パンツ嗅がせ

静香への折檻



 十一

 「ここに居る全員が、アンタがパンツを被るところ、観たいって言ってるんだよ。赦してくださいって言ったって、皆が納得しないわよ。」
 そう言った後、朱美は静香の耳元に口を寄せ、皆には聞こえないように何か囁いたのだった。
 「え? そ、そんな事・・・。」
 「別にいいのよ、嫌なら。どうする?」
 「・・・。」
 静香は暫く首をうなだれた後、唇を噛みしめながら顔を上げた。
 「みなさん。でしたら、代わりに私が今穿いているパンツを差し上げます。それで赦して貰えないでしょうか。」
 静香の口から出た、いや、言わされたひと言に会場がまたどぉーっとどよめく。
 「ねえ、みんな。静香ちゃんからのお願いよ。この人、男たちのパンツがどうしても嫌なんですって。だから自分が代りに脱ぐからそれで赦してっていうの。どうする、みんな?」
 「おーっ。パンツ、脱がしてやれっ。静香をノーパンにしろーっ。」
 「静香、えらいっ。自分からノーパンを望むなんて。やれやれ。」
 「男のパンツはもういいよ。それより、静香のパンツだあ。」
 観衆は静香がノーパンになると聞いて、いよいよ盛上る。
 「あんたたちも、それでいいの?」
 朱美はノーパンになっていた二人の男たちにも訊いてみる。
 「みんながそう言ってるんだからな。その代り、脱がすのは俺たちにやらせてくれよな。」
 「あら、いいわよ。みんなの代表ってことで、二人でやんなさいよ。みんな、聞いた? この二人がみんなの代表で、静香ちゃんのパンツ脱がすんですって。いいわよね? そう。じゃあお願いするわ。そのアンタたちのパンツは取りあえずポケットにしまっといてね。じゃ、みんなによく見えるように静香ちゃんの両脇にしゃがんで。スカートの中、覗いちゃ駄目よ。いい?」
 観衆の前でパンティを脱がされることになってしまった静香は、顔を下に向けて表情を見せない。汚れた男たちの下着を口に含ませられたり、顔に被されたりするよりは、よっぽどマシなんだと何度も心の中で自分に言い聞かせているのだった。
 「さ、静香ちゃんのスカートの中に両脇からゆっくり手をいれて。余計なところ、触っちゃ駄目よ。腰骨のところでパンティの端をしっかり掴んで。いい? 準備出来た? そう。じゃあ、静香ちゃんのほうは覚悟はいいわね。」
 そう言って朱美は顔を下に向けて俯いている静香の顎をしゃくって、無理やり顔を上げさせる。その静香の眦にはうっすらと口惜し涙が浮かんでいる。
 「よおし。じゃ、パンティを引き下げて。ゆっくりとよ。じっくり楽しみながらやりましょ。」
 二人の男が掴んだパンティが両端からじわじわと下に向けて引き下げられていく。やがて、ミニスカートの裾から弛んだ布きれの端が露わになってくると観衆の歓声が一層大きくなる。

静香

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