。考えてる間はないわよ。今、すぐに解かないと考えを変えるわよ。」
 由紀はある意味、勝負に出たのだった。一気に畳み掛けるしかないと思ったのだ。しかしそれが裏目に出ることになってしまった。
 由紀に言われて余計に焦ってなかなかナイフが出てこない。代わりにマサの手に触れたのは、別のものだった。捕まえた由紀をじりじり悶えさせる為に用意してきた催淫クリームだった。以前に真穂が捕らえられてきた晩、朱美が真穂の淫部に塗って、さんざんに悶えさせたものだった。これもマサが若に断りもなく黙って持ち出したものだった。
 「うるさい。少しは黙ってろ。こっちだって、考えてるんだ・・・。ようし、少し頭を冷やしてどうするか考えてるから、お前も少しじっくり考えさせてやる。」
 そう言うと、鞄から催淫クリームの壜を取り出すと、蓋を開けてたっぷりと指先に取ると、もう片方の手で露わにされた由紀のショーツを片側に寄せて、その下の陰唇を剥き出しにさせると、指を突っ込んでクリームを塗りたくってゆく。
 「な、何をするの。いったい、どうするつもりなの。」
 急なマサの豹変に、由紀は慌てた。どんなものを陰部に塗りこめられているのか何も知らない由紀には想像もつかない。が、嫌な予感がしたことだけは確かだった。
 「あっ、止めてっ。い、嫌よ、そこは・・・。」
 マサの指が陰唇から会陰を通り越して、肛門の入り口にまで達したのを感じて、由紀は慌てた。身体を捩って逃れようとするが、手脚をがっしり丸太に留められていて、どうにもならない。かたくすぼめようと力を篭めるが、所詮、大股開きにさせられた格好のままでは力を多少篭めたところで、どうにもならなかった。
 「このままでちょっと頭を冷やしてろ。俺も向こうでどうするか考えているから。」
 マサは、由紀が何か言うと、考えもまとまらないと思って、由紀の口にガムテープを無理やり貼り付けてしまうと、由紀が振り向いてみれない死角の朽ちかけた製材小屋の奥のほうへ行ってしまう。

 股間の前後から迫ってくる強烈な掻痒感に、すぐに由紀は何を塗りこめられたのかを悟った。あそこの部分がかあっと熱くなってきただけでなく、どうにも我慢出来ない痒みが襲ってくる。指で思いっきり掻き毟って、何とか痒みを抑えたいのに、手脚の自由が利かない為、自分ではどうしようもないのだ。それがよけいにもどかしく、痒みを倍加させていた。と、同時に、あの部分がどうしようもなく、潤んできて、自分のものでなくなってしまったかのように、コントロールが利かなくなってきていた。掻痒感が、いいようのない快感にも思えてきそうな気がしてならなくなってくるのだ。
 (どうしよう。このままでは狂ってしまうわ。)
 由紀はくぐもった声しか出せないガムテープの下で、唇を必死で噛み締めて悶え苦しんでいた。

 由紀の口をガムテープで塞いで黙らせてから、独りになったマサは次第に冷静さを取り戻していた。
 (このまま何もしないで、解放してやることで、何も無かったことにして貰おうなどと思ってしまったが、やっぱりそんな訳にはゆかない。恨みを晴らさないではどうにも我慢ならない。思いっきり恥かしい目に遭わせて、その証拠写真を撮って脅せば、こっちを訴え出ることなど出来ない筈だ。そうだ。そうやって復讐してやるのだ。)
 そう思い出すと、さっきまで落ち込んでいたのが元気が出てきた。辱めてやるという思いから、萎えきっていた股間のモノが次第に硬さを取り戻してきていた。
 再び由紀の前に立つと、由紀のほうは目に涙を溜めて悶え苦しんでいる姿があった。股間の穴が堪らなく痒いらしく、それを何とかしたい思いで、もう何も考えられない様子だった。さきほどまでの勢いと元気は微塵も無かった。
