妄想小説
狙われた優等生
第十五章 捕らわれた美沙子
網で自由な動きを封じられた美沙子の両腕を捉えて背中で括りあげてしまうのは、最早男達にとっては何の苦もなかった。後ろ手に戒めを受けたまま、男達に引き摺られて屋敷の中に連れ込まれた美沙子は、圭子たちを吊るす為に用意された天井の太い梁から下された縄に括りつけられ吊るされる格好になる。
「さっきはよくも邪魔をしてくれたな。きっちり落とし前を付けてやるからな。」
まだ竹刀を手に、吊るされた美沙子の真正面に立ちはだかった西尾が美沙子に折檻する事を告げる。しかし、美沙子は厳しい視線で西尾を睨みつけたまま怯えた様子さえ見せない。
「こんな形で自由を奪ってでなければ、女と遣り合えないのね。それも卑怯な手ばかり使って。私はどんな目に遭ったって、あんた等みたいな下司野郎には屈したりしないわ。」
「そんな強がり、何時まで言ってられるかな。楽しみだぜ。」
「痛めつける前に、思いっきり恥ずかしい思いをまずはさせてやろう。泣いて赦してくださいって言わせてやるぜ。」
「死んだってそんな事は口にしないわ。」
「ふん、どうだかな。それっ。」
西尾は手にした竹刀の先を美沙子のスカートの裾に絡めると、竹刀を腰の高さまで持ち上げる。美沙子はスカートを捲られて下着が覗いてしまうが、全く動じずに西尾を睨みつけたままでいる。
「スカートを捲られたぐらいで恥ずかしがるとでも思って?」
「もっとして欲しいって事だな。おい、誰かこいつのパンツを膝までおろしちまえ。」
西尾に命じられて、うれしそうに手下の男が美沙子のスカートの中に手を入れる。しかし美沙子は毅然とした表情を崩さない。スカートに突っ込まれた手が美沙子のショーツを掴み尻からするりと膝の上までおろされてしまう。すると一旦は引っ込めていた竹刀を再び美沙子のスカートの裾にからめ、上に持ち上げる。股間が覗くぎりぎりの高さまで竹刀の先を揚げると、西尾はその先を美沙子の股間に突き立てた。
「うっ・・・。」
軽い呻き声を発したものの、美沙子は依然として毅然とした表情を崩さず、西尾を睨みつけている。西尾は竹刀の先をこじるようにして美沙子の股間を責めるが、美沙子は唇を噛んだまま耐えている。
「なかなか強情な奴だな。少しぐらいのことでは動じないって訳か。圭子って先公みたいに尻に鞭でも当ててどこまで頑張れるかやってみるか。」
周りの男達は西尾の残忍なひと言に思わず生唾を呑みこむ。
「そんな事したって、私は平気よ。」
その言葉に、西尾も(そうかもしれない)と思い始めた。
「お前はあの先公と何処か似たところがあるみたいだな。そんならあれを見せてやるか。」
「貴方たち、何を使って高野先生に言うことを聞かせているの。」
「それを今から見せてやるよ。お前が助けてやったかおりって奴の哀れな姿をな。おい、誰か俺の部屋へ行ってカセットテープと写真を持ってこいや。」
暫くして吊られたままの美沙子の前床に何枚もの写真がばらまかれる。最初に写っていたののは高野圭子が音楽室でオナニーを強制させられている写真だった。西尾たちのペニスを咥えさせられているものもある。その後並べられたのは西条かおりのものだった。更にはカセットデッキから高野圭子を助ける為に自分から男たちの餌食になりますと言わされている宣言の音声。それに続いてかおりの悲鳴が延々と流れる。
「こんなもので先生を脅していたのね。許せないわ。私に何かするならまだしも、かおりはとても繊細な子なのよ。こんなものが出回ったら自殺しちゃうかもしれない。そんな事絶対させない。」
「そんな手も足も出ない格好でまだ強がっているのか。それじゃあ試してみようか。かおりって奴がどれだけ繊細か。学校の掲示板にこの写真を貼り出して反応を見てみるか。」
「駄目よ。そんな事しては・・・。私が代わりになるから。それだけは止めて。」
「お前が代わりになる。そんな度胸がどこまであるっていうのか試してやろう。おい、この写真とテープを俺の部屋に戻しておけ。大事な品だからな。部屋にはこの鍵をちゃんと掛けておくんだぞ。」
そう言って西尾は手下の男達に部屋の鍵を渡すと、圭子とかおりの恥ずかしい写真を集めさせ、部屋へ持ってゆかせる。
「さてと、お前が代わりになると言ったな。その証拠を見せて貰おうか。みんなお前の縛られた姿をみて、あそこをうずうずさせているんだ。かおりの写真を貼り出すのを止めて欲しければ俺たちの言うことを全部聞くんだ。まずは手始めにこいつら全員にフェラチオをして貰おうか。」
西尾の言葉に男たちは一斉に歓声を上げる。
「さ、誰からにする。チンポが一番勃起した奴からやらせてやるぞ。」
男達はお互いに目配せしあっている。さすがに皆の前で陰茎を出すのは恥ずかしい様子だった。
「ち、ちょっと待ってくれ。」
声を挙げたのは最初に美沙子の小手打ちを喰らった男だった。まだ勃起出来ていないのか、皆に背を向けてズボンのチャックを下し、ペニスを自分でしごき始めた。
「おい、この女を吊っている縄を少し緩めて膝を付けるぐらいに下げてやれ。吊り上げたままじゃ、チンポを咥えられないだろ。」
西尾に言われて、すぐに手下の一人が天井の梁から美沙子を吊っている縄のもう一方の端を解き、ゆっくりと緩め始める。美沙子は観念して目を瞑って膝を付く。
「おい、俺のほうが先にチンポが立ったぜ。俺からやらしてもらうぜ。」
声をあげたのはさっき美沙子から手痛い一撃を喰らったもう一人のほうだった。すでにズボンとトランクスを膝まで下げている。その男の股間には屹立した一物がそそり立っている。
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