 目の前にマサが立ったのに気づくと、由紀は懇願の眼差しで見上げてくるのだった。マサはゆっくりと近寄ると、口のガムテープを焦らしながら剥がしてやる。
 「お、お願い・・・。もう、狂いそうよ。何とか、なんとかして・・・。ああ、ああ、もう駄目っ。ああ、股が、股が、た、たまらない。ああ、嫌っ。もう、我慢・・・、我慢が出来ないっ・・・。」
 悶え苦しむ由紀の姿に嗜虐心が蘇ってくると、忽ち、マサの怒張は硬度を増し、びんびんに天を向いた。
 マサは掻痒感を募らせて身を捩る由紀の下半身に手を伸ばす。股間を態と外して、白い太腿の内股に触れ、そこからじわり、じわりと脚の付け根に向けて指を滑らせていく。マサの手の感触に、身体をびくりと震わせた由紀は、その次の展開を期待して、腰を浮かすかのように反応するが、手脚をしっかり括りつけられていて、自分からは身体を動かすことは出来ない。
 マサは内股にそって股間の中心に向ってゆっくり指を押し当てながら動かしてゆくが、脚の付け根ぎりぎりのところで、微妙に股間を外して下腹部のほうへ撫で上げる。痒みを癒して貰うのを外されたことで、余計にもどかしさを募らせた由紀は溜まらなくなって、つい声を出してしまう。
 「お願いっ、何とかして。いじわるしないで・・・。」
 「おXXこが痒いのか。慰めて欲しいか。太いもので突き刺して欲しいか・・・。」
 由紀は目に涙を溜めて、マサのほうに憐れみを請うように見上げた。
 「お願いです。もうこれ以上苦しめないで。おかしくなってきそう。もう駄目っ。」
 由紀が限界に近くなっているのを見たマサは、ニヤリとして、鞄に手を伸ばし、三脚にセットされたビデオカメラを取り出して、由紀の固定された場所のすぐ脇に据え付ける。
 「さあ、大きな声を出して頼むんだ。犯してくださいとな。」
 一瞬、由紀は顔を顰めたが、股間の疼きには変えられなかった。
 「お、お願いです・・・。私を、私を犯してください。」
 「ふふふ、どう犯して欲しいんだ。もっと具体的に言って見ろ。」
 焦らされている由紀には、冷静に言葉を選んでいる余裕はなかった。
 「お、おXXこに貴方のものを挿してください。は、激しく突いて痒みを癒してくださいっ・・・。は、早くう・・・。」
 最後はもう泣き叫ぶような由紀だった。それをもう一息焦らすマサだった。
 「俺様の何を挿して欲しいか、はっきり言うんだ。」
 「あ、貴方様の、・・・、ああ、貴方様のペニスですう。おちXXんを嵌めてください。ああ、もうこれ以上、我慢出来ません・・・。」
 マサの顔がにやりと歪む。大きく広げられた股ぐらを包んでいるショーツをぐいっと鷲掴みすると、力を篭めて引き千切る。ベリベリッと音がして、ショーツが布切れに変わるとベトベトに汁で汚れた陰唇が剥き出しになる。その中心に向って、一気に怒張した肉塊の切っ先を押し入れた。
 「あううっ・・・。」
 子宮の奥まで届くかというばかりに奥まで一気に挿入すると、マサは縛り付けられた由紀の腰を両手でがっしりと捉えると、腰を前後に振ってピストン運動を繰り返す。
 「あううっ、い、いいわ。も、もっと・・・。もっと、激しくう・・・。」
 陰唇の襞を肉棒で擦られる快感に、由紀は全てを金繰りすてて叫んでいた。
 激しく引きと突きを繰り返す度に、由紀の目はとろんとしてきて、白目を剥き始めていた。それに気づくと、マサは、一旦篤くなった肉棒を抜き去る。硬く屹立したその先からはつうーっと一筋、ぬめりを帯びた雫が垂れる。ペニスは付け根までが白く濁った愛液で濡れそぼっている。
 「い、嫌っ。やめないで。ああ、まだ、まだなのよお。抜かないでえ・・・。」
 まだ収まらない掻痒感に再び襲われて、由紀はおねだりを口走る。
 荒く息をついたマサは、一旦休みを入れる為に由紀の身体を放すと、バッグから缶ビールを取り出すと、プルトップを開けて一気にそれを飲み干す。
 「ふへえ、美味いぜ。特に一発やった後はな。へへへ、お前にも飲ましてやろう。さあ、呑め。呑むんだ。」
 マサはもう一缶取り出すと、蓋を開けて、由紀の口元へあてがう。
 「ぐふっ、ううう・・・。」
 無理やり呑まされたビールは、一部が喉元から胸元へこぼれて流れながらも由紀の口の中へ吸い込まれていく。マサがしっかり由紀の髪を捉えて放さないので、由紀はただ呑まされるまま、喉の中に押し込むようにして飲み込むしかなかった。あまりの興奮のうちにいきなり呑まされたので、由紀にはマサが何の為にビールなどを持ち出したのか思いやる余裕も無かった。
 「ぷはあ・・・。ぐびっ。も、もう呑めない。それより、は、早く突いて。おXXこに挿してえ。」
 いつまでも癒えない股間の掻痒感に、由紀はマサのペニスをおねだりする。由紀の懇願にマサは屹立したペニスの先をちょん、ちょっとと当てては放し、更に由紀を焦らす。
 「お願い、焦らすのはやめてっ。もう我慢出来ないのお。早く嵌めてえ・・・。」
 大声ではしたなくわめく由紀の声を聞いて、マサはさっきより更に怒張したモノをずぶっと奥まで差し込む。今度は深く挿したまま、腰を上下に振る。
 「あうう、ああ、いい。いいの。もっと、もっとよお。」
 由紀は髪を振り乱して愉悦に悦びの声を挙げてしまうのだった。
 あまりにあられのない声を挙げる由紀の様子に、マサもつい興奮し過ぎてしまった。元々持続力は強いほうではない。由紀を征服した悦びについ上り詰めてしまった。
 「うっ、駄目だ。」
 いきそうになるともうマサには止められない。いきなり股間から一物を抜き取ると由紀の顔面に向ける。マサ自身、これまで経験したことの無い勢いでペニスの先から白く濁ったスペルマが由紀の顔面を直撃した。由紀の目蓋から鼻筋にかけて、ドロリとしたものが流れる。
 それを感じた由紀は、一気に緊張の糸が切れたようだった。由紀の股間の襞の間からもちょろ、ちょろっと何かが洩れた。と思う間もなく、それはじょろじょろという流れに変わり、更に放物線を描いて宙を飛んだ。それを咄嗟に除けながら、マサも股間の一物に手を当てて先を由紀の顔面に再びつきたてる。
 「おおっ・・・。」
 ちょっとしごくだけで、我慢していた尿意が一気に解放される。まだ勃起の残ったペニスからは、勢いのついたゆばりが由紀の頬を直撃する。更にマサはペニスの向きを調整して、奔流の先を由紀の口元に変える。激しい奔流の直撃に半ば開いた口から歯をだして嗽のように濁流を受け止める由紀だった。その間も自分の股間からは同じ奔流がしぶきを上げながら放出が続いていた。

 マサの放尿のほうが先に終り、由紀の身体から離れた後も、勢いは失いながらもちょろちょろと由紀の股間から滴の垂れるのはなかなか終わらなかった。漸く滴が垂れるのが止まった途端、由紀は激しい慙愧の念に襲われた。あまりに惨めだった。ゆばりで洗い流されたのか、股間の疼きは収まってきていた。しかしそれと共に、取り返しのつかないことをしてしまったという罪悪感にさいなまれるようになっていたのだった。

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